新海誠『君の名は。』に長澤まさみ&市原悦子出演決定! 大体のファンが歓迎するも、一部からは「プロ声優さんを……」の声!?

6月9日(木)22時0分 おたぽる

『君の名は。』公式サイトより。

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『秒速5センチメートル』(2007年)や『言の葉の庭』(13年)などで知られる新海誠監督の最新作『君の名は。』。今年8月26日の公開を控え、7日に追加キャストが公開。すでに発表されていた、主人公・立花瀧(声:神木隆之介)が密かに想いを寄せるバイト先の先輩・奥寺ミキ役に長澤まさみ、ヒロイン・三葉(声:上白石萌音)の祖母・宮水一葉役を市原悦子が演じることなどを発表した。

 市原悦子といえば、『まんが日本昔ばなし』で1975年から長くに渡って、語り・ほか多くの登場人物を演じてきた実績があるし、長澤まさみも可愛くてオッパイがデカイ上に、スタジオジブリの『コクリコ坂から』(11年)で、主人公・松崎海役を演じた経験が一応ある。加えて、悠木碧、島崎信長、石川界人といった若手人気声優が脇を固めていることもあって、この配役はアニメファンにも割と好意的に受け入れられたのだが、「プロの声優をキャスティングしてほしかった」という声も、僅かながら上がっているようだ。

 スタジオジブリがプロ声優をメインどころではあまり起用せず、役者や芸能人、時にはなぜか庵野秀明氏を起用したり、海外の有名長編アニメの吹き替えに芸能人がキャスティングされるたびにネット上をにぎわせてきたこの手の発言・願望。今回もまた同じような論争がネット上の片隅で、飽きもせず繰り広げられている。

 新海監督本人もそういった事態を予測していたのか、Twitter(@shinkaimakoto)で「アニメで俳優と声優どちらを使うべきか云々は議論になることもありますが、僕たちはシンプルに両者の区別を付けずに声と芝居から選ばせていただいています。本番前にお会いして、声も録らせていただいて、絵に合わせて感触を見たりして、時間をかけて選びます(きっと多くの映画がそうであるように)。」とつぶやいたのだが、一部アニメ・声優ファンからの「いやいや、知名度で選んだだけでしょ」「はっきりスポンサーや宣伝のためです、って認めればいいのに」といった声を誘発する形となってしまったようだ。

 ただ、新海監督は単館公開だった『雲のむこう、約束の場所』(04年)で俳優の吉岡秀隆&萩原聖人、『秒速5センチメートル』(07年)でもモデル・俳優の水橋研二を主人公に起用している。一方で『星を追う子ども』(11年)では金元寿子&入野自由、『言の葉の庭』(13年)では入野自由&花澤香奈と、それぞれ人気声優たちを主人公&ヒロインに据えてみたりと、決して『君の名は。』が東宝肝いりの大規模作品だから、今回に限って有名人を引っ張ってきた、というワケでなさそうだ。

 ちなみに、監督・脚本・演出・作画・美術・編集といった作業をほぼ単独で行い、第7回アニメーション神戸・第6回文化庁メディア芸術祭 デジタルアート部門特別賞、第34回星雲賞 メディア部門、第8回AMD AWARD BestDirector賞 などのさまざなな賞を受賞し、新海監督の伝説的な出世作となった『ほしのこえ』(02年)のDVDには、「声優版音声」「オリジナル版音声」と音声が2パターン収録されている。「オリジナル版音声」は、新海監督の友人である篠原美香が主人公・長峰美加子、そしてもう一人の主人公・寺尾昇役を、なんと新海監督本人が演じている。

 いっそのこと『君の名は。』も「字幕/吹き替え」が選べるように、音声を2パターン収録してみてはどうか、というクソアイデアが脳裏を一瞬よぎったのだが、とにかくもう決まってしまったのだから、今は“ポスト宮崎、細田守”という期待を背負う今夏の注目作『君の名は。』の出来栄え、そしてキャスト陣の演技を楽しみに待ちたい。

 なお、多種多様な意見が飛び出た中で、新海監督や長澤、上白石萌音を揶揄したり、演技を心配する声はあっても、9年ぶりにアニメの声優を務めるという市原の演技を心配する声はほぼ皆無であった。「作品やキャラクターにあっていて、演技が上手ければいいんだよ」という大前提は、映画ファンもアニメファンも役者たちのファンも変わらないようで、一安心である。

おたぽる

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