ヴィラン役が大好評クリス・ヘムズワースに注目『マッドマックス:フュリオサ』特別映像
2024年6月14日(金)19時30分 シネマカフェ
6月8日(現地時間)に公開となった中国でも初登場1位を獲得するなど世界中でフュリオサ旋風を巻き起こしている本作。
クリス・ヘムズワース演じる本作で初登場の悪役ディメンタス将軍も話題となっている。
SNSでは「どのキャラクターも本当にあの世界を体現してて良かったけど、やっぱり1番はディメンタス!MVPです」「クリヘム演じるディメンタスがイカれてるせいで、あのイモータン・ジョーが治める砦の方が相対的にマシに見えるのバグりが過ぎるだろ」「クリヘムのディメンタスは、やってる事は酷いし、行き当たりばったりで頭も悪いんだけど嫌いになれない特異なキャラ」など、すでに鑑賞した人々から大絶賛。
クリスは先日、歴史ある「ハリウッド・ウォーク・オブ・フェイム」に名を刻み、ハリウッド殿堂入りを果たしたことでも話題となっており、いま世界で最も“熱い”ハリウッドスターの1人。
『マイティ・ソー』などでヒーローのイメージが強いクリスが、今回悪役としての怪演を披露し、役者としてさらに幅の広さを見せつけた。彼が演じたディメンタスは、荒野で爆走、略奪、侵攻、支配の限りを尽くし、フュリオサのみならず鑑賞者全員の怒りの炎を燃え上がらせるキャラクター。
幼少期のフュリオサを誘拐し、彼女の目の前で母親を手にかけるという卑劣さ。救世主を気取り、荒廃した世界の支配者になろうとする本作のメインヴィランだ。
このクセのある人物を演じるにあたり、クリスはミラー監督と何度も話し合いを重ねてキャラクター像を練り上げたそう。「彼は荒れはてた地で苦しみながら生きてきたことで、性格が歪んでしまった。かつては希望があったことを、彼は忘れてしまった」と、傍若無人な行動の中にも葛藤があったと分析。これにより単なる悪役ではなく、深みのあるキャラクターとしてディメンタスは誕生した。
クリスの役に対する考えに、ミラー監督も驚愕しており「クリスと初めて会った時、鋭い観察眼に驚いた。『カリスマとはどういう存在だと思う?』と問うと、『ユーモアがあり、人を魅了するリーダーのことだ』と答えたんだ」と、まさに彼がディメンタスを演じるにふさわしいと熱弁。
クリスは撮影中も、ディメンタスが率いるバイカー集団の役者たちと常にコミュニケーションをとり、現場でも自ずと皆の中心にいたという。その振る舞いに対し本作のもう1人のヴィラン、イモータン・ジョー演じるラッキー・ヒュームも驚嘆している。
「こんなに没頭しているクリスは初めて見た」と、役作りに対するクリスの集中力と現実でも人々を惹き付ける“カリスマ性”に衝撃を受けた様子。
こうしたクリスの入念な役作りにより、ディメンタスがついに降臨。ミラー監督は「歴史上の支配者のようだ」と満足げに語り、フュリオサを演じたアニャも「クリスの今回のルックが大好き。初めて見たときとてもクールで、設定にピッタリだと思った」と、その完成度に最大限の讃辞を送った。
ディメンタスの心の機微を演じたクリスに対して、SNSでは「フュリオサ、マックス、イモータンには希望があるが、ディメンタスは果てしない絶望しかない。だからしぶとい」「ディメンタスの人物造形が興味深い。かれの狂気は『人間性の残滓』という感じなんだよね。家族を失って虚無におそわれた人間のあり方のひとつで、そういう意味では彼は闇堕ちしたマッドマックスだ」「ディメンタスは馬鹿で狂ったように振る舞わないとやってられない絶望に呑まれた人間に見えたのでかなり気に入っている」とファンも大絶賛。
さらに「ディメンタスはくそったれなのにどこか可愛いのはクリヘムだからかな」「ディメンタスのマントがフェーズごとに色が変わっていったのも、そのマントを最後追い詰めた頃にはフュリオサが羽織っていたところも、全てが漫画的で美しかった」「衣服が白→赤→黒になったのはヨハネの黙示録に出てくる騎士たちから着想得てるよね。色の順番も同じ」と、ディメンタスのルックスの細かな変化による演出も好評を博している。
本作は、フュリオサの15年の物語だが、ディメンタスの15年の物語と考えると、また違った側面が見えてくるはず。年を経るごとに、見た目や、名乗り方が変わることで、その心の繊細な変化を表現したクリスの熱演も合わせて必見。
なお、6月13日に開催されたファン垂涎の“V8J”協力応援上映が好評につき、6月23日(日)に新宿ピカデリーでの応援上映の追加開催が決定。来場者には<オリジナルうちわ>も配布予定となっている。
『マッドマックス:フュリオサ』は全国にて公開中。
(C) 2024 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.
IMAX(R) is a registered trademark of IMAX Corporation.
Dolby Cinema is a registered trademark of Dolby Laboratories.