Apple Music、ドルビーアトモスによる空間オーディオを発表、ロスレスオーディオも ─ 追加費用なしで新次元サウンド

5月18日(火)13時3分 THE RIVER

音楽ストリーミング配信サービスのAppleMusicは、ドルビーアトモスによる空間オーディオを導入すると発表した。「業界最高レベルの音質」が楽しめるようになるという。Apple Musicのサブスクリプションの登録者は、アーティストがスタジオで制作したままのロスレスオーディオで、7,500万を超える楽曲を聴くことができるようになる。2021年6月から追加費用なしで提供開始となる。

AppleのApple MusicおよびBeats担当バイスプレジデント、オリバー・シュッサーは「ドルビーアトモスで曲を聴くのは、まるで魔法のようです。音楽が周囲のあらゆる方向から降り注ぎ、素晴らしい響きをもたらします」とコメントを寄せている。

以下、Appleによるプレスリリース内容。

ドルビーアトモスの空間オーディオ

AppleはApple Musicでドルビーアトモスによる空間オーディオを提供します。ドルビーアトモスは画期的で臨場感あふれるオーディオ体験で、アーティストは周囲のあらゆる方向や頭上から音が聞こえるように音楽をミキシングすることが可能になります。デフォルトで、Apple MusicはH1チップまたはW1チップを搭載したすべてのAirPodsとBeatsのヘッドフォン、および最新バージョンのiPhone、iPad、Macの内蔵スピーカーで、ドルビーアトモス対応の曲を自動的に再生します。Apple Musicは新しいドルビーアトモス対応の曲を常に追加し、リスナーが好きな音楽を見つけやすいようにドルビーアトモス対応のスペシャルプレイリストもキュレーションする予定です。さらに、ドルビーアトモス対応のアルバムは詳細ページにバッジが表示され、簡単に見つけられるようになります。

提供が開始されると、サブスクリプションの登録者は、選りすぐりの世界のトップアーティストたちや、ヒップホップ、カントリー、ラテン、ポップ、クラシックなどのあらゆるジャンルの音楽から、数千曲を空間オーディオで楽しむことができるようになります。さらに多くのアーティストが空間オーディオの体験に特化した音楽の制作を始めており、Apple Musicはアーティストやレーベルと協力してニューリリースや人気のカタログ作品を追加していきます。同時に、Apple Musicとドルビーは、ミュージシャン、プロデューサー、ミキシングエンジニアがドルビーアトモスで簡単に曲作りができるように取り組んでいます。主要マーケットでのドルビー対応スタジオ数の倍増、教育プログラムの提供、インディペンデントのアーティストへのリソース提供などの活動を進めています。

「本日発表されたApple Musicのドルビーアトモスの導入は、アーティストの音楽の作り方とファンの音楽の楽しみ方をがらりと変える、新しい音楽体験です。すべてのミュージシャンと音楽を愛するすべての人が、ドルビーアトモスによる空間オーディオを幅広く利用できるように、私たちはApple Musicと協力していきます」と、ドルビーラボラトリーズのプレジデント兼CEO、ケビン・イェーマン氏は述べています。

J.バルヴィンは次のように話しています:「Apple Musicのこのプロジェクトに参加できてとても嬉しいです。いつも人より一歩前にいたいし、今回のプロジェクトもそうしたものの1つだと思うから。ロスレスでは、音楽の中のすべての要素がもっと大きく、もっと強く聞こえるようになります。でももっと重要なのは、音質がより良くなるだろうということです。自分の声と自分の音楽を初めてドルビーアトモスで聴いた時には、言葉ではうまく言えませんが、とにかくすごくて興奮しました。ファンのみなさんもきっとこの体験をすごく気に入ると思います」

グスターボ・ドゥダメルは次のように話しています:「指揮者として、マーラーの至高の傑作「千人の交響曲」の演奏を率いるという、我を忘れるような圧倒的な体験は、とても言葉では表現できません。けれども今日、テクノロジーの進歩によって、その体験が私たちの耳に、私たちの心に、私たちの魂に近づきつつあります。我が最愛のロサンゼルスフィルハーモニー管弦楽団との、この記念碑的なライブ演奏が、Apple Musicで初めてドルビーアトモスオーディオテクノロジーでリマスターされました。LAフィルと録音したドイツ・グラモフォンの私のコレクションとともに、豊かな卓越した3Dサウンドでお楽しみください」

グラミー賞を受賞したプロデューサーでソングライター、そして作曲家でもあるジャイルズ・マーティンは次のように話しています:「レコーディングが始まって以来、アーティスト、プロデューサー、エンジニアは、音によって絵を描き、リスナーをまるで知らなかった世界へ連れていこうとしてきました。音が1つのスピーカーからしか聞こえなかった時代にもです。臨場感あふれるオーディオが出現した今、私たちは音楽を愛する人々を音楽の内側へ連れていくことができます。好きなアーティストが自分と同じ部屋で歌っているのを聴いているような感覚から、フルオーケストラのど真ん中に座っているような体験まで、リスニング体験は斬新なものになり、クリエイターの可能性は無限です。これは技術の飛躍的な進歩です。ありがたいことに、私はこれまで何人かの歴史に残る偉大なアーティストのドルビーアトモスへのミキシングを手がけてきました。この仕事では、私自身が好きなアルバムの中に没入してしまうことがあります。自分自身が音楽の中にどっぷり浸って、よく知っている曲なのに急に新しく、新鮮に、すぐそばにあるように聴こえるという、独特な体験があるのです。Apple Musicを通じて、この素晴らしい体験を分かち合えるようになったことは、クリエイターとして喜び以上の気持ちです」

ミキシングエンジニアのマニー・マロクインは次のように話しています:「空間オーディオは音楽に新しいアイデンティティをもたらします。アトモスにミキシングするたびに、鳥肌が立ちます。未来が到来しました」

ロスレスオーディオ

また、Apple Musicで7,500万を超える曲のカタログがロスレスオーディオで利用できるようになります。Appleはすべての音源ファイルの保存にALAC(Apple Lossless Audio Codec)を使用しています。つまり、Apple Musicのサブスクリプションの登録者は、アーティストがスタジオで制作したのとまったく同じものを聴くことができるようになります。

ロスレスオーディオでの視聴を始めるには、Apple Musicの最新バージョンを使用しているサブスクリプションの登録者は、「設定」>「ミュージック」>「オーディオの質」でオンにできます。ここで、モバイル通信、Wi-Fiなどのさまざまな接続方法、またはダウンロード用に、さまざまなレゾリューションを選択できます。Apple Musicのロスレスのレベルは、16ビット/44.1kHz(キロヘルツ)のCD品質から、最大24ビット/48kHzまであり、Appleのデバイスでそのまま再生できます。また、本物のオーディオファン向けに、Apple Musicは最大24ビット/192kHzのハイレゾリューションロスレスも提供します。

プロデューサーのパイパー・ペインは次のように話しています:「ミキシングの真髄は、ロスレスファイルに保存されているデータの余分なかけらの中に腰を落ち着けることです。マスタリングエンジニアとして、音楽を最高の品質でリスナーに届ける能力を持つことが、毎日の仕事での最終的な目標です」

提供について

  • ドルビーアトモスによる空間オーディオとロスレスオーディオは、追加費用なしでApple Musicのサブスクリプションの登録者に提供されます。
  • ドルビーアトモスによる空間オーディオは提供開始時点では数千曲で利用可能で、定期的に追加が行われます。
  • 7,500万を超える曲のApple Musicのカタログがロスレスオーディオで利用できるようになります。

対応デバイスをまとめたリストを含む詳しい情報については、apple.com/jp/apple-musicをご覧ください。


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