奇声上げ赤ワインぶちまけ!東出昌大の発狂が注目集めて視聴率急上昇、山崎育三郎の思惑は?/『あなたのことはそれほど』第六話レビュー

5月25日(木)1時0分 messy

少しずつ有島くんがカッコよく見えてきました(『あなたのことはそれほど』公式サイトより)

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TBSドラマ『あなたのことはそれほど』、第六話にして平均視聴率を11.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)まで上げてきました。初回の11.1%以降は9%台で安定推移していたのですが、まさかの急上昇。ここから『逃げ恥』みたいにラストまで右肩上がりに出来たらTBSは大喜びでしょうね。きっちり原作マンガをなぞったストーリー(台詞も)ではあるものの原作はまだ完結していませんし、ドラマのオリジナルキャラ(山崎育三郎☆)が脇におさまらなそうな役柄なので、どんな結末を用意しているのか正直めちゃくちゃ気になります。

<登場人物>

■渡辺美都(わたなべ・みつ)/波瑠
旧姓・三好。スナックママの一人娘、母子家庭育ち。地元は横浜。眼科の医療事務として働く女性。小学校時代に転入してきて中学で転校してしまった有島くんに初恋をし、大人になった今もその恋心を保管し続けている。優しく料理上手な涼太にアプローチされて結婚。

■渡辺涼太(わたなべ・りょうた)/東出昌大
インテリア関係の会社の総務部で働く。眼科で美都に一目惚れして求婚。愛妻家で料理上手で洗濯や掃除も得意。朗らかで愛情深く、見知らぬ他人にも親切で、妻の母親ともうまくやっている。妻のケータイチェックや、LINE連投を厭わない。

■有島光軌(ありしま・こうき)/鈴木伸之(劇団EXILE
サラリーマン。親が転勤族で横浜→所沢に引越し。美都とは横浜時代のクラスメイトだった。所沢の高校の同級生だった麗華と結婚し、一児の父に。学生時代からイケメンで女に不自由しないタイプ。公式紹介によると「基本的には家庭第一なのだが、根が優しく流されやすい性格のため、泣きつかれると弱い」。

■有島麗華(ありしま・れいか)/仲里依紗
旧姓・戸川。父が不倫で失踪、母を家事やバイト収入で助ける学生生活を送ったアダルトチルドレンな苦労人。不美人。高校の同級生だった有島と結婚し妊娠、所沢の実家で里帰り出産。人当たりは良い。(筆者註:髪色や所作など、おばあさんみたいに見えます)

【第一話】再現VTRみたい…アレンジがダサい、役者も演出もしょぼい!
【第二話】気持ち悪いのは粘着夫(東出昌大)ではなく恋愛脳満開の新婚妻(波瑠)の方では…?
【第三話】不倫妻が罪悪感ゼロなのは夫を少しも愛してはいないから
【第四話】夫が陽気なイケメンだったら、妻がもっと成熟した女なら、夫婦は噛み合ったのか? 否、結婚していなかったでしょう
【第五話】不倫相手の自宅訪問を時間差攻撃で! 恐怖演出で不倫解消を促進する逆ゲス効果アリ

不倫の罰ってなーに?

前回、妻・美都の不倫相手である有島くんと麗華夫妻に接触した涼太は、雷の写真をSNSに投稿して「お天道様の罰が当たった(^^)」と書いてたけれど、何をもって“罰”というんでしょうね。有島くんをビビらせたことが、有島くんへの罰? ビビった有島くんに関係を断たれそうになっている美都への罰? いやー、麗華が一番恐怖を感じているのでは……? だって、まず「夫の中学の友人」を名乗る渡辺という女(美都)が、朝っぱらから家に訪問してきて。数日後には、謎のデカい男(涼太)が公園でわざとぶつかってきて。夫の行動はいちいちちょっと怪しくて。乳児を育てて結構忙しい毎日なのに、何なのこの人たちいい加減にしてって思いますよね。

さて、有島くんをビビらせて帰宅した涼太は、「慣れない中目黒で買い物」し、髪の毛も少し短く切って“有島くんふう”の男になっていました。美都はびっくり。視聴者もびっくり。東出さんってイケメン枠だったはずなのに、白いVネックTとジャケットとシルバーアクセがめちゃくちゃ似合ってない……ていうか中目黒でショップ店員の言われるままに買ってあんな服装になるんだ……? 「みっちゃんこういうシュッとしたほうが好みかなあと思って」とニコニコする涼太に、美都は「なんで笑ってんの、こんなのおかしいよ」と取り乱します。

美都が不倫をしたことを知っているけれど「別れない」と固い決意の涼太は、不貞行為について「なじるのも話し合いも無駄。それよりもこれからをどう楽しくやっていくのか、そういう話し合いなら大いにしたいけどね」と一笑に付します。話し合い、無駄かなあ。美都の好きな男のタイプを聞くための話し合いくらいしたらどうかな? いや、それこそ無駄ですよね、美都は「有島くんが好き」なだけで「有島くんみたいな男が好き」なわけじゃないし、「有島くんみたいな男」って付け焼刃でおしゃれしてもダメで「小学校時代からカッコよかった男」のことですからね。

「ちゃんと別れ話をしよう」と、有島くんをいつものバーに呼び出した美都は「別れる気なんかない。私は(夫にとって)今のままでいいらしいの、だから別れない」と強情を張ります。「それはそっちの事情だし。俺はうちの奥さんの勘の良さが超〜怖い」と言いつつも、呼び出しに応じて酒を飲んじゃった時点でアウトですよ、ヤるんでしょう? この期に及んで、まだ妻にバレずに切り抜けられると楽観視しているのでしょうか。

ところがジワジワどころか急速な勢いで有島家を追い詰める涼太は、会社を早退してまたも有島家の近所の公園を急襲、お散歩中の麗華を待ち伏せます。勘の鋭い麗華は、この怪しい男に話しかけ、名前を尋ねました。涼太は自分の苗字が「渡辺」であると名乗ります。麗華はこのとき完全に悟ったはずですよね。謎はすべて解けた……! ってね。



夕餉の席で、麗華は夫に「あの変な男の人に、公園でまた会った。渡辺さん。あなたの中学の同級生も渡辺さんだったよね?」と静かに突っ込んでいきます。黙り込む有島くん。まだ不倫の物証はない、しらをきれる、でももうヤバイ(前々から出川並みにヤバイヤバイ言ってますけどね)。美都の「会いたい」LINEに、「柴犬君(=涼太)を放し飼いにしないでください」と返信し、今度こそ縁を切ろうと誓うのですが、有島くんさあ、本当に縁を切りたいんならまずはLINEブロックと着信拒否じゃないかな。それともいきなりそんなことしたら、逆上した美都が何をするかわからない怖さもあると考えてるんだろうか。や、考えてはない、たぶん。

まだ別れないんかい

有島くんの返信を見て、またしても夫が有島家の近くをウロついたと知った美都は、「有島くんの奥さんに会ってどうするつもり?」と涼太を問い詰めます。でもね、涼太は正論を述べちゃいましたよ。

「どうしてボクが怒られるの? みっちゃん、よく考えて。誰が悪いの?(奥さんに)バレたら関係が続けられなくなるから?」

ぐぅ〜。そりゃあっちの奥さんにバレない限りは、有島くんを手放したくないよねえ、大好きな人だし有島くんと会えるのは唯一の癒し時間だもんねえ。さらに「真面目そうな人だよねえ、頭も良さそうだあ。取り乱したりするのかなあ。どういうふうに有島くんを責めるのかちょっと見てみたいね」と面白がるようなことを言う涼太を美都は「楽しんでない?」と責めますが、「2人で散々楽しんだくせにとぼけたことを」と返されてぐぅの音も出ません。まあ、その後で自分も夫に尾行されていたことを知ったうえ、ぽろぽろ涙を流して「好きだよ」と囁く涼太に耐えられなくなった美都は、トランクに荷物を詰めて家出したんですけど。「ムリ、もう涼ちゃんとはムリ。ムリ……超ムリ」って……まあ、ムリですよねえ。有島くんともムリですけど。

不倫開始当初から唯一「こりゃーおおごとだ」と捉えて美都を注意していた親友・香子は、家出してきた美都に会うなり大声で「バッカじゃないの!」と叱り飛ばします。この子だけなんだよな、「不倫ダメゼッタイ」を言うのは。「有島と一緒になりたいのか? 遊ばれてるだけだと気付け」と諭す香子に、美都は内心「(有島くんと私がどんだけイチャこいてたか)知らないくせに」と毒づくも、泣きついて一晩泊めてもらいました。

そのころ有島家では、麗華の祖母が倒れて「危ない」との実家コールを受け、有島くんは仕事を休んで車で麗華・娘と一緒に地元の所沢へ。祖母の病状はたいしたことなく、娘には麗華母がべったりなので、久しぶりに夫婦2人きりでお茶する時間を持てました。妻を気遣い、娘を風呂に入れる係を積極的にやり、どこからどう見ても良いパパ・素敵な夫である有島くん。夫の浮気に散々悩まされた麗華母は(今も離婚してないけれど麗華父は愛人宅に行っちゃってます)、そんな有島くんを見て安堵の溜息を漏らすのでした。

母「お前はいい旦那を見つけたね。私みたいになんなくて本当よかった。本当、よかったあ〜…」
麗華「父さんってさ、どんな女と浮気してたの?」
母「あの人はねえ、とにかく綺麗な女が好きなの。綺麗で可愛くて女のイヤーなところたっぷり持ってるようなね」
麗華「何で別れないの? 出て行ったきりで生活費だってもらってないんだしずっと苦労させられて都合のいいときだけ戻ってきてさ」
母「私しかいないから。あの人の周りはたくさん女がいるけど、私みたいな女は私しかいないから」
麗華「好きなんだ。好きなことしてるんだ」
母「バカだねえ。ま、お前にはわかんないよ」

今まさに夫が、綺麗で可愛くて女のいや〜なところてんこ盛りの渡辺という女と不倫していることに、はっきり気付いている麗華の心境は複雑でしょう。深夜、夫のスマホはブーブー鳴りっぱなし。それを覗き見るような真似はしないけれど、仕事や友達からの連絡でないことくらい、わかっているはずです。有島はスマホの電源オフっとけよ!

翌日、仕事のため一人で先に東京の家に戻る夫の助手席にすべりこみ、麗華は「私も帰ろうかな」と口にします。きょとんとする有島くん。「……っていうワガママを私、今まで言ってこなかったなあって思って。好きなことしていいって言われたら、とりあえず、あなたを今ひとりにしない」……と、切羽詰った表情で一息に言ってから、「いってらっしゃい、気をつけて」と微笑んだ麗華、ばっちり釘を刺したわけです。かくしてその夜、有島くんは「今から会える?」と例のバーに美都を呼び出し(釘刺されてんだから会うなよLINEで終われよ)、正式な別れ話を切り出すのですが、もはや失うもののない美都はそう簡単に別れに応じたりしません。それにしても、付き合いはじめに“正式な約束”なんてしてないのに、別れるのには“正式な話し合い”が必要なんてナンセンスですね。



美都が家出して数日(およそ二日間?)、香子の部屋へ迎えに行く算段だった涼太はしかし、美都がすでにその部屋にいない(有島くんと飲んでホテル向かってるからね)と知り、発狂。泣き笑いのような奇声を上げながらリビング中に赤ワインを撒き散らすところが本日のハイライトでした。視聴者は「暴れん棒」と評して大爆笑していた様子、でも筆者はちゃんと寒気がしましたよ。涼太の支配的で幼稚な側面が表出していてすっごく怖いですもん。のうのうと不倫しちゃう、心が自由な有島くんが魅力的に見えるのは仕方ないって思っちゃいますよ。ついでに言うと美都は容姿が可愛い設定なので、有島くんが可愛い(ヤリたい)と思っちゃうのも仕方ない。セックスなんてそんなもんだろう……なんて。

まだ六話、後半戦が始まったばかり。原作は既刊五巻までで、ドラマは六話までで一〜三巻を消化したところです。世界観はともかくとして登場人物の台詞や本筋は原作通りに進んでいますが、どうせ完結していないのだからこのあたりで思いきり独自方向へ舵を切ってほしいですね。つまりキーパーソンは育三郎だ!

<今週の育三郎!>

前半、涼太のランチタイムに登場した小田原。甘党(スイーツ男子)ゆえランチはエクレア2本、なのに1本を涼太に分け与えちゃいました。どんだけ涼太大好きなの!

「エクレアってイタリア語で雷が語源らしいよ。お天等様の罰が雷っていってたけど、俺にはごほうびだな(エクレアは甘くて美味しいから)」と意味深な言葉で涼太の心をザワめかせる小田原、明らかに涼太は妻の話題を避けたがってるのに気付いていながら、「奥さんの陶芸できたの? 素人が作っても使えんの?」とグイグイいきます。その思惑は!?

逃げるように早退した涼太と入れ替わるように、美都の母が会社にやって来て小田原とばったり(彼らはホムパで面識あるんです)。売れっ子インテリアデザイナーのはずなのに妙に時間があるらしい小田原は美都母とカフェで茶を飲み、またもや意味深発言を繰り出す。何なのこの謎の男〜〜〜。

小田原「渡辺(涼太)が早退なんて始めてですよ。歯が痛いなんて嘘までついて。ちょっと心配なんですよねえ、あいつこの前言ってたから、美都さんのこと。嘘が下手なところが嫌いだって。だから俺言ったんです、嘘が下手ないい子じゃないかって」
美都母「もしかしたら美都には、小田原さんみたいに世慣れた人のほうが合ってたのかもしれないね」
小田原「はっ? 何言ってるんですかおかあさんw」

そりゃ確かに何言ってんだ、ですけど、小田原が涼太夫婦に執拗に絡むのは一体どうして? こんなに意味不明なオリキャラですもの、制作側の意図があるに決まっています。つまり育三郎の存在はこのドラマを大きく左右するはず。つまり? 来週もまだまだ育三郎から目が離せないッ!

(ドラマ班:下戸)

【第一話】再現VTRみたい…アレンジがダサい、役者も演出もしょぼい!
【第二話】気持ち悪いのは粘着夫(東出昌大)ではなく恋愛脳満開の新婚妻(波瑠)の方では…?
【第三話】不倫妻が罪悪感ゼロなのは夫を少しも愛してはいないから
【第四話】夫が陽気なイケメンだったら、妻がもっと成熟した女なら、夫婦は噛み合ったのか? 否、結婚していなかったでしょう
【第五話】不倫相手の自宅訪問を時間差攻撃で! 恐怖演出で不倫解消を促進する逆ゲス効果アリ

<そのほかのドラマレビューはこちら>

▼母になる

▼人は見た目が100パーセント

▼あなたのことはそれほど

▼女囚セブン


▼フランケンシュタインの恋

▼ボク、運命の人です。

messy

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