中川大志、20才の大ブレイク確実 小栗旬との一致点も多数

5月26日(土)7時0分 NEWSポストセブン

「花男」で馳天馬を演じる中川大志

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 10代の若手俳優のなかで今、もっとも注目を集めるひとりが中川大志(19才)だ。『花のち晴れ〜花男Next Season』(TBS系)でも活躍が目立つ彼の魅力について、コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。


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『花のち晴れ〜花男Next Season』でヒロイン・江戸川音(杉咲花)の婚約者・馳天馬(中川大志)が、「『花より男子』花沢類の再来!」と言われ、注目を集めています。


 主演は杉咲花さんであり、馳天馬は神楽木晴(平野紫耀)に続く“2番手の男性キャラ”という立ち位置にも関わらず、現時点での注目度は、同作の中でトップ。SNSやネットコラムを見ると、「馳天馬」「中川大志」というフレーズの多さに驚かされます。


◆『GTO』でも同じ役を演じる不思議な縁


 この盛り上がりは、2005年に放送された『花より男子』で、小栗旬さんが演じる花沢類が、主演の井上真央さんや相手役の松本潤さんと同等以上の熱狂的な支持を集めたときを彷彿させます。


「花沢類と馳天馬が“クールな王子様キャラ”という点で似ている」こと以上に気になるのは、小栗旬さんと中川大志さんの一致点。俳優としての活動ステップが似ているのです。


 昨今の若手俳優は、「ライダー」や「戦隊」、あるいは「朝ドラ」を経由してブレイクするのが定番。「ルックスのよさを全面に出しつつ、出演作を重ねることで演技力を磨いていく」というパターンが定着しました。


 その点、小栗さんと中川さんは、「ライダー」「戦隊」「朝ドラ」を経由していません。子役として活躍し、小栗さんは『八代将軍吉宗』『秀吉』、中川さんは『江〜姫たちの戦国〜』『平清盛』と、それぞれ大河ドラマに出演。その後も助演として数多くの作品に出演を重ね、地道にステップアップしていきました。


「思い切った主演抜てき」「〇〇の相手役でフィーチャー」されたのではなく、朝ドラなどの大作で一気に顔と名前を売ったわけでもなく、徐々に知名度を上げていったのです。


 なかでも注目したいのは、小栗さんと中川さんが同じ、吉川のぼる役にキャスティングされた『GTO』(フジテレビ系)。2人は、心優しい性格ながら、イジメられて自殺未遂してしまう高校生を熱演しました。


 小栗さんが演じたのは1998年、中川さんが演じたのは2012年。現在、小栗さんは35歳、中川さんは19歳。放送時期と年齢はかなり離れていますが、それぞれのスタッフは2人にどこか似たものを感じていた様子がうかがえます。


 見た目も年齢も異なる別の俳優ながら、『花男』と『GTO』で2度に渡って似た役を演じたのは、数多い俳優の中で2人の才能とステップがシンクロしているからではないでしょうか。


◆品のある佇まいと、重さを背負える強み


 話を中川さんに絞ると、最大の魅力は、品のある落ち着いた佇まい。


 ハマっているのは、白い制服を身にまとった王子様キャラの馳天馬だけではありません。『真田丸』(NHK)では、堺雅人さん、内野聖陽さん、哀川翔さん、峯村リエさんら、百戦錬磨の先輩俳優がそろうなかで豊臣秀頼を演じ、品のある落ち着いた佇まいは風格すら感じさせました。


 さらに過去を振り返ると、『家政婦のミタ』(日本テレビ系)で演じた中学2年生・阿須田翔は、バスケ部のキャプテンでクリーンな性格。『夜行観覧車』(TBS系)で演じた高橋慎司は、人気アイドルに似たルックスで1年生ながらバスケ部のレギュラー。往年の名作をリメイクした『南くんの恋人〜my little lover』では、それまで普通の高校生だった南くんのキャラ設定が「容姿端麗・成績優秀」に変えられるほどでした。


 多くの若手イケメン俳優がいる中で、「中川さんほど凛々しい役柄が合う人はいない」というのが、テレビマンたちの見方。アイドル俳優やライダー・戦隊出身俳優は良い意味での“軽さ”が武器になりますが、中川さんは役柄の出自や才能などの“重さ”を背負って演じられる俳優なのです。


 また、“品のある落ち着いた佇まい”というベースがあるからこそ、感情をあらわにして怒ったときや、バカなことをしておどけるときのギャップは大きなものがあります。実際、『水球ヤンキース』(フジテレビ系)では水球部なのに泳げないおバカキャラを演じ、『監獄学園-プリズンスクール-』(TBS系)では深夜ドラマらしいエッチなシーンに挑んで、視聴者の支持を集めました。


 今後も“品のある落ち着いた佇まい”というベースや、“重さ”を背負って演じられるという武器がある限り、中川さんの俳優人生は順風満帆ではないでしょうか。


◆「20代での大河ドラマ主演」も夢ではない


 小栗旬さんのように、『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』(フジテレビ系)や『BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係』(テレビ朝日系)の刑事から、『リッチマン、プアウーマン』(フジテレビ系)の社長、『信長協奏曲』(フジテレビ系)の歴史上人物、映画『ルパン三世』のアニメキャラ、映画『クローズZERO』の武闘派ヤンキーまで、幅広いジャンルの役柄で主演を務める日は遠くない気がします。


 今年は中川さんにとって、来月6月14日で20歳を迎える節目の一年でもありますが、ここまでのステップを見る限り「20代のうちに大河ドラマの主演を張る」ことも決して夢ではありません。老若男女、誰もが認める若手スター俳優がひさびさに生まれるのではないでしょうか。



【木村隆志】

コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者。雑誌やウェブに月20本前後のコラムを提供するほか、『週刊フジテレビ批評』『TBSレビュー』などの批評番組に出演。タレント専門インタビュアーや人間関係コンサルタントとしても活動している。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』『独身40男の歩き方』など。

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