『マッドマックス:フュリオサ』ファイルーズあい「セリフに魂を込めました」公開アフレコも披露

2024年5月23日(木)16時30分 シネマカフェ

『マッドマックス:フュリオサ』ジャパンプレミア試写イベント

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先日からオーストラリア、カンヌ、ロンドンとプレミアが行われ、注目を集めている『マッドマックス:フュリオサ』。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』でシャーリーズ・セロンが演じた最強の戦士フュリオサを、新たにアニャ・テイラー=ジョイが演じる本作で、日本語吹き替えを担当する声優・ファイルーズあいが登壇したジャパンプレミア試写イベントが行われた。

ファイルーズさんは代表作にテレビアニメ「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」主演・空条徐倫役、「チェンソーマン」パワー役などで知られ、実写映画でも『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』主演クレア・レッドフィールド役、『THE BATMAN-ザ・バットマン-』セリーナ・カイル/キャットウーマン役など“戦う女性キャラ”を演じることに定評のある、いま最も注目の声優。

これまで数多くの戦士の声を演じてきたファイルーズさんが、“怒りの戦士”フュリオサ(アニャ・テイラー=ジョイ)を演じることで話題沸騰となっている。

アメリカの公開に先駆けて本作を鑑賞できる貴重な機会ということで、会場に詰め掛けた観客のボルテージは最高潮。「怒り、解放してますかー!?」と呼びかけると、満員の観客たちから割れんばかりの拍手と『マッドマックス』ファンにはお馴染みの“V8ポーズ”の嵐で熱烈な歓迎を受けたファイルーズさん。

会場には、白塗りの武装集団ウォーボーイズや、前作『怒りのデス・ロード』の悪役としても知られるイモータン・ジョーなど、コスプレに身を包んだ観客も数多く来場しており、ファイルーズさんも「『マッドマックス』シリーズが大好きなことを体でも心でも表現されていて素晴らしいですね!皆さんの熱量を浴びることができて光栄です」と大興奮の様子。

これまでに“戦う女性キャラクター”を多く演じることでも定評があるだけに、本作で若きフュリオサの吹き替えに決定したことが発表された際には、SNSで「楽しみが過ぎる」「納得のキャスティング」など期待の声も多く上がっていた。

これに対しファイルーズさんは「すごく光栄」と喜びを明かしながら、「今回フュリオサ役を演じるにあたり勉強させていただきましたが、『マッドマックス』シリーズは熱狂的ファンの方が非常に多いので、その方々の求める熱量だったり、アニャさんが演じられたフュリオサに対する想いであったり、また彼女が多くを語らないキャラクターだからこそ、声でどう表現したらいいのかという葛藤もありました」と役への向き合い方についてコメント。

「アニャさんが演じられたフュリオサの“目”の芝居が素晴らしく、それを邪魔しないように、日本語吹き替え版だからこそできる表現を汲み取って演じました。本当に、彼女を見てほしいという気持ちです!」と、フュリオサ役のアニャの演技を絶賛した。

三宅健太&津田健次郎らが吹替版に参加「皆さんの声量がすごすぎて!」
さらに吹き替えを務めるにあたり、「インタビューでジョージ・ミラー監督も語っていましたが、今回アニャさん演じるフュリオサはセリフが少ないので、その中で彼女の魅力を伝えるべく、声の表現者として一つ一つセリフに魂を込めました。今までにやったことのない方向性の演技だったりもして、役者として感銘を受けた作品でもありましたね」と、注力したポイントについても告白した。

日本語吹替版では、クリス・ヘムズワース演じるディメンタス将軍役に三宅健太、フュリオサの母メリー・ジャバサ役に小林ゆう、フュリオサと共にディメンタスらに立ち向かう戦士ジャック役に津田健次郎、恐怖と暴力で荒野を支配するイモータン・ジョー役に大塚明夫など超豪華声優陣が勢揃い。

ファイルーズさんはアフレコの際、ほかのキャスト負けないようMAD(怒り)でMAXな声量で臨んだという。すでにほかのキャストが声を吹き込んだ後に収録に臨んだと言い、「皆さんの声量がすごすぎて!スマートウォッチから『90デシベル以上の音が聞こえています』という注意喚起が出るぐらい(笑)なので自分の声量もMAD(怒り)でMAXになりましたね。演じている我々も思わずそんな風になってしまうからこそ人の心に訴えかける作品になるんだなと思いました」と、アフレコ秘話を語っていた。

「今回のフュリオサは、まだ危うさがちょっとある」
そして前作でシャーリーズ・セロンが演じ、本作ではアニャが演じたフュリオサについて、「『怒りのデス・ロード』のフュリオサを観た時、タフで自立していて、思わずついて行きたくなるような、人間そのものを惹きつける魅力がある、“強さの権化”だと思いました。でも今回のフュリオサは、まだ危うさがちょっとあるなって思ったんですよ」と語る。

「『怒りのデス・ロード』のフュリオサが完璧だったからこそ、『こうやって人間って成長していくんだ』と人生を見ているようで。自分も頑張れば『怒りのデス・ロード』の時のフュリオサになれるんじゃないかって勇気をもらえました」と、2人の俳優が演じたフュリオサというキャラクターそのものの魅力について熱弁。

また、あらためてアニャが演じた若きフュリオサについても「アニャさんはミステリアスな役が多いイメージだったけど、今回はすべてをかなぐり捨てて怒りをむき出しにしていて新鮮でした!」とそのたたずまいを絶賛した。

さらに今回のジャパンプレミアでは、ファイルーズさんによる公開アフレコを実施! まずはスクリーンに映し出された画像に合わせ、「私がフュリオサだ!」と迫力のひと言。続いてディメンタスに復讐を誓う「あの男は私が仕留める!」「子供の私、私の母、すべてを取り戻す!」というセリフの連続、そのあまりの凄みに客席からは感嘆の声が漏れるほど。

最後には、映像に合わせて前作でシャーリーズ演じるフュリオサも放った重要な決め台詞「私を覚えてる?」を繰り出すと、その低く響き渡る声に、会場は拍手喝采&V8ポーズが飛び交い大盛り上がり! 公開アフレコを終えたファイルーズさんは、「日本語吹き替え版のフュリオサを受け入れてもらえるかドキドキだったのですが、皆さんの拍手や笑顔でここにいていいんだと思えて、フュリオサ同様強い気持ちになれました!」と大感激していた。

イベントの最後には、ファイルーズからこれから映画を楽しむファンへメッセージも。「この映画では、フュリオサがどうやって怒りに向き合ってどう乗り越えていくかが丁寧に描かれているので、その姿を見ると勇気が湧いてくるし、彼女が取り繕わず本気で自分の過去や怒り、そして未来に立ち向かうために復讐を成し遂げていくところに、勇気づけられて力をもらえます。観ているだけ怒りが発散できるぐらい、爽快感が半端なくて、まるで“観るサンドバッグ”!観終わった後ひと殴りしたような爽快感があるので、普段の怒りを発散させて、フュリオサと一緒に戦っていきましょうね!ぜひ楽しんでください!」と語った。

『マッドマックス』最新作公開記念「マッドワールドV8展」を3日間限定で開催
公開まで秒読みに迫った本作の公開を記念し、5月29日(水)より映画『マッドマックス:フュリオサ』の公開を記念した特別展示イベント「マッドワールドV8展」が、SHIBUYA TSUTAYA 1Fにて3日間限定で開催される。「マッドマックス」最新作のMADな世界に没入できるフォトスポットや大型キャラクター・アクリルスタンド、コラボイラスト展示や物販コーナー、特別映像の上映など、作品の世界観をリアルに体験できるイベントとなっている。

『マッドマックス:フュリオサ』は5月31日(金)より全国にて公開。日本語同時上映 IMAX®/4D/Dolby Cinema®/ScreenX上映。

映画『マッドマックス:フュリオサ』特別展示イベント「マッドワールドV8展」概要
【会期】5月29日(水)〜31日(金)
各日のイベント実施時間は下記の通り
5月29日(水)13時30分〜18時00分 
5月30日(木)10時00分〜18時00分
5月31日(金)10時00分〜18時00分
※入場無料

【会場】SHIBUYA TSUTAYA 1F SIPS A
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IMAX® is a registered trademark of IMAX Corporation.
Dolby Cinema is a registered trademark of Dolby Laboratories.

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