アルツハイマー型認知症公表の橋幸夫 大相撲「五月場所」を「土俵から2列目」で観戦予定
2025年5月20日(火)18時52分 スポーツニッポン
テレビCMなどでおなじみの通販会社「夢グループ」は20日、所属する歌手の橋幸夫(82)が「アルツハイマー型認知症」の診断を受けたと発表した。
昨年8月から始まった同社の20周年を記念した全国公演に、橋も出演しているが、昨年末に橋が「アルツハイマー型認知症」との診断を受けたため、医師の指導のもと、現在までステージに立ち芸能活動を続けてきたという。
石田社長は会見を開き、橋の診断を受けるまでの経緯や現状を説明。今後の活動については橋や家族と相談をしながら行うとし、「夢グループ20周年記念コンサート」全公演に参加する予定だ。
今週金曜には両国国技館で開催中の大相撲「五月場所」を観戦するという。「“社長1回も相撲見に行ったことないから、ダメだよ逃げちゃ”といって…。“大きい力士が来たら社長運動神経鈍いから俺が社長助ける”と言っていた。僕と橋さんは土俵から2列目のところで相撲を観戦に行きますので、その時の橋さんの動きを見てください。どれぐらい元気なのか、どれぐらい思わしくないのか、日本中の人が見てくれたらいいんじゃないですかね」と笑った。
会見で公開された診断書によると、22年に12月に軽度のアルツハイマー型認知症と診断された。その後失見当識が進行し、昨年12月に中等度のアルツハイマー型認知症と診断されたという。また、「陳旧性脳梗塞」も明らかにした。
アルツハイマー型認知症は、脳の一部が縮んでいくことにより、もの忘れなどが生じる病気。
橋は自身80歳の誕生日となる2023年5月3日に一度、歌手活動を引退。ファンから活動再開を願う声を受け、2024年4月15日に歌手として復帰することを発表していた。