古市憲寿氏 選択的夫婦別姓や同性婚への反対に疑問「一部の人の思想や利権を守るための政治って...」

2025年5月12日(月)12時54分 スポーツニッポン

 社会学者の古市憲寿氏(39)が12日、自身のX(旧ツイッター)を更新。選択的夫婦別姓や同性婚などの議論について言及した。

 「『選択的夫婦別姓に反対』『同性婚に反対』『ライドシェア反対』とか、一部の人の思想や利権を守るための政治って何なのかなと思う」と疑問を呈し、その理由について「社会保障とか、年金とか、『誰かを守ると誰かが損をする』ような社会改革が論争になるのは仕方ない。古今東西、資源分配ってのは揉めるものだから。だけど選択的夫婦別姓とか同性婚とか、ライドシェアとかは、それが解禁されたことで、不利益をこうむるひとはほとんどいないよね。そんなイッシューに関して、長々と議論する意味が本当にわからない」とした。

 そして「日本で選択的夫婦別姓や同性婚ができるようになったとして、幸福度があがるひとはたくさんいるだろう。少なくとも何十万人、何百万人単位でいる。だけど、それによって耐え難い苦痛を感じるひとはどれだけいるのか。自分の人生に全く関係ないひとの選択肢が増えることで、不幸になるって、どんだけ性格が悪いんだって思うよね笑」とし、「もしそれで日本の伝統が崩れるとかいうなら、勝手に自分の信じる伝統にのっとった生活でもしていればいい(いつの時代に戻りたいか知らないが、そしたら苗字も持てなくなりそう)。逆に僕も、そういうひとの生活を止めようなんて思わない。生き方はみんな自由。誰かの自由に干渉できるのは、自衛のためだけ。近代の自由な社会の大原則」と指摘。

 そのうえで「ライドシェアも既存のタクシー会社にはダメージだろうが、圧倒的に多くのひとは交通手段の選択肢が増えて便利になる。優秀な運転手さんにとってはもっと稼ぐ手段ができる。この国に、他人の自由を喜ぶひとが増えて欲しいなあと思う」とつづった。

スポーツニッポン

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