【インタビュー】ジュノ、ツンデレキャラ話題の主演作「油っこいロマンス」は「大きな挑戦」

2019年6月8日(土)12時0分 シネマカフェ

「油っこいロマンス」ジュノ

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韓国のラブコメディドラマ「油っこいロマンス」のDVD-BOXが現在発売中。これに合わせて、本作で“最強のツンデレキャラ”を演じる日本でも人気のグループ「2PM」ジュノにインタビュー! 本作への思いや共演者とのエピソードを語ってくれた。

ひょんなことから同じ中国料理店で働くことになった落ちぶれ3人組の三角関係を、美味しい料理と一緒に予測不能に描き出す「油っこいロマンス」。主演のジュノをはじめ、恋のライバルにチャン・ヒョク、ジュノ&チャン・ヒョクの愛を独占するヒロインはチョン・リョウォンが演じている。


K-POPスターとしての活躍にとどまらず、「キム課長とソ理事 〜Bravo! Your Life〜」「ただ愛する仲」『二十歳』などに出演し、着実に俳優としての実力を培ってきたジュノ。


本作では、プライドの高さはエベレスト級(!?)高級中国料理店の元スターシェフのソ・プンを演じている。今回役作りのために、1か月間半の猛特訓を積んだジュノは、華麗な鍋さばきや巧みな包丁さばきも代役を使わず本人がこなしており、その手際良さは必見。


また、普段はヒロイン・セウに冷たいが、セウが低体温症になったときには一晩中寄り添い、風邪を引けば気遣うなど、実は尽くし系男子…? 

そんなツンデレ全開のソ・プンを演じたジュノにインタビュー!

——最初に、本作出演の決め手を聞いてみた
まず、「油っこいロマンス」というドラマへの出演を決めたのは、素直に面白そうだったからです。

中華料理店を舞台にしたラブストーリーと聞いたときは、いったいどんな展開になっていくのだろうかとわくわくしましたし、このドラマのキャッチフレーズである「ふつふつと熱くなる中華鍋の中でのラブストーリー」の通り、中華料理店とラブストーリー、そして人々の日常がどう描かれていくのか楽しみでした。

「油っこいロマンス」というタイトルも斬新だと思いましたし、何よりも脚本家のソ・スクヒャン先生のことを信頼していたので、オファーを受けさせていただきました。


——今回演じるソ・プンというキャラクターの魅力とは?
台本を読んだときにソ・プンという人物に魅力を感じたというよりは、僕がこのキャラクターを魅力的に作り上げたいという気持ちが強かったです。

ソ先生の描く男性キャラクターは、とても男らしくてマッチョな人物が多いんですが、僕はこのキャラクターが恋することによってどう変化していくのか、荒っぽい彼が恋に落ちたらどういう風に変わっていくのかに重点をおいて考えました。このキャラクターを研究しながら、愛らしい人物として表現しようと思いました。


——中華料理人を演じる上で行った役作りとは?
実際に、中華の料理人の方から1か月半ほど習いました。中華鍋を回すのと、包丁さばきの練習もしました。

正直に言うと、1か月半で学べるほどソ・プンの持つ技術は簡単なものじゃないんですよ。韓国一のシェフで、ミシュラン二つ星を取った人物を中途半端に演じるわけにはいかないので、できるだけ堂々とした姿を保とうと努力しました。何百度にも上がる危ない火の前で、熱した中華鍋を回しながら凛々しい姿をイメージしながら演じました。

実は普段料理をしないので、この作品に出演するまで料理とは全く縁がありませんでした。いつもは出前を取ったり、母が作ってくれたご飯を食べたり、外食したり。でも、今回のドラマを通じて料理の魅力にはまりました。何よりも、中華料理の種類がこんなにも多く、味もさまざまで、身近にあるようで奥が深いという魅力を知ることができました。

——ヒロイン役のチョン・リョウォン(タン・セウ役)との共演はどうでしたか?
撮影の時に、たくさん助けてもらいました。2人で演じるシーンが多かったので、たくさん話し合いましたし、役者として大先輩に当たるのに、話し合うときはオープンマインドで僕の演技の話も聞いてくださったり、先輩が僕にアドバイスしてくださったり…。本当に、オープンな方なんだなと思いました。

——では、恋のライバルとなるドゥ・チルソン役のチャン・ヒョクとの共演はどうでしたか?
本当に、素晴らしい先輩だと思いました。撮影現場での姿を見ていると、感情をあらわにする方ではないので、そういう姿を見習いたいと思いました。撮影のときに調子のいい時も悪い時もあるはずなのに、常に変わらない姿で撮影して、時には冗談を交えながら雰囲気を和ませてくださるところも尊敬しました。


それから、感動したこともありました。2人で演技について話していたら「あの映画観たことある?」と作品を勧めてくださったのですが、次の日に僕にその作品をプレゼントしてくださったんです。言葉だけの方じゃないんだなと感激しました。

——撮影終了したら、すぐに役は抜けるタイプですか?
常に、余韻に浸っています。これは本当に不思議でもあるし幸いでもありますが、僕は日本でコンサートをしながら歌手活動もしているし、別のスケジュールも行っているので、一つのことだけに浸っている暇がない状況なんです。それが僕にとっては幸いでした。

僕は何かにはまったらすぐ抜け出せない性格なんですよ。でも、多忙なスケジュールがあるのでそういった僕の性格を補ってくれる点が良かったなと思います。

——今後挑戦したい役はありますか?
僕の役者としての経歴は、決して長くもありませんし、まだよちよち歩きのレベルなので、色んな可能性を広げておきたいと思っています。どんな作品をしたいとか、どんなキャラクターを演じたいというよりかは、僕に与えられた位置や状況で演じられる作品や、挑戦したい作品です。

「油っこいロマンス」は、僕にとって挑戦でした。大きな挑戦でしたし、これを演じきりたいという気持ちの強かった作品でした。なので、これからも可能性を広げて色々な作品に挑戦していきたいです。

——日本に行って必ず食べる料理は?
ラーメンが大好きです。

その中でもとんこつが好きですが、地域ごとに有名なラーメンは食べたと思います。みそ、しょうゆ、とんこつ、チャーシュー丼などなど。先日、ラーメン博物館に行ったのですが、そこでも美味しく頂きました。


——最後に、日本のファンへメッセージをお願いします。
このドラマは漫画のように、テンポの早いコミカルな作品です。それから、登場人物たちがどういう風に恋に落ちて生きていくのか、そしてソ・プンという人物がどういう風に復讐を夢見て、危機を乗り越えていくのかをぜひ見守って欲しいです。

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