映画『町田くんの世界』岩田剛典&石井裕也監督が対談

6月7日(金)16時0分 NEWSポストセブン

映画『町田くんの世界』岩田剛典&石井裕也監督が対談

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 新人の主役×主役級の共演陣でも注目を集める映画『町田くんの世界』(6月8日公開)。岩田剛典をはじめ、高畑充希前田敦子らが高校生役を演じるのも話題に。今回、ちょっと屈折した高校生・氷室雄役を岩田に…と白羽の矢を立てた、石井裕也監督の狙いとは…! 岩田と石井裕也監督のスペシャル対談で、気になる秘話に迫る。


◆肩甲骨で役作り!?


岩田:以前、ショートフィルムで石井監督とご一緒させていただいて、次は長編で…と思っていたんです。今回、監督から『岩田くんにハマり役があるよ』とお話をいただいて嬉しかったですね。


石井監督:少女漫画原作の学園モノにありがちな、通り一遍のキャラクターにはしたくないなと思っていて。氷室はちょっと複雑なキャラクターで…と思った時に、岩田くんが思い浮かんだんです。


岩田:オファーをいただいた時期に、(以前、別作品で共演した)高畑さんにもお話が来ていたんです。たまたま連絡を取り合っていて、2人とも高校生役になるんだよね…という話になったんですよ。高畑さんが、岩田くんがやるなら私も出る…と冗談交じりに言うので、“ぼくはやるよ”“じゃあ、私も”みたいな感じで(笑い)。


石井監督:岩田くんと高畑さん、相性がいいんじゃないかなと思っているんです。実はショートフィルムを撮る前に、高畑さんに、岩田くんはどんな人ですか?って調査したんですよ(笑い)。“ちょっと変わった王子様。すごく素敵な人”だと言っていました。


岩田:ありがとうございます。30才のぼくが高校生役を演じるんだと驚かれるかたもいると思うんですけど、海外に行くと、いまだにティーンはダメだよ…と、止められることがあるんですよ。だから、意外と高校生役も違和感はないんじゃないかな…と(笑い)。役作りでいえば、高校生ということよりも、特徴的な動きがあったのが難しくて。監督に『肩甲骨を動かして』って言われたんですよ(笑い)。


石井監督:肩甲骨を動かせ…なんて、ほかの誰にも言ったことないですよ(笑い)。


岩田:あはは!


石井監督:岩田くんはパフォーマーでもあるので、その身体性が芝居にどう影響するのか興味があったんです。多分、芝居をする時にパフォーマーとして動いてはいけないと、セーブしているんじゃないかと思って。でも、自由に開放していいと思うし、岩田くんが肩甲骨を動かしたら独特の動きになって、氷室というキャラクターが面白くなるんじゃないかなと。でも、すごい迷っていたよね?


岩田:はい(笑い)。


石井監督:意味わからないもんね。でも、意味がわからないくらいでいい。


岩田:高校生なので学校内の話だけど、社会に出てからの人間関係にも通じるものがあるな…と思いながら演じていました。


◆意外な素顔


石井監督:そういえば、岩田くんといっしょに飲んでいる時に、どんな高校生だったの?って、質問したんですよ。そうしたら、ラクロス部だったというので、え!? と思って。意外ですよね。


岩田:ぼくは本当に部活一筋で、毎日、ラクロスの練習しかやっていなかったんです。


石井監督:強かったらしいですよ。あと、撮影現場で岩田くんを観察していて気づいたことがあるんですけど。よくぶつぶつと独り言を言ってるんです(笑い)。


岩田:それ、よく言われます。最近じゃ、抑える意識すらないかもしれない。


石井監督:気づいてるんだ!? 多分、頭が高速回転してるんじゃない?


岩田:結構くだらない独り言も多いですよ。今日、何食べようかなとか(笑い)。


石井監督:本当?(笑い)。


岩田:はい(笑い)。撮影中は、日常生活では味わえない感情のふり幅を引き出されるので、感情が忙しかったです。氷室は自分に少なからず通じる部分があって、わかるからこそのつらさで、感情がぐちゃぐちゃになる感覚もあって…。でも、そのつらさを含めて楽しんでいました。


石井監督:わからないことってたくさんあるけど、最近はシャットアウトしたり、自分の気持ちに蓋をしたりするじゃないですか。でも、そういうものに向き合って、新しい世界を広げていくことは重要だし。不必要なものは壊して、自由に生きていけばいい…というのが映画を通して伝わればと思います。


撮影/黒沼諭(aosora)


※女性セブン2019年6月20日号

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