『ザ・ベストテン』秘話 井上陽水は法事で欠席した

6月7日(火)16時0分 NEWSポストセブン

 久米宏黒柳徹子の司会で、1978年1月にスタートした歌番組『ザ・ベストテン』(TBS系)。お茶の間に浸透し、驚異的な視聴率を叩き出した。


 長きにわたって音楽シーンを牽引していく歌手たちが綺羅星のごとく並んだ1981年9月17日、番組は歴代の最高平均視聴率41.9%を記録した。その伝説の番組の、今だから言える裏話を紹介する。


西田敏行を入れて3人司会?

 黒柳徹子と当時TBSアナウンサーだった久米宏との軽妙なやりとりが話題を呼んだが、実は番組立ち上げ時、西田敏行を加えた3人で司会をする構想があった。黒柳と西田が場を盛り上げ、久米が進行を担当する予定だった。しかし、オファーはしたものの結果的に西田のスケジュールが合わず、その話はなくなったという。


●アルフィーのサプライズが不発

 1984年に、THE ALFEEがランクインした『恋人達のペイヴメント』で出演。そのとき、ファンの自宅をサプライズで訪問する企画が進められた。「でも、当日、ファンの自宅に行ってみると、留守。仕方なく家の前で中継すると、カラオケテープがよれよれで音がうまく出ず、歌いづらくなるというダブルハプニングだったそうです」(元プロデューサー・齋藤薫さん)。


●「法事」を理由に辞退した井上陽水

 出演辞退するニューミュージックの歌手が多かったが、井上陽水は1度だけ出演している。プロデューサーだった故・山田修爾さんは以前、本誌の取材にこう語っていた。「井上さんには何度も交渉して、1984年11月に『いっそセレナーデ』でランクインした時に、ようやく出演してくれました。翌週も出てもらえると思ったら、辞退されてしまって。その理由が『法事のため』。陽水さんの真骨頂だと思いましたね」。


松山千春のトークで百恵歌えず

 松山千春も出演したニューミュージックの歌手のひとり。『季節の中で』で“最初で最後の出演”という約束で、北海道旭川のコンサート会場から生中継での出演となった。当初の予定では冒頭3分間のMCの予定だったが、松山は8分間、しゃべり続けた。結果、その日1位だった山口百恵さんは歌を披露する時間がなくなってしまった。


【データ】

放送局:TBS系

放送期間:1978年1月〜1989年9月

放送回数:603回

主な司会者:黒柳徹子、久米宏、小西博之、松下賢次、渡辺正行 最高視聴率:41.9%(1981年9月17日)


【最終回のベストテン(1989年 9月28日放送)】

1:黄砂に吹かれて 工藤静香

2:太陽がいっぱい 光GENJI

3:リゾ・ラバ 爆風スランプ

4:GLORIA ZIGGY

5:世界でいちばん熱い夏 プリンセス プリンセス

6:淋しい熱帯魚 Wink

7:ドリームラッシュ 宮沢りえ

8:シングル・アゲイン 竹内まりや

9:MISTY〜微妙に〜 氷室京介

10:VIRGIN EYES 中山美穂


※女性セブン2016年6月16日号

NEWSポストセブン

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