餅田コシヒカリ、2度目の脱毛症を救った相方・小野島の理解 『細かすぎて―』優勝は「ウィッグのおかげ」

2025年5月26日(月)7時14分 マイナビニュース


お笑いコンビ・駆け抜けて軽トラの餅田コシヒカリと小野島徹が25日、都内で行われた「スポーツウィッグ」のローンチイベントに登場。脱毛症になった餅田を支えた小野島との“コンビ愛”あふれるエピソードが明かされた。
○最初に発見した時は「隠さなきゃ!」
“顔カトパン”でおなじみの餅田は2023年、脱毛症によりウィッグを付けていることを告白。宮城県出身の餅田は、東日本大震災後の高校1年生の時に1回目の発症があり、「悲しさやもどかしさがあって、それを親に感情としてぶつけることができなかったんです」と振り返る。
その後、芸人になってコンビ結成後の2018年に2回目の発症。それは、相方の小野島が最初に気づいたそうで、「若い女性の髪がなくなってることにびっくりして、ライブ前だったのでまず“隠さなきゃ!”という気持ちになりました」(小野島)と駆られたという。
当初は部分隠しの粉を使い、餅田の手が届かない箇所は小野島が「誰にも見られない新宿のビルの非常階段でかけていました」ということも。また、ウィッグを被せやすいように、小野島宅のキッチンにてT字カミソリで餅田の髪の毛を剃ってあげることもあったそうだ。
そんな小野島の受け止め方に、餅田は「特別扱いされなかったので、明るくいられたんです。私がウィッグを取った姿も全部見て、それを楽しく面白おかしくしてくれたので、2回目(の発症で)落ち込むという瞬間がありませんでした」と救われたという。
○奈落の底でウィッグが外れる
駆け抜けて軽トラは、『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』(フジテレビ)の常連だが、餅田の体が大きく成長しすぎて、ネタ披露後の奈落への落下速度が加速しているのだそう。小野島は「2年くらい前、落ちる時にウィッグが取れちゃって、テンピュールクッションがウィッグを被ってるみたいになっちゃって。スタッフさんが来る前に僕がウィッグを回収して、奥に埋まってる餅田に被せるということもありました」と、危機一髪のエピソードを明かした。
今回のイベントでは、ズレにくさや外れにくさが飛躍的に向上し、その名の通りスポーツも楽しめる「スポーツウィッグ」を着用して登場した餅田。「あの時に(開発した)ハリイさんのこのウィッグに出会ってたら、絶対外れなかったと思います。簡単に装着できて、すごい感動してます」と話すと、ハリイの池野順子社長は「めちゃくちゃうれしいコメントをありがとうございます」と感謝した。
2019年の『細かすぎて』では、「昭和ポルノの世界」シリーズで見事優勝した駆け抜けて軽トラ。その背景に、小野島は「収録前に(餅田が)ウィッグを付けたらすごくよくて、その日のパフォーマンスが向上したんです。あの優勝はウィッグのおかげだと思うので、付けることによって本当に表現力も上がるし、人生も変わると思います」と強調しながら、「僕から言えることは、(脱毛症で)悩んでる人となるべく同じ目線に立って会話したりすることが大事だと思うので、近くに悩まれている方がいたら寄り添ってあげてください」と呼びかけた。
○コメ作りに励むコシヒカリの相方、価格対策「しっかりしてもらいたい!」
トークショーでは質問コーナーも。ここで、“コシヒカリ”が芸名の餅田に最近のコメ問題について見解を聞いてみると、相方の小野島が代わってまさかの熱弁。
現在、栃木に移住してコメを作っているという小野島は「物価が全部高騰して、肥料もガソリンも大変なので、お米の値段が上がらないと農家は全然プラスにならないんです! だからお米の値段が安すぎたんじゃないかというのもありつつ、おいしいお米を届けたいというのもあるんですけど、そのへんはしっかりしてもらいたいです!」と訴え、餅田は「私はおいしく食べてるだけなんで(笑)」と恐縮していた。
ちなみに小野島が作っている銘柄は「コシヒカリ」と、天皇家の献上米にも選ばれた「とちぎの星」とのことだ。
このイベントには、こちらも脱毛症を告白したアイドルグループ・エレクトリックリボンのpippiや、悪性リンパ腫により抗がん剤治療を行った元キックボクシング日本王者での今野顕彰氏も登場し、自らの経験を語った。

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