80歳・吉永小百合、撮影のために“人生初”のピアス「今回の役に没頭するためには開けようと思って」
2025年5月13日(火)15時30分 オリコン
撮影のためにピアス開けたことを明かした吉永小百合 (C)ORICON NewS inc.
日本を代表する女性登山家・田部井淳子さんの実話をもとにした物語。“女性だけで海外遠征を”を合言葉に女子登攀クラブを設立し、1975年にエベレスト日本女子登山隊の副隊長兼登攀隊長として、 世界最高峰のエベレスト(ネパール名:サガルマータ、 中国名:チョモランマ)の女性世界初登頂に成功した田部井さん。その後も飽くなき挑戦は続き、生涯で76ヶ国の最高峰・最高地点の登頂に成功した。
そんな、日本を代表する偉大な女性登山家・田部井淳子さんの実話をもとに、エベレスト女性初登頂から、晩年の闘病、余命宣告を受けながらも亡くなる直前まで山に登り続けたその勇壮な生涯を壮大なスケールで描く。
主人公の女性登山家・多部純子を吉永は務める。阪本順治監督は「吉永さんが架空の名前になってますけど、田部井淳子さんをアプローチために準備中に1つなされたのは、田部井さんは後年ピアスの穴を開けてらした。で、吉永さんもクランクイン前にピアスの穴を開けられました」と明かされた。この日も吉永はピアスを着け「田部井淳子さんの本物をいただきまして、今日着けさせていただきました」と笑顔を見せた。そして「この役は開けるしかないと思いましてやりました。大変だったのは、1ヶ月間泳いじゃいけないって皮膚科の先生に言われて…。泳がないのは、私にとってとてもつらいことだったので、それを我慢しました」と苦笑いを浮かべながらも「時代劇の場合、ピアスの穴はいけないのかなと思うんですけど、この年齢になって時代劇はもしかしたらオファーがないかもしれないし、とにかく今回の役に没頭するためには開けようと思ってやってきました。そして、すごく解放されたようないい気持ちに今なっております」と初の経験に心境を明かしていた。
また、多部純子の青年期をのんが演じる。純子と共に山に登り、献身的に寄り添う夫・多部正明役を佐藤浩市が、純子の山仲間で親友の編集者・北山悦子役を天海祐希が演じることは発表されていたが、純子と正明の長女・多部教恵役を木村文乃、長男・多部真太郎役を若葉竜也、正明の青年期を工藤阿須加、悦子の青年期を茅島みずきが演じることが解禁となった。