中居正広氏 本紙取材では性暴力当初から否定していた 代理人弁護士反論「強制的な性的行為は確認されず」
2025年5月12日(月)18時34分 スポーツニッポン
中居正広氏の代理人弁護士は12日、フジテレビの第三者委員会の調査報告書について反論した。「一般的に想起される暴力的または強制的な性的行為は確認されなかった」として第三者委員会に証拠の開示を請求すると明らかにした。「中居氏の人権救済のため」としている。
本紙の取材では、女性とのトラブルをフジテレビが把握し、同局が中居氏へ聞き取りを行った当初、中居氏は無理矢理ではなかったという認識だったことを主張し、暴力的または強制的な性行為を否定していた。その後、示談となったが、当初は主張の相違があった。
この日の代理人弁護士は、第三者委員会の調査報告書について「性暴力という認定を行うにあたり、WHOの広義な定義を使用していますが、日本語としてその言葉が持つ凶暴な響き・イメージには何ら留意することなく、漫然と使用しました」と批判。「その結果、中立性・公立性に欠け、一個人の名誉・社会的地位を著しく損ない」とし第三者委員会設置の目的や委嘱事項から「大きく逸脱したものとなっており」と指摘。「極めて大きな問題があると思料いたします」とした。