「ヒデキ、カンゲキ」カレーを国民食にした西城さん

5月18日(金)7時55分 日刊スポーツ

15年4月、西城秀樹さんの誕生日ライブでは、ファンにオリジナルバーモントカレーが配られた

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 「傷だらけのローラ」「YOUNG MAN(Y.M.C.A.)」などのヒット曲で知られ、ドラマやバラエティー番組でも活躍した歌手の西城秀樹(さいじょう・ひでき)さん(本名・木本龍雄=きもと・たつお)が16日午後11時53分、急性心不全のため横浜市内の病院で死去したことが17日、分かった。63歳。葬儀・告別式は26日に東京・青山葬儀所で営まれる。
 西城秀樹さんは、カレーライスを世の中に広めた功労者だった。デビュー2年目の1973年(昭48)、「ハウス バーモントカレー」のCMに初めて起用された。5枚目のシングル「情熱の嵐」が大ヒット。若い女性を中心に得ていた爆発的人気にあやかった。「ハウスバーモントカレーだよ」の歌い出し、「ヒデキ カンゲキ!」の決めぜりふが浸透。持ち歌の振り付けなどもCMに入れ、親しみやすさを持たせた。
 刺激物が入って辛く、大人の食べ物というイメージだったカレーを、子どもにも食べてもらいたいとの願いをCMに込めた。CM出演は85年までだったが、同商品は63年発売から半世紀あまりで、700億食以上を売り上げた。秀樹さんの貢献度は絶大だった。
 73年には、ボンカレーの大塚食品は「3分間、待つのだぞ」のCMを流し始めた。当時流行した時代劇「子連れ狼」のパロディーを落語家の笑福亭仁鶴に演じてもらい、注目された。ライバル社が人気タレントをぶつけ、「CM競争」は激化。他社も含め、カレーCMには郷ひろみ東山紀之、王貞治さん、イチロー、小野伸二ら、芸能界やスポーツ界の時の人が起用されてきた。国民食と人気者のタッグは、秀樹さんが先駆者だった。
 そんな功績にハウス食品グループは「大変お世話になりました。(西城さんの)おかげもあって今日、カレーライスが国民食とまで言われ、皆様に愛されるようになりましたものと、大変深く感謝しております」とのコメントを寄せた。【赤塚辰浩】

日刊スポーツ

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