あさイチ「プレミアムトーク」に木梨憲武さんが登場!自伝は6万部!木梨憲武さんブームがキテいる。プロデューサーは妻の安田成美さん

2024年5月17日(金)10時0分 婦人公論.jp


写真提供 B ZONE

5月17日のNHKあさイチ「プレミアムトーク」に木梨憲武さんが登場。還暦を機に書き下ろした自伝や、番組出演者である博多華丸・大吉のために作った楽曲などについて語りました。
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放送作家・コラムニストの山田さんが、「木梨憲武さんブーム」について綴ったコラムを再配信します。

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「同期の八代亜紀さんを悼み、コンサートで涙した野口五郎さん。歌声はますます磨きがかかって」はこちら

「ノリさんブーム」がキテいる


「俺にかかわってくれたすべての人のおかげで、いまの木梨憲武ができあがっている」

2年かけて書き上げた著書『みなさんのおかげです 木梨憲武自伝』が6万部を超えるベストセラーになっているのが、とんねるずの木梨憲武さん。

4月18日には、森七菜さんと共にサンヨー食品株式会社の新CM『サッポロ一番』「ずっと好きだったんだぜ。」篇の発表会に登壇。「55年前、小学生のときに『サッポロ一番』を食べたのがきっかけです」「みそ、しょうゆと色々と食べてきて塩に落ち着いています」と“塩派”代表としてコメント。斉藤和義さんの『ずっと好きだった』の替え歌を歌う「ずっと好きだったんだぜ。木梨憲武さんの塩篇」も大好評です。

今年1月期は、奈緒さんと父娘役を演じた主演ドラマ『春になったら』(カンテレ・フジテレビ系)も大人気でしたし、単行本も売れているし、ソロCMもオンエアされているし……、これだけの芸歴を誇る方に対して失礼な言葉かもしれませんが、間違いなく「ノリさんブーム」がキテいるのは事実でしょう。

多くのファンに慕われているとんねるず


石橋貴明さんとのコンビ「とんねるず」は、圧倒的に男性ファンが多いようにお見受けしてきました。「タカさん」「ノリさん」を信奉するのは同年代から下の世代の男性たち。

お二人が醸し出す“業界ノリ”の雰囲気は、景気がいい頃のテレビ界の象徴でしたし、芸能界からスポーツ界まで、本当に豪華な交友関係や、『雨の西麻布』をはじめとする2の線なのか3の線なのかよくわからない大ヒット曲の数々もまた、「とんねるず」ならではの“ワールド” に満ち溢れていたものです。

お二人の象徴ともいうべき冠番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)が終了したのは2018年3月のこと。前身の『〜みなさんのおかげです』のスタートは1988年ですから実に30年にもわたって大人気番組をもっていらしたということ。日本テレビ系には『とんねるずの生でダラダラいかせて!!』があり、こちらも1991年〜2001年まで続いたものです。

お二人揃ってのレギュラーは、『夢対決!とんねるずのスポーツ王は俺だ!!スペシャル』(テレビ朝日系)。お正月の大人気プログラムですし、著名なプロ野球選手やプロゴルファーがシーズンオフに「必ず出たい番組」としても有名で、私の知人が長年ディレクターをしているのですが、彼は同番組に関わっていることを心から誇りに思っていて、「タカさん」「ノリさん」を「尊敬している」し「本当に大好き」と毎年、話してくれたものです。

「プロデューサーは妻」と明言


果たして、このところ、際立ってソロのお仕事が目立つのが木梨さん。

その傍らに、「ナルさん」こと、妻の安田成美さんがプロデューサーとしていらっしゃることはあまり知られていませんよね。

でも、『春になったら』の出演を迷っていらしたときに背中を押してくれたのも、全国の美術館をツアーでまわる『木梨憲武展』について積極的に応援してくれているのも安田成美さんなのだそうです。

その昔、お笑い芸人さんが、いわゆるトレンディドラマに主演するような人気女優さんと続々ゴールインしていった時期がありました。すごく印象的だったのは、『ねるとん紅鯨団』(カンテレ・フジテレビ系)に出てくる素人の男性たちが“好みのタイプ”として名前を挙げた、鈴木保奈美さん、田中美佐子さん、そして安田成美さんが全員、お笑い芸人さんと結婚したことでした。

もっと前には、かとうかず子さん、大竹しのぶさん、近年では、安達祐実さん、辺見えみりさんらも芸人さんとゴールインされましたが、その多くが離婚しています。

そんな中、木梨さんと成美さんは1994年からですから今年で結婚30年。しかも、夫の木梨さんが「プロデューサーは妻」と明言されるほど、素敵な関係が続いているのです。

木梨さんから言われて「目からうろこが落ちた」


“素敵な関係”といえば、木梨さんには芸能界の御友人がとても多いことでも知られています。


『みなさんのおかげです 木梨憲武自伝』(著:木梨憲武)

『みなさんのおかげです 木梨憲武自伝』について、お仲間が「語る」女性週刊誌の企画には、30年来の親友のヒロミさんや、木梨さんを「師匠」と慕うカンニング竹山さん、同じ時代に芸能界を生き抜いたコロッケさん、同じ1962年生まれで、オーディション番組の出演をきっかけに芸能界デビューした共通点もある柳沢慎吾さん、木梨さんを「女装の師」と仰ぐミッツ・マングローブさん、木梨さんが「芸人以上の笑いをとってくれたメイクアップアーティスト」と感謝しているIKKOさん。

そして、木梨さんとは北島三郎さんの「弟子」という共通点がある山本譲二さんらが長文でコメントを寄せていらっしゃいました。ヒロミさんや竹山さんは1ページずつ、他のみなさんも、少ない方でも2分の1ページというボリュームで、木梨さんへの想いを伝え出したら、この行数では足りない…という様子がページから伝わってきたものです。

なかでも印象的だったのは山本譲二さんのコメントで、1996年、お二人は「憲三郎&ジョージ山本」名義で、『浪漫-ROMAN-』という楽曲をリリース。オリコン演歌チャート連続1位記録を樹立し、『第47回NHK紅白歌合戦』の出場も決めたのでした。

山本譲二さんは「演歌も笑顔で歌えば、聴く方も楽しくなるから」と木梨さんから言われて「目からうろこが落ちた」と……。

木梨憲武さんを中心にした“芸能界の輪”


木梨さんは本当に歌が上手で、つい先日も『うたこん』(NHK)の過去の名場面をまとめた再放送を見ていたら、木梨さんが西城秀樹さんの『ラスト・シーン』を歌っていらっしゃるVTRが流れて来て……、実は私はこの歌が秀樹さんのヒット曲の中でもっとも好きだということもあり、泣いてしまいました。

そんな木梨さんは、若手演歌歌手のホープである新浜レオンさんの新曲『全てあげよう』をプロデュース。作詞作曲したのは、やはり木梨さんの“お仲間”の一人である所ジョージさんで、面倒見のいいお二人は、新浜さんの新曲発表会にも登壇し、木梨さんは新浜さんをマイカーで送り迎えし、芸能界のセレブが大勢参加するゴルフコンペに連れて行ってくれるほど、かわいがっているのです。

そんなお二人が関わっているから前出のヒロミさんももちろん応援。コメンテーターを務める『DayDay.』(日本テレビ系)に新浜さんが新曲を引っ提げて出演した際には、木梨さんや所さんよりもヒロミさんが張り切って盛り立ててくださっていました。

なんだか昭和のバラエティ番組を見ているようで、ほっこりさせられましたし、木梨憲武さんを中心にした“芸能界の輪”が昭和歌謡をはじめとした色々なブームを牽引してくれたら、世の中はもっと楽しくて活気に溢れるものになるのではないかと思ってしまいました。

サービス精神に溢れる人は心優しい人


私の持論に、「サービス精神に溢れる人は心優しい人」というのがあります。私の近くには、明石家さんまさんという、まさにそれを体現されているような方がいらっしゃるのですが、木梨憲武さんにも同じような想いを抱く今日この頃です。

繰り返しになりますが、その木梨さんの背中を常に押していらっしゃるのが妻の安田成美さんだという事実に、また、ほっこり。

結婚披露宴の引き出物に「ノリタケ」と「ナルミ ボーンチャイナ」の食器を選ばれたときから、このお二人は強い縁で結ばれていると感じたことも思い出しました。

木梨憲武さんの何度目かの大ブーム。安田成美さんのことを感じながら堪能したいと思います。

婦人公論.jp

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