「1987年の河合奈保子」秘蔵写真に石破茂氏が感慨

5月14日(日)7時0分 NEWSポストセブン

1987年の河合奈保子、秘蔵写真を大公開

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西城秀樹の妹」としてデビュー、アイドルとして一世を風靡した河合奈保子。『女性セブン』の地下倉庫で、1987年の彼女の秘蔵写真を発掘。河合奈保子の思い出について、彼女の歌を全曲歌える石破茂代議士が特別寄稿した。


 * * *

 私にとって河合奈保子は、夢中になった「最後のアイドル」です。彼女が「西城秀樹の妹」としてデビューした時、私はもう23歳。彼女は16歳だったから、“恋人”というより可愛い“妹“のような存在でしたね。


 最初の印象は裏表がなさそうで、「性格が良さそうな娘だな」と思った。でも彼女のことを知るうちに、「音楽性」に惹かれるようになりました。歌唱力が抜群で、明るい歌からしっとりした歌まで幅広いジャンルを歌える人だった。


 私が特に好きだった曲が2曲あります。1曲目が明るくてノリの良い『エスカレーション』(1983年)。今でも、夏になると歌いたくなりますね(笑い)。もう1曲は、打って変わって大人のしっとり感を感じさせた『ハーフムーン・セレナーデ』(1986年)。彼女自身で作曲して、ピアノを弾きながら歌う姿がとても良かったですね。


 今回掲載された1987年の頃の写真もそうだけど、この頃には彼女も「大人の女性」になっていた。単に天真爛漫なアイドルで終わらず、美しい大人に変わっていったところにも魅力がありました。


 彼女が私にとって他のアイドルと違って特別なのは、「辛い時期」を支えてくれた存在だったというところにあります。


 私は1986年の7月に29歳で国会議員になりましたが、その2年ほど前から地元・鳥取で挨拶廻りをしていました。当時は運転手もいなくて、来る日も来る日も自分で運転しながら1日に何百軒と挨拶していたんです。若造だった私は「お前に入れる票はここにはねえぞ」などと、厳しいことも言われました。その時に、車の中でいつも聴いていたのが河合奈保子だった。その明るい歌声に元気を貰っていました。


 だからか、今もたまに出張先で急に聴きたくなったりするんです。最近は便利な世の中になったから、ユーチューブで動画を観ながら彼女の曲を聴いています(笑い)。議員仲間でカラオケに行く時にも歌いますよ。


 今回の写真では着物姿が良いですね。私はグラマーな水着姿より断然、爽やかな服装の方が似合っていると思う。


 休業してからも、彼女は当時の美しい姿と声のままいつまでも私の心に「永遠のアイドル」として残っています。


◆河合奈保子(かわい・なおこ)1963年7月24日生まれ。大阪市出身。1980年「HIDEKIの弟・妹オーディション」で優勝し、同年『大きな森の小さなお家』でデビュー、日本レコード大賞新人賞を受賞。翌年『スマイル・フォー・ミー』でNHK紅白歌合戦に出場するなどトップアイドルとなり、計36曲のシングルをリリース。1996年の結婚を機に活動を休止した。今回は、『女性セブン』(小学館刊)が撮影した写真を保管する地下倉庫から発見された貴重写真を特別に掲載した


■撮影/崎原朝之


※週刊ポスト2017年5月19日号

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