“発送”された青年はどこへ辿りつくのか……「クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅」を採点!

6月11日(火)17時0分 文春オンライン

〈あらすじ〉


ムンバイの貧困地域で生まれ育った青年アジャ(ダヌーシュ)は、母の他界を機に、母の遺灰とパスポート、100ユーロの偽札だけを手に、一度も会ったことのない父を探しにパリを訪れる。家具店でアメリカ人女性マリー(エリン・モリアーティ)に一目惚れをし、翌日に会う約束をしたアジャは、宿代を浮かせようと店内のクローゼットに隠れて眠ったところ、クローゼットごとロンドンに向けて発送されてしまう。次々と予期せぬ出来事に巻き込まれ、スペイン、イタリア、リビアを巡りながら、アジャは出会った人たちの人生を、より良い方向へと後押しする。


〈解説〉


ロマン・プエルトラスの人気小説『IKEAのタンスに閉じこめられたサドゥーの奇想天外な旅』を、国際色豊かなキャストとロケーションで映画化した冒険譚。監督は『人生、ブラボー!』のケン・スコット。96分。





  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆ご都合主義の展開だが、世界漫遊の面白さを一貫して軽快なタッチで。イケアのタンスを始め細部もよく考えられている。




  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆インドの手品師とイケアの家具と難民。手札を揃えながら、好感ファンタジーに流れすぎ。もっと怪しく撮れただろうに。




  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆様々な問題を織り込み、お伽噺のように物語は展開。アジャの姿は、ダサさ満載なのに気持ちが和んで応援したくなる。




  • 森直人(映画評論家)

    ★★★☆☆ミニチュアサイズの冒険譚といった趣。お話のスケールの割にこぢんまりした作り。とぼけたミュージカルシーンが妙味。




  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆クローゼットで旅をする(クローゼットがタイムマシンになるなど)という発想の豊かさ。日本人にこのセンスはない。







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INFORMATION


「クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅」(仏、米、ベルギー、シンガポール、インド)

6月7日(金)より新宿ピカデリー他全国公開

監督:ケン・スコット(『 人生、ブラボー! 』 監督)

原作:ロマン・プエルトラス「IKEA のタンスに閉じこめられたサドゥーの奇想天外な旅」(小学館文庫 吉田恒雄 訳)

出演者:ダヌーシュ、ベレニス・ベジョ(『 アーティスト 』 )、エリン・モリアーティ 『 はじまりへの旅 』、バーカッド・アブディ(『 キャプテン・フィリップス 』 )、ジェラール・ジュニョ 『 バティニョールおじさん 』

http://clotabi-movie.jp/




(「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年6月13日号)

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