アニメ映画「ぼくらの7日間戦争」の映像初公開 2020年を舞台に大人へと成長する始めの一歩描く

2019年6月11日(火)12時0分 BIGLOBEニュース編集部

ティザーポスター(c)2019 宗田理・KADOKAWA/ぼくらの7日間戦争製作委員会

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宮沢りえ主演で実写映画化されたベストセラー小説「ぼくらの七日間戦争」を原作としたアニメ映画「ぼくらの7日間戦争」が2019年12月に公開されることが決定した。発表に合わせて特報映像やティザービジュアルも公開された。


「ぼくらの七日間戦争」をはじめとする“ぼくら”シリーズは、累計2000万部を突破している宗田理によるベストセラー小説。1985年に刊行された「ぼくらの七日間戦争」は、初版から3年後には、宮沢りえ初主演映画として公開され大ヒットを記録した。今回のアニメ映画化では、監督を「ドリフェス!」「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術」を手掛けた村野佑太が担当。脚本は「コードギアス 反逆のルルーシュ」「交響詩篇エウレカセブン」などの大河内一楼が務める。


アニメ映画「ぼくらの7日間戦争」の舞台は2020年。インドア派で歴史が好きな高校二年生の鈴原守が、大人の都合で引っ越しを迫られる幼なじみの千代野綾らととも繰り広げる群像劇となっている。公開されたティザービジュアルでは、雄大な山々に向かい、これから始まる7日間に期待に胸をふくらませる少年少女6人が描かれている。また、タイトルは原作の漢数字「七」からアラビア数字「7」へと変更されている。


公開された特報映像では、守を中心に、それまでの何気ない日常生活から大人に対する抵抗の始まりと、少年少女が大人へと成長する始めの一歩、“スタートライン”が描かれている。特報編集は、「君の名は。」の予告や、YouTubeでの累計再生回数が2.7億回を越えるDAOKO×米津玄師「打上花火」のMVを手掛けた10GAUGEが担当した。


<宗田理コメント>
アニメ映画化にあたり、「ぼくら」シリーズの原作者・宗田理先生、本作の監督を務める
村野佑太さんよりコメントを頂きました
宗田理先生よりアニメ映画化にあたり—
子どもたちが常に抱いているいたずら心や冒険心、悪い大人への挑戦を
子どもの視点から描こうと思ったのがきっかけでこの物語は生まれました。
今もこのテーマを変えることなく、シリーズの新作を書き続けていますが、
これが子どもの本心をついているから、いつになっても子どもたちの心をとらえて
読み続けられているのではないかと思います。
これは作者にとってこの上ない喜びです。
今回、この作品が新しいストーリーのアニメ映画になります。
アニメ映画には小説とは違う感動と面白さがあります。
あの物語がどんなふうに表現され、みなさんをとりこにするのだろう。
それを想像すると、原作者としてもわくわくしてきます。
小説とは違う感動をぜひ劇場で体験してください。


<村野佑太コメント>
解放区より愛をこめて—
原作を読んで胸が一番高鳴った場面です。
今の子どもたちが必要としている解放区とはなんだろうか。
原作の発表された時代ほど大人は物分かりの悪い人間ばかりではないし、
生まれた時から当たり前にあるネット環境は大人に内緒で
冒険することを容易くさせました。
しかしどうやら、自分たちの自由な居場所を獲得しやすくなったと同時に、
その居場所を守る為にはまた別の不自由さが生まれているみたいです。
今の子どもたちが巻き起こす、新しい7日間の冒険。
原作と、そしてかつての映画に精一杯の敬意を持って、
新しい「ぼくら」の7日間戦争を紡いでいけたらと思います。


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