モハメド・アリ、1986年に医師から“余命10年”の宣告受けていた。

6月7日(火)4時32分 ナリナリドットコム

6月3日に74歳で敗血症性ショックにより亡くなったモハメド・アリは、1986年にパーキンソン病と診断された際、“余命10年”と宣告されていたことがわかった。

伝説的ボクサーであったアリは病気発見当時、医者から悲痛な余命宣告を受けるも、ポジティブな精神で最終的に病気発覚から32年間も生き延びることができたのだと、友人ティム・シャナハンは英紙デイリー・ミラーに語っている。

「アリはどんな逆境にも果敢に立ち向かいました。彼は一度だって『なぜ俺なんだ?』と嘆くこともありませんでした。すべての苦難をチャレンジとして受け止めいていましたからね。彼は私に『神はいつも俺に試練を与えていて、俺は毎日その試練に合格していっているのさ』と話していました」
「アリはいつも達成したいと考えていましたからパーキンソン病のような強敵も彼の方法で拒んでいたのです」
「彼はある時『トム、1986年にUCLAの医師団が俺にパーキンソン病であることを告げたときに余命が10年か、もしくは15年って言ったのを覚えているかい? でも俺は30年間もまだ戦っていて、またもや世界を震撼させたんだ』と話していました」

ヘビー級王者に3度輝いたアリは1980年、ラリー・ホームズとの対戦の10週間前に手の震えやスピーチが早口で不明瞭だったことから、パーキンソン病を患っているのではないかと報道が出始めた。そして、医師団はアリの脳に小さな穴を発見。ボクサーとしてのキャリアの間に幾度となく頭にパンチを受けたことでこの症状が現れたのではとコメントしていた。

病気の発覚から5年後、アリはボクシング界から引退し、パーキンソン病の認知を広める活動に力を注ぐようになった。1997年にはアリゾナ州フェニックスにパーキンソン病を患う人たちを包括的にケアするためのモハメド・アリ・パーキンソン・センターを開設している。

アリの公葬はケンタッキー州ルイビルのKFC・ヤム!センターで10日(金)に執り行われることが決定しており、その様子はライブストリーミングされる予定となっている。

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