国民・玉木雄一郎代表 再び“餌米”発言「あえて言いますけど...」 政府の減反政策説明で言及

2025年5月29日(木)21時27分 スポーツニッポン

 国民民主党の玉木雄一郎代表(56)が29日、BS11「報道ライブ インサイドOUT」(月〜金曜後9・00)に生出演し、農水省が取り組むべき農政改革に言及した。

 コメ価格の高止まりが続く中、失言などを理由に更迭された江藤拓前農水相に代わり、小泉進次郎農水相が就任。備蓄米30万トンを、これまでの入札による申し込みではなく、政府の言い値で購入希望者を募る随意契約で、25日に業者からの申し込みを開始していた。

 そんな中で玉木氏は28日、衆院農林水産委員会に出席。小泉進次郎農水相への質問の際、「あと1年経ったら実は餌米で出す予定だったんですよ。1年経ったら動物の餌になるようなものを安く売りますったってそりゃ安く出ますよ」などと述べ、物議を醸している。

 番組では、減反政策を続けてきた政府の方針について解説した。その中で、「力を入れていたのは、飼料用米、“餌米”とあえて言いますけど、飼料用米、餌米の生産を拡充することによって、結果的に人間の食べる主食用米の生産を絞って、供給を抑えることで米価を維持する。事実上の生産調整、いわゆる実質上の減反をこの間、続けてきた」と説明。あえての“餌米”発言が再び飛び出した。

 実質的な生産調整の結果、コメ不足につながっていると指摘。「流通の問題はもちろん、目詰まりを解消するとかは必要なんですけど、本当にこの間、やってきた生産を抑制していくと、この政策を転換して、増産に舵を切れるのか。増産した時、値が下がった時に、農家への継続可能な所得が補償されなくなる可能性があるので、直接支払い制度を入れていくと。こういう本格的な農政改革にぜひ取り組んでもらいたい」と、具体策を出しながら政府に改革を迫った。

スポーツニッポン

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