ペットは供養する時代に、死んだ時にすべき遺体のケア方法

5月28日(月)7時0分 NEWSポストセブン

ペットの“終活”を考える人も増えている(写真/Getty Images)

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 2017年1月、大阪府枚方市のペット霊園が、利用者への説明がないまま突如閉園した。骨が掘り返されたため、飼い主はペットの遺骨の行方がわからなくなる事態となった。


「こういったペット霊園をめぐるトラブルはここ数年増えています」と、ペットに関する事件・トラブルなどに詳しい弁護士の杉村亜紀子さんは話す。というのも現在、ペット霊園や火葬場について規制する法律がないからだという。


「ペット霊園や火葬場の需要は伸びているのに、それを規制する法律がありません。そのため、ペット霊園が住宅街につくられ、煙やにおいなどを不安に思う周辺住民とトラブルになるケースも多いんです」(杉村さん)


 トラブルを未然に防ごうと、自治体が独自に設置許可条例を制定する動きも出てきている。前出の枚方市も今年7月からペット霊園の設置は許可制とするなどの条例が施行されることになった。


◆ペットの供養にルールはない。人の場合と同じ流れをイメージする


 昔はペットが亡くなったら、自宅の庭や裏山などに埋める人も多かったが、ここ数年で、ペットを家族同然に見送り、供養したいと思う人が一気に増えたと、「愛ペットグループ」の北治美津子さんは言う。


 しかしペットには、人のように、「墓地、埋葬等に関する法律」などもない。


「見送り方に迷った時は、人の供養と同じ流れで考えてください」(北治さん)


 とはいえ、具体的にどのような手順で進めればいいのだろうか。


◆死後硬直が始まる前に遺体のケアを。家族との最後の時間をつくるのが大切


 ペットの死後、まずやるべきことは遺体のケアだ。ペットの大きさにもよるが、約2時間で死後硬直が始まる。その前に、目や口を閉じ、手足は寝ているような状態に曲げる。その後、固くしぼったタオルで、体を拭いて清める。


「清めた後は、タオルなどで包み、ベッドやダンボールに寝かせましょう。その時、体液が流れ出るので、ペットシーツを敷き、保冷剤などで頭とお腹を冷やすと腐敗を遅らせられます」(北治さん)


 部屋の温度はなるべく下げ、保冷剤をこまめに換えると、夏場で1〜2日、冬場で3〜4日は安置できるという。その後、火葬場へ連れて行く。


「ペットが慣れ親しんだお家で、最後の時間を家族と過ごすことが飼い主の心の整理には必要です」(北治さん)


※女性セブン2018年6月7日号

NEWSポストセブン

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