俳優やアイドルに本気で恋するヲタが多数集結…… “ガチ恋トークイベント”に出演した話

5月25日(金)12時0分 耳マン

モーニング娘。石川梨華に10年以上“ガチ恋”を続けているドルヲタのふちりんによる完全ノンフィクション連載。梨華ちゃんに健気に恋をする彼が、2017年3月13日に結婚した彼女への想いを、結婚が近いという報道があった2017年元旦から振り返り繊細に紡ぐ。【ガチ恋……アイドルにガチ(本気)で恋をすること】


番外編/ “ガチ恋トークイベント”に出演した話

 ある日、めりぴょんさんという有名な若手俳優ヲタの方から「ガチ恋をテーマにしたトークイベントに出てくれないか」という依頼が来ました。僕は内気で口下手だからものすごく迷ったけれど、勇気を振り絞って出演することにしました。僕のガチ恋に関する苦い経験をより多くの人に知ってもらい反面教師にして、より良いヲタ生活を送ってほしいと思ったからです。当日は美容院に行き、できるだけおしゃれな服装をして、会場の高円寺パンディットに向かいました。

 共演者のめりぴょんさんもあやさんも、スタッフの方々もみんな若くて綺麗な女性だったので、開場前の打ち合わせの段階からとても緊張しました。開演時間になり、登壇したときに45人ほどのお客さんを見渡すと、なんとお客さんも全員女性でした。たぶん全員が若手俳優ヲタです。ガチ恋おじさんはひとりもいません。僕だけです。これは完全にアウェイだな!と思って震え上がりました。酒を飲んでもいいということだったので、さっそく生ビールを頼んで飲みました。トークする側の人間としてこういうイベントに出るのは初めてだったこともあり、緊張で声が震え、マイクを持つ手も震えました。どこを見ていたらいいかわからず、目が泳ぎました。酒を飲んでも飲んでも酔いません。しかしめりぴょんさんが司会みたいな感じでいろいろ話を振ってくれたので、若い女性たちに囲まれながら檀上で酒を飲んでるだけのおじさん、になることは避けられました。僕のどんよりとしたつまらない話にも聴衆のみなさんは興味を持って笑ってくれたりして、「みんな優しいなあ!」と思いました。

 あやさんは安川純平さんという若手俳優のヲタで、出待ちなどをしながら楽しくガチ恋生活を送っているようでした。姉御肌の素敵な女性で、僕のために酒のおかわりを頼んでくれたりして「優しいなあ!」と思いました。
 一方の僕は、どんよりしたガチ恋生活の話をしました。梨華ちゃんでマスターベーションをしているという話、熱愛報道のショックで精神科に通っているという話などです。梨華ちゃんでのマスターベーションと僕とは切っても切れない関係にあるのでもっと深い話をしたかったのだけれど、聴衆の反応があまり芳しくなかったためさらっと話すだけに留めました。本当は、「梨華ちゃんをマスターベーションの対象として見ていたらいつの間にかガチ恋の対象になっていた。ある意味、肉体関係からの恋である。僕がいまだにガチ恋をしていられるのは、もしかしたらある種の肉体関係があるからかもしれない」という話をしたかったです。また、「“1番好きな人としかセックスをしない”という思想を貫いていたら、38歳になっても童貞ということになってしまった」という話をしたら笑いが起こるかな、と思って話したのですが、会場に微妙な空気が流れてしまい「やばい! 失敗した!」と反省しました。若い女性たちの前で男性側の下ネタを話すのは不適切なのかもしれないな、と思った次第です。でもガチ恋と性の問題は切っても切れない関係にあると考えているので、これからもその問題については深く考察していきたいなと思います。

 イベントでは、トークの途中でプレゼント抽選会が行われました。僕は梨華ちゃんの生写真にピンク色のペンでサインしたものを3枚ほど用意していたけれども、会場の空気を読んで1枚だけプレゼントすることにしました。僕のプレゼントが当選してしまった方には申し訳ない気持ちです。

 トークの最後には、真面目な顔をしながら次のような言葉を聴衆に語りかけました。「ガチ恋をしていると世間の風当たりが強いです。“福山ロス”とか言われて嘲笑の対象になったりします。ガチ恋ヲタの気持ちが思いやられることはほとんどありません。だからガチ恋ヲタ同士、傷をなめ合って生きていきましょう」。

 トークの第1部のあとと第2部のあとには、チェキ会が催されました。僕の両隣のめりぴょんさんやあやさんとチェキを撮る人はたくさんいたけれど、僕とチェキを撮ってくれる人は片手で数えて余るくらいだったから、結構つらかったです。売れない地下アイドルの気持ちを味わいました。でも普通に生きていたらなかなかそんな機会はないので、とても有意義だったと思っています。

ふちりん

1980年生まれ、埼玉県出身。おひつじ座のA型。2003年頃より当時モーニング娘。のメンバーであった石川梨華へのガチ恋を開始。その赤裸々な想いを綴ったブログやTwitterが一部のアイドルファンの間で人気を呼ぶ。趣味は読書やサッカー観戦、アイドル鑑賞、ベースを弾くこと。好きな作家は村上春樹太宰治、中村文則。

耳マン

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