二宮和也 日曜劇場主演 異例「続編だけど違う役」で「ブラックペアン シーズン2」

2024年5月12日(日)4時0分 スポーツニッポン

 TBSは12日、7月期の日曜劇場(日曜後9・00)で俳優・二宮和也(40)主演の「ブラックペアン シーズン2」を放送すると発表した。

 2018年4月期に二宮主演で放送された日曜劇場「ブラックペアン」の続編。

 原作は、海堂尊氏の小説「ブレイズメス1990」「スリジエセンター1991」(講談社文庫)。日本の医療問題を、エンターテインメントを通して提起し続けてきた海堂氏の“バブル3部作”と呼ばれる「ブラックペアン」シリーズは累計発行部数160万部を突破しており、ファンからも熱烈な支持を受けている。

 シーズン1から6年後の物語を描き、二宮が演じるのは、人も金ももてあそぶ悪魔な世界的天才外科医・天城雪彦。

 シーズン1では、天才的な手技(縫合技術)を持つ外科医・渡海征司郎を演じ、見事な手捌きやダークヒーローぶりでその演技力を絶賛された二宮。今作で演じる天城はオーストラリア・ゴールドコーストのハートセンターに長年勤めており、手術の技術は天才的で、心臓冠動脈バイパス術の世界的大家。ダイレクト・アナストモーシスという手技ができる唯一の医師であり、敵対する医師をも魅了していく人物だ。

 一方で、天城の手術を受けるにはシャンス・サンプル(二者択一)の運試しに勝つしかなく、掛け金としてその人の財産の半分までも要求するため、医師の間では“ディアブル(悪魔)”と呼ばれている。さらに6年前に東城大学医学部付属病院にいた渡海と瓜二つの出で立ちであるが…続編でありながら、新たな役“天城雪彦”を演じる二宮。渡海よりも金の亡者な天城をどう演じるのか期待が高まる。

 また、シーズン1に出演していた馴染みのメンバーが再集結。研修医から心臓血管外科医となった世良雅志役の竹内涼真、看護師・花房美和役の葵わかな、渡海と対立関係にあった高階権太役の小泉孝太郎、東城大の病院長に就任した佐伯清剛役の内野聖陽が続投する。

 同局を通じてコメントを寄せた二宮は、6年ぶりの「ブラックペアン」について「昨年の夏頃にお話があり、『同じキャストが集まれるなら』という話をしていました。出演者がまるっきり変わってしまう続編だと、前作を楽しんでくれた人が楽しめなくなると思いましたし、僕もさすがに誰もいないと寂しいので。その後すぐに制作が決まって、ふたを開けてみたらみんなは同じ役なのに僕だけ違う役っていう(笑)」と苦笑しながらも「なので、続編ですが新鮮さがすごくありますね。シーズン2の追加キャストという気分で皆さんのことを見ています(笑)。ですが、そういう中で作品としての統一感は必要なので、話し合いながら進めています」と語った。

 続編だが、前回と違う役柄に「前作の渡海先生とは違い、もう少しライトというかポップな感じになっていくのかなと思います。髪の毛の色もそうですしね。シーズン2から登場するキャラクターなので、もはや僕はシーズン2から出る人みたいなものです(笑)」と心機一転臨んでいる様子。

 「ブラックペアン」シリーズの魅力について「僕にとっての一番の魅力は、原作者の海堂尊先生がすごく優しいところ。作品もすばらしいですが、先生のお人柄が僕はとても好きですね。だからずっと続けていけるし、先生がドラマをご覧になったときに楽しんでもらえる作品にしたいなと思っています」。

 前回出演メンバーが再集結し、「ほとんどの方がこの6年の間に別の現場や食事などでもご一緒していますし、お互いに何をしてきたかもわかっています。そういう中でこうして続編でまた集まれるというのはうれしいですね。撮影自体は緊張感があってハードですが、現場でオフのときは楽しくいたいとみんな思っていると思うので、今回も仲良く過ごせると思います」と“再会”を喜び、「前作を超えるようなハラハラ・ドキドキもそうですが、前作から続いているストーリーもありますので、前作を見た方もそうでない方も楽しんでいただけると思っています」と自信を見せた。

スポーツニッポン

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