『イッテQ!』騒動後に変化、出演者追い詰めない安全方針に

6月6日(木)16時0分 NEWSポストセブン

打ち切り説浮上の『イッテQ!』に内村は?

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 イタリアでは空中ブランコを成功させ、スペインではアクロバティックな闘牛に挑み、フランスではサーカスに出演してトランポリンの大技をキメる──これまで「ANZEN漫才」のみやぞん(34才)は『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系、以下『イッテQ』)で、数々の体当たり企画をこなしてきた。


「その秘訣はなんといっても、みやぞんさんの驚異的な身体能力です。これがあったから、いくつもの課題を乗り越えることができました。だから今回も“みやぞんさんならできる”という過信があったのか、それとも、“なんとか視聴率を上げたい”と無理をさせてしまったのか…。視聴者のリアクション次第では、最悪打ち切りという話も出てきそうです」(日本テレビ関係者)


 日曜夜の定番となった『イッテQ』が、今、再び揺れている。


 5月28日、インドで『イッテQ』の撮影中にみやぞんが左足首を骨折したことが日本テレビから発表された。ロケが行われたのは24日。みやぞんは、木の板をジャンプ台にして火の輪をくぐるという課題に挑戦し、着地の際に左足首をひねったという。約2か月の治療期間を要する重傷である。


「第一報を聞いた編成局長は、携帯電話を持ったまま絶句したそう。場合によっては打ち切りにも発展するケースだからです」(番組関係者)


 過去を振り返っても、番組収録中の事故は、打ち切りに直結する。


「2002年まで放送されていた『筋肉番付』(TBS系)は、視聴率が20%を超えることもある人気番組でしたが、出演者の大学生が相次いで大けがを負ったことで、打ち切りになりました。出演者のけがは、番組制作側にとって最も避けなければならない事態です」(テレビ局関係者)


『イッテQ』の制作陣は、その人気とは裏腹に、最近は余裕を欠いていた。それは、昨年11月に発覚した「ヤラセ騒動」に起因する。


宮川大輔さん(46才)が世界の過激な祭りをめぐる企画『世界で一番盛り上がるのは何祭り?』でラオスの橋祭りを体験したのですが、放送後、ラオスにはそもそもそんな祭りはないと、祭りの捏造疑惑が『週刊文春』で取り沙汰されました。番組側はヤラセではないと否定しましたが、最終的には不適切な演出があったことを認めた。番組の信頼度はがた落ちし、視聴者離れが進んだといわれています。イモトアヤコさん(33才)の登山など、ガチの挑戦をウリにしてきた番組にヤラセ騒動が生じたことで、視聴者は裏切られた気持ちになったのでしょう。その結果、ほかのコーナーも疑惑の目で見られることになってしまいました」(前出・テレビ局関係者)


 そこから、日曜夜の王者だった『イッテQ』の厳しい闘いが始まる。


◆ギブアップ宣言は追い詰めない


いだてん〜東京オリムピック噺〜』(NHK)は視聴率こそ芳しくないが、大河ドラマが放送される「日曜夜8時」は激戦区といわれている。そこに登場した、強力なライバルの存在も大きい。


 所ジョージ(64才)がMCの、バラエティードキュメンタリー『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)だ。


 グーグルアースの衛星写真から一軒家を探し出し、その家をひたすら目指す。住民に「なぜここに住んでいるのか」などと話を聞き、その人の背景にあるドラマをあぶり出す内容だ。


「昨年秋にレギュラー化されました。以降、視聴率はグングン上昇し、今年2月24日放送で初めて『イッテQ』の視聴率を抜きました。ここ最近も視聴率で『イッテQ』を上回るようになっています」(前出・テレビ局関係者)


 5月の視聴率は、『ポツンと一軒家』の全勝だった。みやぞんのけが公表後、初めての放送だった6月2日の対決も『イッテQ』が16.7%を獲得したが、3ポイント近く離された。


 なかなか勝てないその一因には、ある変化があるという。


「最近は安全面を考慮して、出演者に無理をさせないようにしているそうです。3月31日放送で、イモトさんがバンジージャンプを拒否しました。イモトさんはバンジージャンプが大の苦手。以前は、スタッフも出演者も“撮れ高”を気にしてしまうあまり、無理する傾向があった。そのため、ヤラセ騒動以降、タレントからギブアップ宣言が出たら、追い詰めないようにしているそうです。また、少しでもヤラセと誤解されるような演出は行わないといった対策が講じられたため、勢いがなくなってしまった感は否めません」(前出・日本テレビ関係者)


 ほかにも放送前のチェック回数の増加、ADでも気になることはすぐに報告するなどの対策をしているという。


※女性セブン2019年6月20日号

NEWSポストセブン

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