【連載】TVアニメ『魔法少女サイト』新たな魔法少女たちが集結!原 由実さんら小雨チームの声優陣が語る作品やキャラクターの魅力

5月25日(金)21時0分 アニメイトタイムズ

雨谷小雨ら、新たな魔法少女たちも登場し、クライマックスに向けて、ますます盛り上がりを見せているTVアニメ『魔法少女サイト』。アニメイトタイムズ、キャストインタビュー連載の第5回では、豪華声優陣による座談会が再び実現。雨谷小雨役 原 由実さん、燐賀紗雪役M・A・O さん、泉ヶ峰みかり役 本渡 楓さん、水蓮寺清春役 松井恵理子さん、滝口あさひ役 Lynnさん、小雨チームのキャスト5人で『魔法少女サイト』の物語やキャラクターの魅力などについて語りあって頂きました。 
見た目は可愛らしい小雨も、「ヤバいな」っていう空気感が漂っている
──最初に、ご自身の演じるキャラクターの紹介と、演じる際、特に意識していることなどを教えて下さい。

雨谷小雨役・原 由実さん(以下、原):小雨ちゃんは、見た目は可愛らしい女の子なんですけれど、自傷癖があって。そういう行為をしている時は、「ヤバいな」っていう空気感も漂っているし、普段も「話している相手と上手く掛け合ってない感じにしてください」というディレクションもいただきました。

原作のキャラクター紹介ページにこまかい設定などが書かれているのですが、好きなものの欄に、NON STYLEの井上(裕介)さんが好きと書かれていて(笑)。ネガティブだから、ポジティブな人が好きなのかなって(笑)。そんなツッコミどころもある不思議な女の子です。燐賀紗雪役・M・A・Oさん(以下、M・A・O):紗雪さんは、お家柄がそちらの方面の方で(父親は「燐賀組」組長)、すごく凛とした雰囲気を持っているキャラクターだと感じました。最初に「薄っぺらい感じにはならないように」というディレクションを頂いたので、ゆったりと構えて、冷静にドスを効かせることができるように意識しました。泉ヶ峰みかり役・本渡 楓さん(以下、本渡):みかりちゃんは、お家がとてつもないお金持ちのお嬢様で、執事の山井がそばにいます。とてもSっ気が強くて。たぶん、甘え半分、淋しさ半分だと思うのですが、いつも山井をいじめるというか……踏んだり、椅子にしたり、いろいろとお世話になっています(笑)。

山井自身、それが大好きでもあると思うのですが、大切なみかりちゃんが幸せであれば、という気持ちでもいてくれているはず。すごく良いコンビネーションだし、これからももっとやっちゃうぞ、と思ってます。山井とのシーンは、この作品の中でも異色なシーンなので、観ている方の和みになれば良いなという気持ちで演じています。水蓮寺清春役・松井恵理子さん(以下、松井):清春君は、男の子だけど自分のことを女の子だと思っている、いわゆる「男の娘」です。どのくらい男の子で、どのくらい女の子として演じるのかという点で、難しいキャラクターだなと思いました。みかりちゃんとすごく仲が悪いので、最初にやらせて頂いた時は、喧嘩した時はすごく男が出ちゃうという感じで演じさせて頂いたんです。

でも、逆に「プッツンとキレた時だけトランス状態に陥って、女の子の演技がすっごく上手くなる」という演技を試しにやってみてと言われて。それをやったら、「この方が怖いから、こっちで」ということになったんです。難しいですけれど、すごくやりがいがあります。滝口あさひ役・Lynnさん(以下、Lynn):あさひは高校生で、一人だけ年上なんですけれど、ざっくり言うと、ギャルです(笑)。本当に今どきの高校生で、周りがすごく個性が強い中で言うと、ある意味、普通の子かなと思っています。最初は、ギャルを意識して気だるくやり過ぎてしまったんですけれど、「今どきのギャルはもう少し普通」というディレクションをいただきました(笑)。

だから、今の段階では本当に普通の女子高生。しかも、あまり積極的に物事に参加していくタイプでもなく、「みんな、勝手にやっといて」という感じで、つかみ所もなくて。今後に、乞う御期待ですね。プロレスを観るのが好きという設定があるので、そこは身体が強くなるステッキの力とも、関係しているのかなと思っています。 
こんなにすごい話をアニメにして、本当に放送できるのかな
──では、『魔法少女サイト』という作品自体の第一印象を教えて下さい。

松井:エグい、エグすぎる(笑)。

一同:あはは(笑)。

原:本当にエグいんですけれど、話の展開が目まぐるしく変わっていくので、すごく面白くって。オーディションの時に原作を読んだのですが、その段階で出ていた巻までは、あっという間に読んじゃいました。

松井:先が気になりますよね。

原:そうそう! どの巻も、だいたい、すごくヤバい展開のところで終わるので(笑)。

本渡:私もオーディションに向けて原作を読ませて頂いたのですが、読んだのが夜から深夜にかけての時間で。この時間に読むんじゃなかった、と思うくらい怖かったです。お話は面白くて、絵も怖かったり可愛かったりしたのですが、こんなにすごいお話をアニメにして、本当に放送できるのかな……て。松井:画面が全部、真っ黒になっちゃうかと思ったよね(笑)。

本渡:本当にそう思うくらい、すごく衝撃を受けた作品でした。

M・A・O:衝撃的なシーンは最初の方からあるのですが、それを上回る悲惨なことが起きたりするので、読んでいて「あ〜〜」という気持ちになりました(笑)。

Lynn:だんだんとエスカレートしていくから、どこまでいくんだろうって思いますよね。

松井:グロさや悲惨さも目立つお話ですが、その中で段々と少女たちの横の繋がりが芽生えてきて。それは、友情ともまた違う繋がりなんですよね。そういった繋がりがあることで、また悲惨さなども引き立つのですが(笑)。読んでいると先が気になって、(魔法少女たちを)見守らなきゃという使命感のようなものが芽生えてくるところが、すごく魅力的だなと思います。


屈強な方たちに「お嬢!」と呼ばれて嬉しかったです
──先日放送された第7話で、小雨チームの5人が本格的に登場しました。第7話までの感想や、収録時のエピソードなどを教えて下さい。

松井:私、小雨ちゃんが薬を飲むところが大好きなんです!

原:発作みたいなのが起きると薬を飲むんですけど。「薬を飲んだら、発作はピタッと止めて下さい」というディレクションがあったんですよ。松井:あのシーンはすごくインパクトがありました。こんな可愛い子が、錠剤をめちゃくちゃたくさん飲んでいて。しかも、演技がすごく生々しかったんです。あの演技、神がかっていてヤバいと思いました!

原:ありがとうございます(笑)。

松井:7話は、小雨チームの顔見せ回みたいな感じでしたよね。紗雪の家の「お嬢!」「お嬢!」も面白かった。M・A・O:あれは嬉しかったです。屈強な方たち(組の子分)に、「お嬢、いってらっしゃいませ!」と言われることなんて普段は絶対に無いので(笑)。原:私は、山井さんのやられっぷりがいつも面白くて(笑)。恍惚とした感じでね。

本渡:すごく幸せそうなので、やりがいがあります(笑)。

松井:もっとドSに、みたいなディレクションもあったよね。

本渡:そうですね。私が思っていたよりも、かなりSな感じを求められて。「もっと、もっと」というディレクションがあったのも印象的でした。松井:一部のファンの人は、大喜びしてるかも。

本渡:だったら、良いなあ〜。

一同:あはは(笑)。

松井:その中で、あさひちゃんは異彩を放ってるよね。テンポ感も違って。

Lynn:そうなんですよ。登場する時も、みんなと一緒じゃなくて、原作とは違うタイミングで登場するんですよ。とりあえず、今のところはチュッパチャプスのお姉さん、と覚えておいてもらえれば(笑)。──皆さんは、アフレコに参加したのも、6話や7話からだと思うのですが、アフレコスタジオはどのような雰囲気ですか?

原:すごくほのぼのとしていて。楽しい感じだよね。

一同:楽しいですね。

松井:さっき、次の回(第8話)の収録をしてきたのですが、本編の内容もいろいろと凄すぎて……。本当は笑ってはいけないシーンなのですが、一周回って、笑いが込み上げてきちゃうんですよ。(朝霧要役の)岡本(信彦)さんの演技とか素晴らしすぎて、聴き入っちゃいました。


奴村さんの友達になって、楽しいところに連れて行ってあげたい
──小雨チーム以外のキャラクターで、特に気になるキャラクターを教えて下さい。

原:小雨チーム以外ですよね……。

松井:みんなすごく個性強いけれど……やっぱりお兄ちゃんかなあ(笑)。

Lynn:私も、そうなんですけれど、お兄ちゃんって言って良いのかなって(笑)。リアルに考えた時、人としては絶対にダメなんですけれど。キャラクターとしては最高なんですよね。松井:全部、持っていっちゃうよね。演じていても、すごくやりがいのあるキャラクターなんだろうなって思います。アニメだからこそ見られる人間像というか……。

Lynn:あそこまで振り切った狂い方だと、逆にすごいなって。好きって言っちゃうと、語弊があるんですけれど(笑)。お兄ちゃんのことをつい考えてしまいますね。インパクト強すぎです。

原:私は、にじみん(穴沢虹海)も、表と裏の顔のギャップがすごくて印象に残っています。あとは、よく爪を噛んでいるので、爪がそんなに早く復活するのかなって(笑)。

松井:「爪、伸びるの早いね」って話してましたよね。芹澤(優)さんのお芝居もすごかったので、喉が潰れちゃうんじゃないかなって、ドキドキしてました。原:そうそう、本当に心配になるくらいのお芝居で。気になるキャラクターです。

本渡:私、奴村(露乃)さんの意志が強くて、目標がまったくブレないところが大好きなんです。そのために生き急いでいて、大変なところもあるんですけれど。朝霧さんたちのフォローもしっかりしたりして。私がお友達になって、いっぱい楽しいところに連れて行ってあげたいなって、いつも思っています。

松井:私は、(朝霧)彩ちゃんにすごい庇護欲を感じるんですけど、同時に加虐心もあおられていて……絶妙なラインなんですよ(笑)。いつもビクビクしていて、元気な時もトーンは落ち着いてる。「守らなきゃ!」って思うんですけれど、泣いてるところもちょっと見たいなって(笑)。一同:あはは(笑)。

松井:すでに(作中で)いっぱい苛められているので、守ってあげようって気持ちになる人が多いとは思うんですけれどね。なにか、ムクムクと違う気持ちも湧いてきて、「はっ! いけない!」ってなります。

M・A・O:私は、サイト管理人さんたちがお喋りしている時、色々な意味で「わああ……」となりました。それまではずっと、得体の知れない方たちという印象があったので、仲間同士で会議をしていること自体が、すごく新鮮でした。 
「男の娘」の清春は、違うアニメだったら、モテていたはず
──魔法少女たちのステッキは、ぞれぞれに魔法の力を秘めていますが。一番使ってみたいステッキはどれですか?

原:私、あまり怪我はしないのですが、頭やお腹が痛いのも治るなら、小雨のステッキはすごい便利ですよね。身体を切るのは嫌ですが(笑)。すごい病気になったとしても、安心ですよね。

本渡:私は、やっぱりみかりちゃんのホウキ型ステッキで空を飛びたいです。鳥と一緒に飛んだり、海を越えて行ったりとか、夢は広がりますね。

M・A・O:私はあさひさんの(高速移動と身体能力を強化する)ステッキですね。あさひさんも言っていましたが、遅刻激減というのが羨ましいです(笑)。一同:うんうん。

M・A・O:ちょっと時間があったら、実家にも帰ることができますよね。温泉に行きたくなったら、すぐに行ったりもできるし、すごく良いなと思います。

Lynn:私は、時間を止めたいです。

──露乃のステッキで時間を止めて。何をするのですか?

Lynn:悪いことをするわけじゃないですよ(笑)。町や駅とかを歩いていて、人がいっぱいで通りづらい時とかに、時間を止めて。その間をかいくぐって歩いて行ったりとか。

松井:私も、悪いことには使わないのを前提で、にじみんのステッキは万能だなって。ちょとしたお願いしたりとか、平和な感じで使う分には良いかなって思います。──では、小雨チームの5人の魔法少女の中で、誰か一人と友達になるなら、誰が一番相性良さそうですか?

松井:私、清春とは友達になれる気がします。そういう偏見はないので(笑)。

一同:あはは(笑)。

松井:普段は明るいし、頭良いし。仲良くなって、女子力を分けて欲しいくらいです。

本渡:私も、清春ちゃんと一緒にショッピング行きたいですね。松井:取っ付きやすそうだよね。

本渡:はい。(作中では)いじめられていますが、あんなに可愛いんだから、むしろ、モテるんじゃないかなって思います。

松井:違うアニメだったら、モテていたはず(笑)。

原:私は、あさひかなあ……。意外と一番、常識人なのかな。話していても、ストレスを感じなそうだなって、すごく思います(笑)。

M・A・O:私は、公園とかでボーッとするのが好きなので、紗雪さんかあさひさんですね。紗雪さんは凜として我が道を行く感じだし、あさひさんも「飴いる?」といった感じでいてくれるのかなと思います(笑)。

Lynn:私も、紗雪さんです。すごいお家なので、彼女を味方につけたら、怖いものなさそうですよね(笑)。

M・A・O:あ、そうですね(笑)。

Lynn:あと、純粋にすごくカッコ良いなと思うので、お近づきになりたいです。

本渡:たしかに、紗雪さんの鉄壁を突っついて、ちょっとよろけさせたりできたら、絶対に可愛いですよね。そういうのも好みです。


残酷なシーンも増しますが、友情や心の繋がりもさらに深く描かれていく
──では、最後に『魔法少女サイト』ファンの皆さんにメッセージをお願いします。

Lynn:いよいよ小雨チームも5人揃いました。ここから物語もますますエスカレートしていって、残酷なシーンも増えますが、友情や心の繋がりもさらに深く描かれていきます。あさひさんも、きっと活躍するはずなので(笑)。楽しみにしていてもらいたいなと思います。

松井:ここまでアニメを楽しんで下さっている皆さんは、毎週、本当にハラハラしながら観て下さっていると思うんですけれど。小雨チームも加わったことで、新しい風が吹き、最後に向けて怒濤の展開になっていくと思います。原作が続いているので、私たちもどういう展開になるのかまったく見えていない状況で、私自身楽しみですし、観て下さっている方にも楽しみにして頂けたら嬉しいなと思います。

本渡:小雨チームが登場したことで、(彩たちの)味方がさらに増えて団結して。これから本当の黒幕というか、最終的な敵に立ち向かっていくところだと思います。松井さんも仰られたように、原作の方はまだまだ先まで続いているんですけれど、アニメとしては残り数話で最終回。どんな形で、この物語が結末を迎えるのか、私自身すごく楽しみでもありつつ。山井の身体がもつのかも心配です(笑)。

一同:あはは(笑)。

本渡:みかりと山井の掛け合いは、毎回、どんな風にいじっていくのかなと、私自身すごく楽しみなので、皆さんにも楽しみにして頂ければなと思います。

M・A・O:画面上では新しいキャラクターも増えてすごく華やかになったと思うのですが、お話は、少女たちからすれば酷な展開がどんどん出てきます。その物語を見守りながら、最後まで見届けて頂けたら嬉しいです。

原:ここまでの段階でも、すでに怒涛の展開になっているんですけれど。私たちもアフレコをしていて、「あれ? ここは原作とちょっと違うね」と思うところもあって。今後、どんな展開をして、どんなラストを迎えるのかは、私たちもまだ全然予想がついていません。ぜひ、皆さんにも最後まで楽しんでいただけたらと思いますし、私たちもチーム一丸となって、アフレコを頑張っていきたいと思います![取材・文/丸本大輔]

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