駒井蓮演じる主人公の世界を広げる女性たち『いとみち』特別映像
2021年5月23日(日)14時0分 シネマカフェ
駒井さん演じる主人公・相馬いとは、津軽三味線が得意な青森の高校生。強い津軽弁の訛りにコンプレックスを持ち、話すことが苦手で友人も少ないが、芯は意地っ張り。津軽メイド珈琲店でのアルバイトをはじめたことをきっかけに、家族やバイト仲間たちに励まされ成長していく。
今回到着したのは、そんないとの殻を破り、新しい世界へ飛び出すきっかけとなる、アルバイト先の先輩でシングルマザーの幸子(黒川芽以)、漫画家志望の智美(横田真悠)、高校の同級生早苗(ジョナゴールド/りんご娘)の3人との映像。
まず1本目は、「わぁが悪いって、全員傷つく」編。店でお客とのトラブルに巻き込まれてしまったいと。咄嗟に「わぁが悪いんで」(わたしが悪い)と口走るが、幸子はそんな自己主張が苦手ないとに対し、時には毅然と対応する必要性があると諭すシーン。
続いては、智美とのワンシーン「自分を蔑むのやめたら」編。昼休憩中に漫画を描いている智美に対し、「絵もじょんずだし、標準語もじょんずです。わあ、馬鹿以下だもんで」と卑下するいと。それに智美が「自分を蔑むのやめたら?」と言い放ち、いとはコンプレックスを言い訳にして物事にチャレンジしていなかったことに気づく…。
最後は、同級生2人の「いとっちは三味線弾いだ方がいいよ」編。父と喧嘩し、家出したいとは、早苗の部屋で思わず持って出た三味線を爪弾く。恥ずかしくて嫌いだった三味線だが、早苗が何気なく漏らした一言で自信を持つようになる、という場面。
狭い世界に閉じこもっていたいとが指摘を受け、変化していくシーンは、さりげないが胸を打つ印象的な場面となっている。
『いとみち』は6月25日(金)より全国にて公開。※18日(金)青森先行上映