「ブレーザー」蕨野友也、「アーク」戸塚有輝に『ウルトラマン』バトンタッチ 「デッカー」松本大輝もサプライズ

2024年5月13日(月)21時35分 マイナビニュース

映画『ウルトラマンブレーザーTHE MOVIE 大怪獣首都激突』のグランドフィナーレ舞台挨拶つき上映会が12日に東京・丸の内ピカデリーにて開催された。ステージには『ウルトラマンブレーザー』のメインキャストが集合し、新シリーズ『ウルトラマンアーク』(7月6日より放送開始)への引き継ぎが行なわれた。
2023年7月8日からテレビ放送を開始した『ウルトラマンブレーザー』は、特殊怪獣対応分遣隊「SKaRD(スカード)」の隊長ヒルマ ゲントと4人の個性的な隊員たちが、地球上に迫りくる巨大怪獣の猛威から人々を守り、特戦獣アースガロンなどの特殊装備を用いて戦う物語。SKaRD隊員、そして自分自身が絶体絶命のピンチに追い込まれたとき、ゲントの腕に「ブレーザーブレス」が現出。そこに「ブレーザーストーン」を装填することにより、彼は身長47メートルの巨人・ウルトラマンブレーザーへと姿を変える。
○■映画『ウルトラマンブレーザーTHE MOVIE 大怪獣首都激突』グランドフィナーレ舞台挨拶
今回は『ウルトラマン』シリーズの作品世界を重んじ、キャスト陣はみな「劇中人物」となって、客席の子どもたちへメッセージを送った。ステージにはまず、ヒルマ ゲント役の蕨野友也、アオベ エミ隊員役の搗宮姫奈、ミナミ アンリ隊員役の内藤好美、バンドウ ヤスノブ隊員役の梶原颯が登壇。SKaRDメンバーにはもう一人、ナグラ テルアキ副隊長役の伊藤祐輝がいるのだが、今回は残念ながら登壇が叶わなかった。ゲント隊長(蕨野)はこの状況について「テルアキはさっきまで一緒にいたんだけど、丸の内に複数の小型ゴンギルガンが確認されたため、調査に向かっているんだ」と説明。徹底して『ウルトラマンブレーザー』の世界観を大事にする姿勢でイベントに臨んだ。
映画『ウルトラマンブレーザーTHE MOVIE 大怪獣首都激突』の「好きなシーン」を尋ねられた蕨野は「家族や隊員たちと一緒にご飯を食べるラストシーン」、搗宮は「私の決めゼリフ『地獄に帰る時間だよ!』を叫ぶシーン」、内藤は「虫嫌いのアンリが、虫の怪獣タガヌラーを車でドーンと攻撃したり、頭をパコーンと蹴ったりするところがお気に入り」、梶原は「ジェットパックを背負って僕が飛行したところ!」と、それぞれが印象的だというシーンを挙げ、笑顔を見せた。メンバーはみな、日本だけでなく海外の『ウルトラマンブレーザー』ファンに会うため各地をめぐっており「日本も海外も、好きなものに対する熱量、パワーがものすごい(搗宮)」と、みなそれぞれファンの熱い応援を受けて、感動したことを明かした。
次の質問は「見終わったあと、焼肉が食べたくなる映画だとSNSで評判の本作。みなさんの好きな焼肉の“部位”は?」というもの。内藤は「タン」、搗宮は「ハラミ」、梶原は「カルビ」、蕨野は「ランプ」と、見事に別々の部位を挙げ「ハラミってどのあたりだろう? ここらへんじゃない?(蕨野)」と、ジェスチャーを交えながら牛肉の部位を示し、撮影で仲良く食べた焼肉の思い出をふりかえった。
○■新番組『ウルトラマンアーク』の主人公・飛世ユウマを演じる戸塚有輝が登場
続いて、2024年7月6日より放送される新番組『ウルトラマンアーク』より、怪獣防災科学研究所「SKIP(スキップ)」調査員、そしてウルトラマンアークに変身する主人公・飛世ユウマを演じる戸塚有輝が登場。呼び込みの際にはSKaRD隊員たちが「初対面だから、どう呼んだらいいか」と相談し、蕨野の「飛世さん、では固いから、ユウマくんでいいじゃないか」という提案を受け、客席のファンたちと一緒に「ユウマくん!」と呼びかけることに。みんなの呼び声を受けて、戸塚はさっそうと走りながらステージに登場。あまりに勢いが強すぎて、蕨野を追い越して内藤のところまで来て、周囲を慌てさせた。
戸塚はフレッシュそのものの笑顔を見せながら「ウルトラマンブレーザーでみなさんが楽しかった、カッコよかった、面白かった、と思った部分をそのまま、ウルトラマンアークに引き継いでいただけるよう、胸を張ってやってきました!」と、『ウルトラマンブレーザー』に負けない作品にしたいという大きな抱負を語った。
SKaRDメンバーと対面した戸塚が「みなさん美しく、たくましく、カッコいい。マッチョなところがすばらしい!」と身体能力高めな面々を称えると、内藤から「じゃあ、私たちの訓練に参加してください」とリクエスト。蕨野は「ハードな訓練もいいけど、まずはSKaRD体操じゃないかな」と提案し、戸塚を含む登壇者全員でSKaRD体操を行うことに決定。戸塚は「SKaRD体操はさきほど特訓してきましたから、バッチリです」と自信まんまんの構えを見せた。『ウルトラマンブレーザー』主題歌「僕らのスペクトラ」に乗せ、ウルトラマンブレーザーの特徴的なアクションを体操に置き換えたアクティブなSKaRD体操の実演が行なわれた。
○■『ウルトラマンデッカー』松本大輝が完全サプライズで登場
SKaRD体操が終わったタイミングで「ごめんください〜、お届けものです」という明るい声と共に、『ウルトラマンデッカー』でGUTS-SELECT隊員アスミ カナタ=ウルトラマンデッカーを演じた松本大輝が駆けつけた。松本の出演は客席のファンはもちろん登壇キャストにも知らされておらず、完全サプライズだったため、それぞれの新鮮なリアクションが見られた。
松本は「ビルの下にいた、短髪で目の大きい人から伝言を頼まれた」と言いながら、テルアキ(伊藤)からの手紙を代わって読む役割を担った。伊藤の手紙には「SKaRDの活動をみなさんにお伝えすることは、今日が一区切りになり、寂しいですが、『ウルトラヒーローズEXPO』や『かいじゅうアカデミー』など、たくさん応援をしてくださって嬉しかったです。これからもSKaRDは力を合わせて、みなさんがいつまでも笑顔で暮らせるよう、地球の平和を守り続けます」と書かれており、約1年間にわたってウルトラマンブレーザーとSKaRDを応援してくれた子どもたちへの感謝の思いがつめこまれていた。
と、ここで搗宮、内藤、梶原が「ゴンギルガンに苦戦するテルアキを援護」するため、一時的に離脱。ステージに残った蕨野、戸塚、松本には、変身アイテムを手にしての「生変身」がリクエストされた。蕨野=ゲントは客席の子どもたちに「ここにいる俺たちだけの秘密。守れたなら変身しよう!」と言って両脇の2人に変身をうながし、「輝けフラッシュ!(松本)」「走れ、ユウマ!(戸塚)」「俺が行く!(蕨野)」と、それぞれのアイテムを作動させ、決めゼリフを叫んだ。すると、まばゆい光を受けてウルトラマンブレーザー、ウルトラマンアーク、ウルトラマンデッカーが登場し、勇ましいファイティングポーズを取った。
最後の挨拶で戸塚は「『ウルトラマンアーク』では、いろいろと楽しいことが待っています。これから1年間、僕もアークと一緒に走り抜いていきたい」と抱負を語った。そして松本は「ユウマ、1年間地球を任せたからな! ちゃんとした後輩ができたぜ!(笑)」と、ブレーザーの蕨野が「年上の後輩」だったことを受け、年齢が下の後輩ウルトラマンが誕生したことに喜びを見せると、すかさず蕨野から鋭いツッコミを入れられて苦笑する場面があった。梶原は「アークにバトンタッチして、ブレーザーが終わっちゃうのは正直寂しいです。でも、夢が叶ったこの1年間、毎日が楽しく幸せでした!」と、念願の「ウルトラマンシリーズ」出演を果たしたことへの感謝を改めて語った。内藤は「SKaRDに配属されてから、一生を共にできる大切な仲間と出会えたことが何よりも嬉しかった」と、時おり感極まって言葉を詰まらせながら、かけがえのない仲間と出会えたことへの喜びを伝えた。搗宮は「最高で幸せな時間でした。みなさんが光の戦士に活力を貰っていたことを知り、私もがんばろう! って思えました。ほんとうに、幸せな時間をありがとうございました」と、人々の心に希望と勇気をくれるウルトラマンという存在の素晴らしさを改めて確認し、作品を応援してくれたファンや仲間たちと過ごした時間に心から感謝を示した。
最後にマイクを握った蕨野は「始まりがあれば終わりがあります。俺たちは俺たちの物語をつむぎ、戦い抜きました。これからは『ウルトラマンアーク』のユウマが、彼の物語をつむいでいくことでしょう。だがこれで終わりじゃない。俺たちはそう願っています。ウルトラマンアークにもしも何かがあったら、助けに行きたい! みなさんの声があれば、俺たちは帰ってきます。引き続き、どうぞよろしく。また会おう!」と、これから活躍をはじめるウルトラマンアークとユウマ(戸塚)に力強いエールを贈りつつ、ウルトラマンブレーザー、そしてSKaRDメンバーもまだまだ健在で、新たなる戦いの物語をファンの方々に見てもらいたいという強い意欲を示しながら、イベントを締めくくった。
(C)円谷プロ (C)ウルトラマンブレーザー特別編製作委員会

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