『未解決の女』原作・麻見和史がドラマレビュー 第5回 鈴木京香の演技で「理沙は見事に命を吹き込まれました」

5月18日(金)18時2分 マイナビニュース

女優の波瑠が主演するテレビ朝日系ドラマ『未解決の女 警視庁文書捜査官』(毎週木曜21:00〜)。原作の麻見和史氏は、映像化された作品をどう見たのか。 17日に放送された第5話をチェックしていく。

第5話では、5年前の手術で体内に残留したと思われる「モスキートペアン」が原因で、厚生労働省の官僚が死亡。この"医療ミス"との関連が疑われる"5年前の未解決事件"の存在が再浮上する。朋(波瑠)や理沙(鈴木京香)が調べていくうちに、朋の命の恩人で、官僚の手術にも関わった医師・松河森次(宮迫博之)が登場するという展開。

麻見氏は「警察ドラマと医療ドラマを組み合わせた、とても贅沢なものとなりました」と感想を述べ、「どちらも人間の生や死を扱うため緊迫感がありますし、登場人物の抱えるさまざまな問題を浮き彫りにすることで、良質なエンターテインメントに仕上がるのではないかと思います。今回のストーリーはかなり奥の深いものになっていました」と話す。

第5話では過去の放射線技師の死がクローズアップされ、森次の兄・正一(植草克秀)への疑いが生じていた。麻見氏は「5年前、手術室という密室の中でいったい何が起こったのか? 秘密を探っていく過程には医療サスペンスを見るような面白さがあります。それが警察ドラマの枠組みの中で描かれるわけですから、非常に刺激的な作品となりました」と振り返った。

また、「朋と森次の恋愛模様が描かれる可能性がある、とわかってきて驚きました。まさか、あの体育会系刑事の朋にそんなチャンスが訪れるとは! まったく予想外のことでしたが、それだけに目が離せませんでした」と、事件以外の部分も気になったようだ。

登場人物についても、麻見氏は「もともと変わり者だった理沙も、最近はコミュニケーションを重視するようになったと感じます。部屋で文書を読んでいるのが好きだと言っていましたが、このところ外に出て捜査する機会が増えてきました」と感想を述べる。

「理沙といえば『文字の神様が降りてきた!』という決めゼリフがありますが、原作小説でも『来ましたよ、文字の神様が!』というセリフが出てきます」と麻見氏は明かし、「事件の筋を読むためには、ある種のひらめきが必要で、そのひらめきを得るためにドラマの中で理沙はアロマを焚き、普段から感覚を研ぎ澄ましているのでしょう」と分析。

理沙を演じる鈴木についても「一風変わった刑事・鳴海理沙を、鈴木京香さんはうまく演じてくださっています。鈴木さんの演技によって、理沙というキャラクターは見事に命を吹き込まれました」と絶賛していた。

24日放送の第6話では、朋の高校時代の同級生・千鶴(板野友美)が殺されてから6年。朋は同窓生の磯野(柳下大)から、この未解決事件の犯人がSNSの同窓会グループのメンバーの中にいる、との推理を聞かされる。ところが3日後、今度は磯野が何者かに殺されてしまう。やがてSNSの書き込みを精査した理沙は、ある暗号を見つける。

原作シリーズ: 麻見和史「永久囚人 警視庁文書捜査官」(角川文庫/4月25日発売)

マイナビニュース

「ドラマ」をもっと詳しく

「ドラマ」のニュース

トピックス

BIGLOBE
トップへ