ベッキーのテレビ復帰に「謝罪会見」は必要なのか〜「視聴者の皆様、不快感を与えてごめんなさい」?

5月13日(金)0時10分 messy

ベッキーInstagramより

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 5月13日放送予定の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)に、芸能活動休止中のベッキー(32)が出演し、テレビ復帰することをTBSが発表した。ゲスの極み乙女。の川谷絵音(27)との不倫関係が騒動になったのが今年1月初旬。1月30日放送の『にじいろジーン』(フジテレビ系)以来、104日ぶりのテレビ出演となるようだ。不倫騒動については、番組の冒頭でベッキーが謝罪する予定だという。

 「週刊文春」(文藝春秋)に、川谷とのLINEのやりとりや、ホテル個室でのツーショット写真などが掲載され、既婚者である川谷が妻と別れるようベッキーが催促していたことなどもLINE文面から明らかになり、彼女は大バッシングを受けた。「文春」発売直前に自ら開いた記者会見では「友人関係でしかない」と強調したものの、翌週以降も同誌が継続して彼らが不倫関係にあった証拠を掲載したため、世論の批判はどんどん強まり、特にタレントイメージが重視されるCMはすべて降板となった。休業前はラジオ含め11本のレギュラー出演番組を抱えていたが、それもいったんすべてがゼロに。

 その後、4月に「文春」誌上で、謝罪の気持ちを綴った手紙が公開され、川谷夫妻の離婚成立も発表となり、今回の復帰。芸能界の常識としてはスムーズな流れなのだろうが、まだベッキー憎しの騒音がネット上で飛び交い、すっかり叩かれ要因扱いされている。オリエンタルラジオの中田敦彦はワイドショーで「まだ不倫してましたと認めてない。それを認める謝罪会見を開くべき」と提言した。

 ベッキーがあらためて“謝罪”会見を開くとして、何が求められているのだろうか。「不倫しました。奥様ごめんなさい。ご迷惑をかけたスポンサーさん、テレビ局関係者さん、タレントさん、ごめんなさい。視聴者の皆様、不快感を与えてごめんなさい」という全方位への謝罪が適当なのか。前出の「文春」掲載された手紙には、川谷の元妻へのお詫びと、「文春」記事を否定したことへの謝罪が綴られていた。しかし各テレビ局関係者やスポンサーへ詫びるとしたら、それこそマスコミ記者を招いての記者会見ではなく、個々に足を運び頭を下げるのが最善だろう。不倫相手の元妻に対してだって、相手は一般女性であるし、マスコミを通じて謝罪する話ではない。友人関係にあるタレントたちには直筆の詫び状を送ったとされている。では残るところは、「視聴者の皆様、不快感を与えてごめんなさい」だ。



 実際問題、今の状況でベッキーは「視聴者の皆様」に謝罪しておいたほうがいいのかもしれない。なぜなら彼女が芸能界で10年以上にわたり築き上げてきたキャラクターが、「不倫」などという「ふしだらな」恋愛に溺れない、真面目で溌剌とした自律的な女性像であり、おそらく復帰後もそのままだからである。これまでの彼女がテレビで見せてきたすべてが虚像だったとは言えない。真面目で溌剌とした自律的な女性であるし、一方で、恋愛対象に甘えたり、略奪愛を画策する自己中心的な側面もある、それだけのことであろう。どちらが本性だとか、裏の顔だとか、そういうことではないはずだ。

 しかしベッキーはテレビで「使える」キャラクターであるために、前者の部分しか表に出さず、後者のような女性像には否定的だった。だからこそ嘘つきだとしてお祭り騒ぎのようなバッシングを受けた。彼女自身の両義性を、本人が受け止めていなかった可能性もある。

 今回、ベッキーが受けたバッシングや、数年前の矢口真里への批判を見ても、芸能人が「真面目ぶること」のハイリスクぶりは明らか。以前のような枠組みのキャラで復帰しないほうが堅実ではないかと思うが、そのうえで、彼女およびマネジメント側が、真面目で溌剌〜のイメージを再度固めたいのならば、「視聴者の皆様」へ向けた謝罪と説明が必要なことは間違いない。たとえ土下座したところで「許さない!!」と息巻く人や、彼女を起用する番組やスポンサーに抗議する人はいるのかもしれないが、そうした個人攻撃はまた別の話だ。

(清水美早紀)

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