『かくりよの宿飯』放送開始&キャラソン発売記念 連載企画「隠世の調」第3弾:白夜役・田丸篤志さんインタビュー

5月21日(月)23時0分 アニメイトタイムズ

友麻碧さんの人気ノベル『かくりよの宿飯』(KADOKAWA 富士見L文庫刊)がアニメ化し、4月より好評放送中! 雅やかで神秘的な世界観と個性的なあやかし達、主人公の葵が作る料理など見どころ満載ですが、物語の肝となる話数やキャラクターにフィーチャーした話数で流れる「Special Ending」が流れることも注目ポイントのひとつ。

アニメイトタイムズでは「Special Ending」に流れるキャラクターソングを歌う声優の皆様にインタビューする連載企画をお送りしています。第3回となる今回は、白夜役を演じ、第8話のEDで流れたキャラソン「My sweet sweet love」を歌唱された田丸篤志さんにお話をお伺いしました! 
8話は厳格な白夜が管子猫(くだこねこ)にデレデレしたり、ギャップづくしの回!?
——まず第8話の感想をお聞かせください。

白夜役・田丸篤志さん(以下、田丸):「待ってました!」というシーンがついに来ました!管子猫(くだこねこ)とうれしそうに戯れるシーンなのですが、実はオーディションを受けさせていただいた段階で、厳しくて一見怖い白夜と、管子猫に対してデレデレな白夜、彼のどちらの姿も演じさせていただいたので、そういうシーンがあるのはわかってはいたのですが、「いつ来るのかな〜?」とソワソワしておりまして(笑)。

8話で楽しみにしていたシーンが登場して、より一層気合を入れたのですが、どこまでやっていいかなとは悩みました。思い切りやりたい気持ちはあるけど、やりすぎると別のキャラになってしまうので、スタッフさんに相談しながら収録しました。——第7話で葵のお店「夕がお」にお客さんが入らない状態の時に、「もう後がない」と言ったり、厳しい言動の後だけに余計にギャップが大きかったですよね。

田丸:第6話で登場した時から「怖い」とか「冷たそうだな」と思わせておいてからのアレですから。

——あと夕がおで朝食にサバのみりん干しを食べているシーンも。

田丸:暁が「お帳場長殿も、ものを食べるんですね」と言われて、「私を何だと思っているんだ。一日三食、これが基本だ」と当たり前に答えていたのも面白かったですね。きちんとした人だから仕事をしっかりやるために3食ちゃんと食べるのかな?——本編の流れからの、「Special Ending」の映像もよかったですね。

田丸:きれいでしたね。でも一番印象に残ったのが管子猫という。皆さんも白夜よりも一瞬出てきた管子猫に心を奪われたのでは(笑)。

——ほっこりしたエンディングですが、葵はピンチのまま、次回に続いて。

田丸:王家の夫妻をもてなす仕事も控えているというのに、葵はさらわれて閉じ込められて。そこからのエンディングなので、皆さんも意表をつかれたかもしれませんね。
前半の管子猫を愛でる白夜といい、ギャップ尽しの回と言えるかもしれません。


ワクワクしたり、ひきつけられる世界観。管子猫とチビのかわいさにゾッコン!
——『かくりよの宿飯』という作品の印象は?

田丸:他にはない作品だなと思いました。葵を中心にしたドラマも素晴らしいけど、見たことのない建物や背景など、絵の雰囲気だけで、ワクワクしたり、癒されそうだなとか行ってみたいと思わせてくれる世界観に惹きつけられました。

旧き良き日本みたいな懐かしさを感じつつ、出てくる料理は身近で、不思議な感覚にもなって。皆さんも1度でも見たら、「これは続けて見なきゃ」と思ったんじゃないでしょうか。——あやかし達もそれぞれ個性的ですよね。

田丸:そうですね。個人的には、管子猫が本当に好きで(笑)。もちろん大旦那カッコいいなと思うし、銀次もしっぽの数の分、いろいろな姿に変化できるそうなので、どんな姿を見せてくれるのかなと気になります。お涼は完成した映像を見た時、ラフの状態で見た時よりクールさが増した気がしました。それぞれに印象はありますが、やっぱり管子猫と、手鞠河童のチビのかわいさと言ったら。チビ役の石見(舞菜香)ちゃんの芝居がいいんですよね。本人は「これでいいのかな?」とか「ちゃんとかわいくできているか心配です」と不安そうだったけど、「いや大丈夫だよ」と。公式ツイッターで度々登場する、チビの人形もめちゃめちゃかわいくて。現場で人形を見つけた時には思わず写真を撮っちゃいました。僕に徐々に近づいてくる連続写真風に(笑)。チビと管子猫のグッズはぜひ作って頂きたいですね!僕のために(笑)。かわいいものが好きなところは白夜との共通点かもしれません。


白夜は演じることは難しい厳しいキャラ。でもデレデレシーンに共感!
——ご自身が演じる白夜の印象、好きなところやここは共感できるという点は?

田丸:これまで白夜みたいなキャラを演じさせていただいたことがなくて。優しいキャラを演じることが多かったので、オーディションを受ける時も絵や設定の印象から「これは難しいぞ」と思いました。でも管子猫にデレデレしているシーンを見て、共感できました。僕も先日、道端にいた猫を撮影しようと近づいたら、逃げずむしろ寄ってきてくれて、足もすりすりしてくれて、写真と動画を撮りまくりました。彼の管子猫に対する姿勢みたいなものは僕の中にもあるなって。暁や銀次からは怖がられているけど、仕事に対して厳しくまじめなだけで。お帳場長として責任を持って取り組むゆえに、厳しく言うこともあるけど、根は優しい人なんだろうなと思っています。

——演じる時に心がけていることは?

田丸:お仕事モードの時とプライベートの時のメリハリは大切にしたいと思っています。スタッフさんからは文字で見た時は嫌みに聴こえるセリフが多いけど、ただ仕事に真摯に取り組んでいるだけなので、嫌みなお芝居はいりませんからとご指摘頂きました。

大旦那も一見怖いけど実際は優しいですし、かくりよの世界には心が温かいあやかしが多いなと思います。松葉さんも口うるさく、怖いイメージがあるかもしれないけど、実はいいあやかしだったりしますしね。 
葵は強い子だけど、たまに見せる弱さに守ってあげたいと思わせるキャラ
——主人公の葵についてどう思いますか?

田丸:最初の印象はめちゃめちゃ強い子だなと思いました。もし隠世(かくりよ)に連れてこられたら、人を食べるあやかしはいるし、借金のかたに嫁になれという状況になったら、たぶん泣きますね(笑)。

葵ちゃんのように、「じゃあ働いて返すわよ」と気持ちを切り替えて、前向きになれる強さは本当にすごいなと思います。そんな強さや明るく前向きな姿に大旦那はもちろん、白夜も認めざるを得なくなり、他のあやかし達も彼女の周りに集まってきて。

最初はおもしろく思ってなかったお涼でさえも、夕がおに通いつめているし。でも、雷鳴を怖がったり、たまに弱さを見せるところがかわいくて。大旦那も守ってあげたいと思うのもわかります。 
白夜は白沢というあやかしでこの作品で初めて知りました
——あやかしと聞いて、連想するものや好きなあやかしは?

田丸:小さい頃に見た『ゲゲゲの鬼太郎』の印象が強いですね。一反木綿やぬりかべなどがポンポンと浮かんできました。好きなあやかしは特にないけど、強いて挙げれば鬼ですね。カッコよく描かれることが多いので。

——白夜は白沢(はくたく)というあやかしですが、あまり聞いたことがないですね。

田丸:僕もこの作品を通して初めて知りました。中国の神獣で未来を見通す能力があるそうで。白夜との共通点は……色が白いところですかね。——白沢は、見た人の邪気や悪霊を払ったり、縁起ものとしても知られているそうですが、大事なことがある時に縁起をかついだり、必ずするルーティンはありますか?

田丸:特にないですね。逆に何もしないことがルーティンみたいなところがあって。自分は緊張しやすくて、あがり症なのを自覚しているので、大事な時に「よし! やるぞ!」と構えてしまうと更に緊張してしまうんです。だから普段通りにすることが大切かなと思って、あえて縁起かつぎなどせずに、いつも通りにしています。


登場するあやかしの中であのキャラ以外のお気に入りとは?
——ご自身が演じるキャラ以外のお気に入りキャラは? という質問をしようと思いましたがもう答えは決まっていますよね?(笑)

田丸:チビと管子猫になりますね(笑)。それ以外だとすると、静奈さんも結構好きですね。今後登場するお話で、とても魅力的なエピソードがありまして。今はおろおろしたり、弱々しく見えるシーンが多いけど、自分の中にしっかり一本芯が通っていて、強い人なんだなと思えるお話があります。このシーンを見たら、きっと惚れてしまう人続出だと思います。——葵は料理が得意ですが、作ってもらいたい大好物や、今食べたい気分の料理は?

田丸:和食ですね。葵はいろいろな料理を作るけど、和食が圧倒的においしそうに思えて。肉じゃがなどのシンプルな料理でいいので、和食を食べたいです。

——ご自身で料理をすることはありますか?

田丸:いっさいしないです。できるのはゆでたまごくらいかな(笑)。


白夜のキャラソン「My sweet sweet love」はラブソング。しかし歌詞と対象はまさかの!?



——白夜として歌われているキャラソン「My sweet sweet love」を初めて聴いた時の感想とは?

田丸:いただいた時はビックリしました。和の世界観の作品なので、まずタイトルが英語ということに驚きましたね。白夜の曲なのでアップテンポや激しい曲調ではないだろうなとは思っていました。実際、メロディはバラード調だったので、ある意味曲調は予想通りだったのですが、歌詞がすごくて。白夜の厳しさの中に優しさがポロッと見えるくらいかなと思っていたら、まさかデレデレ全振りとは(笑)。

歌だからこそ成立する世界観かなと思っていて、この歌詞を白夜の声のトーンで読んでみたら相当面白くなりますね(笑)。サビにある“ふわふわ”とか“きらきら”とかのイメージがまったくないですし。——ラブソングですが、その愛情の対象が……。

田丸:大旦那のキャラソン「願い花」は葵への愛を歌っているのだと思いますが、この曲では管子猫への想いを歌っていて。“小さき天使たち〜優しく抱きしめたい”ですからね。

——“肉球までの距離が近づいていく”もかなり衝撃的でした(笑)。

田丸:僕も衝撃的でした(笑)。聴いてくださる方は歌詞やフレーズのひとつひとつにもじっくり耳を傾けて聴いていただくとより楽しんでいただけると思います。

——歌う時の糖度はどのくらいのイメージを意識されましたか?

田丸:第8話で演じたデレデレな白夜さんでやってしまうと、白夜に聴こえなくなるかなと思ったので、そこよりは少し落として、ある程度、まじめなほうを意識しつつ、デレとのちょうどいい合間を取るようなイメージにしました。そのまじめなトーンでこの歌詞を歌うという(笑)。本人はすごく真剣なんです。メロディもすごくまじめなので、インストでも聴いてほしいです。


和笛をフィーチャーした今までにない楽曲。白夜の気持ちと流れを大切に歌いました
——サウンドは和笛をフィーチャーしていて、間奏の泣きのギターならぬ和笛と、アウトロの和笛終わりも情熱的で。こんな曲、今まで聴いたことがありません。

田丸:そうですよね。歌詞は振り切っているのに、雰囲気は和のテイストが全面に出ていて。大旦那の「願い花」も聴かせていただきましたが、歌っている時の気持ちは一緒だと思います。ただ想い人か小動物かの違いだけで(笑)。——聴きどころや注目ポイントを教えてください。

田丸:レコーディングがとても難しかった事が印象に残っています。テンポがゆっくりだし、和の雰囲気もあったりするので、初めて歌うタイプの曲でした。そんな曲を白夜で歌うということで、どこまで表現できるのか自分の中では1つの挑戦でしたね。

「ここは抑えて」、「ここはもっと盛り上げて」とか、「もうちょっと甘いのをやってみましょうか」など、スタッフさんと相談しながら流れを大切に歌ったので、白夜の内面を表現した絶妙なバランスを、1秒たりとも気を抜かずに聴いて頂けると嬉しいです。


白夜と管子猫をセットで愛してください
——『かくりよの宿飯』の魅力や見どころ、皆さんへのメッセージをお願いします。

田丸:異世界だけど、どこか懐かしいと思えて、でも身近に感じられる不思議な世界観と、個性豊かなあやかし達が登場するところが魅力かなと思います。そんな作品に、白夜と管子猫はセットで、好きだなと思ってもらえる素敵なキャラになるように頑張ります。

第8話で、葵だけでなく、皆さんとの距離はだいぶ近づいたかなと思っていますし、管子猫を愛でるシーンがまたあったらいいなと願っています。白夜は厳しいイメージもありますが、本当はいい人なんだなとわかってくれるお話だったと思いますので、嫌わないで愛してくださいね(笑)。そして『かくりよの宿飯』を最後まで楽しんでご覧ください。田丸篤志さん、ありがとうございました! 次回のSpecial Ending放送後もインタビューを掲載したいと思います。

次は一体誰が登場するのか…!? ぜひお楽しみに!!

 
商品情報
■TVアニメ『かくりよの宿飯』
キャラクターソング集Vol.1“隠世の調” (かくりよのしらべ)
2018年7月4日(水)発売 1,500円+税
アーティスト:various   品番:VTCL-35279  POSコード:4580325 32671 0



≪収録曲≫ 全4曲収録
M1.願い花 大旦那(CV:小西克幸) 作詞/作曲/編曲:伊藤直樹
M2.時の砂 暁(CV:内田雄馬)&鈴蘭(CV:内田真礼)  作詞/作曲/編曲:伊賀拓郎
M3. My sweet sweet love 白夜 (CV:田丸篤志) 
作曲:斉藤悠弥 作詞:大島はるな 編曲:伊賀拓郎
M4. ???

※4曲に加えて、各曲のinstrumentalを収録
そのほか収録曲は随時公開とさせて頂きます!!

アニメイトタイムズ

「連載」をもっと詳しく

「連載」のニュース

トピックス

BIGLOBE
トップへ