『存在のない子供たち』予告、自分の誕生日を知らない少年が両親を告訴「僕は地獄で生きてる」

2019年5月30日(木)16時17分 映画ランドNEWS

本年度アカデミー賞<外国語映画賞>にノミネートされた『存在のない子供たち』が7月に公開される。この度、ポスタービジュアルと予告編が解禁となった。



その年のパルムドールに輝いた是枝裕和監督作『万引き家族』とともにカンヌ国際映画祭を震わせ、コンペティシ ョン部門審査員賞、エキュメニカル審査員賞を受賞。その後も本年度ゴールデン・グローブ賞ならびにアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた本作。


両親を訴えたい。こんな世の中に僕を産んだから。少年ゼインは自分の誕生日を知らない。中東の貧困、移民などの社会問題を描き、世界を揺るがした衝撃作を監督したのは、『キャラメル』で監督・脚本・主演の一人三役を果たし、カンヌ国際映画祭の初上映で話題をよび多くの映画賞を受賞したナディーン・ラバキー監督。女優としても活躍しており、本年度のカンヌ国際映画祭ある視点部門の審査員長も務める。



ポスタービジュアルは、ラバキー監督が一目見てそのカリスマ性に惹かれ抜擢されたという主人公ゼインの、心奪われるような深い瞳で何かをまっすぐに見つめる姿が印象的なデザイン。


予告編では、「両親を告訴する。こんな世の中に、僕を産んだから。」という衝撃的なオープニングから幕をあけ、物語は過去へと遡り、その理由と経緯をつぶさに描き出す。まだ幼い少年が切に発した言葉の真意とは何だったのか…。中東のスラムという、日本からは地理的・心情的に遥か遠い地域を舞台としながらも、懸命に生きようとする少年の姿が胸に突き刺さる映像となっている。



映画『存在のない子供たち』は7月よりシネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国公開


(C)2018MoozFilms


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