三池崇史監督、フリーランスの映画監督ら支援「カチンコ Project」始動 新型コロナの影響で「才能ある監督の映画業界離れ」危惧
2020年6月5日（金）15時0分 BIGLOBEニュース編集部
日本映画界の将来を担う映画監督や助監督を支援する「カチンコ Project」が、「クローズZERO」「十三人の刺客」などの三池崇史監督が発起人となり始動した。
「カチンコ Project」では、新型コロナウィルス感染症の影響により映像制作が困難となったフリーランスの映画監督・助監督を支援する目的で企画コンテストを6月5日から開催。募集するのは、「今、あなたが撮りたい映画」の企画書で、応募された企画は、日本映画業界を牽引してきた映画プロデューサーの審査により優秀企画賞等が選出される。賞金は、最優秀企画賞が200万円（1本）、優秀企画賞 が100万円（18本程度）の総額約2,000万円となっている。応募された企画は、事務局がリスト化。新しい企画を求める製作者との橋渡しなど、映画化に向けた取り組みを支援していく予定としている。
■三池崇史監督からのメッセージ
「withコロナ」 感染の恐怖。自粛社会の不安。 確かなことは、「しばらくは、元の場所には戻れない」 ということだ。
映画人も例外ではありません。
自粛要請を受け、撮影現場が停止し、 映画館も従来のような興行が行えず。 活動再開に向けて手探りはしてみるものの、その指先に触れるものはなにもない。 大きな船に乗る者はともかく、ひとり裸で泳ぐ者にとってはなす術なし。
いやしかし、このまま黙って沈むわけにはいかない。 泳ごう。なんとか進もう。でも、どっちへ・・・ あしたの映画のための企画発掘プロジェクトが始動します。 題して、『カチンコ Project』。
〜今、私はこんな映画を撮りたい！〜
