フジ榎並アナのハプニング力 坂上忍との応酬で熱視線

5月28日(月)7時0分 NEWSポストセブン

坂上忍からイジられている榎並アナ

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 放送スタートから今年で5年目に入り、安定した人気を獲得している平日昼の帯番組『バイキング』(フジテレビ系)。この番組で進行を務めているのが同局の榎並大二郎アナウンサー(32)だ。SNS上では日々、司会である坂上忍の発言に注目が集まっているが、実は榎並アナが引き起こすハプニングにも熱視線が集まっている。『バイキング』の隠れた“陰の功労者”、榎並アナの魅力に追った。


 榎並アナに関心が寄せられるようになったのは2016年の秋ごろ。実はこの時期、それまでひな壇に座っていた坂上が、立って司会を始めるようになったのだ。巨大ボードを挟んだ形で榎並アナと隣合わせになり、ほぼ2人の掛け合いで番組が進むようになった。こうして坂上はもちろんだが、自ずと榎並アナも脚光を浴びるようになっていった。


◇目が離せないハプニング工場長


 例えば今年の「榎並アナ」周辺の『バイキング』トピックスを一部列挙してみると、


・「蔵出しVTRと本人“直撃”(ちょくげき)インタビューを…」と言うべきところを、“直筆(じきひつ)インタビュー”と読み間違え、坂上から「それはダメだわ」と注意を受ける。(1月11日)


・アメリカのフィギュアスケート選手ネイサン・チェンを「ネイチャン・チェン」と2度も間違え、さらにはパトリック・チャンを「マイケル・チャン」と言い間違える(マイケル・チャンは元プロテニス選手で現在錦織圭選手のコーチ)。坂上から「お前、もう帰れ!」と一喝される。(2月15日)


・至学館大学・谷岡郁子学長が卒業式の祝辞で述べた「簡単にテレビ、ネットで流れているからと言って鵜呑みにしない。『一方的な意見ではなく、さまざま意見、情報に広く接してほしいと思います』」という部分を、「一方的な意図ではなく意思ではなく意見ではなく」となぜか付け加えて言い間違え、坂上から訂正を求められる。(3月21日)


・京都での大相撲春巡業での「女性は土俵から降りて…」騒動。専門家として東京相撲記者クラブ会友・大見信昭氏がゲストで来ていたのだが、榎並アナは、大見氏の紹介を忘れてボードでの解説をし始めたため、坂上から「大見さんご紹介して」と指示される。(4月6日)


・愛媛県今治市で逃走していた受刑者が身柄を確保された事件。それを受けて地元の漁協の組合長の話として、犯人が渡ったと思われる海について「人の害になるサメやクラゲなどもいない」というコメントを紹介。だが榎並アナは「人の害になるサメやクジラなどもいない」と読み間違える。坂上が「今、盛った?」と質問されると、榎並アナは「『ク』に(つられて)」と謝罪。(5月2日)


・梅宮アンナが4月からYouTuberになったニュースを紹介する際、榎並アナは「ネイルサロンとスパに通う様子をアップしました」と切り出し、「(4月)17日には『anna style』ということで自身がカラーリングをする様子を、ただただ流すという…」とチクリ。スタジオが笑いに包まれる中、おぎやはぎ矢作謙から「“ただただ”って言っちゃった」、坂上からも「悪いぞ今のは!」とクギを刺されていた。(5月23日)


 誤読、失言、飛ばし読みなど、榎並アナは毎日何かしらのハプニングをもたらしてくれている。もちろんそれらのミスはアナウンサーにはあってはならないのだが、その特性が、連日息が詰まるようなシリアスな事件が多い中での「緩衝材」、さらにはこの『バイキング』でのアクセントとなっているように思える。


 宮根誠司アナや羽鳥慎一アナ、桝太一アナといったアナウンサーの諸先輩も生放送の帯番組を持っているが、彼ほど頻繁にネットニュースに取り上げられる者もいないだろう。


◇攻めの司会と受け身のアシスタントの黄金方程式


 先ほど紹介したハプニングを見ても分かる通り、榎並アナと坂上は常に話題の中心にいる。その関係性は、例えば『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)における、宮根誠司アナと気象予報士の蓬莱大介氏、また『ひるおび!』(TBS系)でのホンジャマカ・恵俊彰と同じく気象予報士の森朗氏のような上下関係に近いものがある。蓬莱氏は宮根アナとの絡みで有名になり、また恵と森氏の掛け合いは番組に欠かせないワンシーンとなっている。つまり坂上と榎並アナの応酬も、人気番組の方程式を踏襲していると言えよう。


◇信頼しあうからこそ?のコンビネーション


 坂上に追い立てられることのほうが多い榎並アナだが、反撃するときもある。5月8日、アルコール依存症について特集していた際、榎並アナが、「『バイキング』始めてから酒量、やはり増えましたもんね」と坂上に向かって意味深に言うと、カメラが、驚いたような顔をする坂上にズーム。榎並アナはサラリと「楽しいお酒ですよ、もちろん」と笑っていた。


 このような軽妙なやり取りは意外とよく見られる。これも先ほどと同じ5月2日の放送だが、受刑者が逃げる途中「バイクを盗んで逃走した」ことを知った坂上が、榎並アナに「ちょっと歌ってよ」と、尾崎豊の名曲『15の夜』をリクエスト。すると榎並アナは「(受刑者は)27歳ですから」と言って歌うのを拒否。坂上もまさかの回答に「それぐらいわかってますから!」と笑っていた。


 4月から始まった坂上の新番組『直撃!シンソウ坂上』に榎並アナが起用されたのも、『バイキング』でのコンビネーションが評価されてのことだろう。


 そんな榎並アナは毎年、坂上の6月1日の誕生日にちょっと変わったプレゼントをしているのだという。それは、羊毛フェルトで一針一針作った坂上の愛犬。毎年1匹ずつ、それぞれ違う飼い犬をモチーフにした人形を、夜なべをして完成させている。身長180cm、大学時代は水泳部主将として鳴らした細マッチョのスポーツマンがハンドメイドに明け暮れる姿を想像すると微笑ましくなる。さて、榎並アナ、今年は何を贈るのだろうか。


 2008年入社。同期は、フリーアナウンサーとして活躍している加藤綾子アナ、そして『FNN プライムニュースα』のメインキャスター、さらには『Mr.サンデー』では宮根誠司アナとともに司会を担当し、フジ報道の顔となっている椿原慶子アナ。これまで活躍の場があまりなかった「遅れて来たルーキー」の逆襲なるか。 (芸能ライター・飯山みつる)

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