中尾ミエ 死の直前にきた友人の電話で変わった死生観「楽しかったね。じゃあね、バイバーイって」

2025年5月19日(月)23時24分 スポーツニッポン

 歌手でタレントの中尾ミエ(78)が、19日放送のBSトゥエルビ「鶴瓶ちゃんとサワコちゃん〜昭和の大先輩とおかしな2人〜」(月曜後9・00)にゲスト出演し、死生観について語った。

 「スパーク3人娘」としてともに活動した歌手の園まりさんが昨年7月、急性心不全のため死去した。80歳だった。08年に乳がんを発症し手術を受けたが、19年に再発。闘病しながら芸能活動を続けていたが、力尽きた。

 1962年に中尾と園さん、伊東ゆかりと同年代の女性歌手3人で結成されたユニットは、「シャボン玉ホリデー」や映画で主演するなど、大人気を博した。

 中尾は、ともに過ごした仲間の訃報が増えているという。MCのエッセイスト阿川佐和子さんからは、「周りで親しくしていた人が、一人ずついなくなっちゃうというは、寂しいと思うことはないんですか?」と尋ねられた。

 すると、中尾は「ないですね」と返答し、園さんとの別れを振り返った。「まりちゃんもそうだし、私の同級生の子も亡くなったんだけど。まりさんも最後、棺桶に入ったんですけど…。何回かお見舞いに行って。緩和ケアに入るってことを本人も分かっているじゃないですか?自分の家の整理したものも、私とゆかりに“最後の整理をして欲しい”と言われて、ドレスとか小物を整理して。病室に行って、“まりちゃん、これもらうからね”って言って、了承を得て」。生前に園さんの人生を振り返り、形見分けをもらって永遠の別れをしたという。

 亡くなった同級生からは、最後に電話が掛かってきたという。「私の同級生も、電話が掛かってきて“たぶんもう持たないと思う”って、本人が。“楽しかったね。じゃあね、バイバーイ”って言って別れたのね」。明るく別れを告げられたことが新鮮な驚きだったようで、「こういう別れ方をできるのっていいなって、我ながら。だって、みんな終わりは来ますからね。その時に、こういうふうに、寂しくなく納得して別れられるのって、私もそうありたいな」と話していた。

スポーツニッポン

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