夢を捨てきれず声優目指す31歳女性、同い年の成海璃子がエール「やれるところまで頑張ってほしい」

2024年6月15日(土)18時0分 マイナビニュース

●公務員を辞めて再上京「突き進み方がまっすぐで強い」
女優の成海璃子が、フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00〜 ※関東ローカル)のナレーション収録に初挑戦した。担当したのは、16日に放送される『声優になりたくて2 〜アヤの後悔しない生き方〜』。一度は公務員として働いていたが、夢を捨てきれず声優を目指す女性を追った作品だ。
様々な葛藤の中で、後悔しない生き方を送ろうとする彼女の姿に、どんな思いを抱いたのか。話を聞いた——。
○年齢も重い現実として“壁”に
今回の主人公は、宮城県南三陸町出身の彩さん(31)。高校卒業と同時に上京し、公務員として働いていたが、翌年、東日本大震災による津波で兄を亡くし、故郷へ戻ることに。「両親を安心させたい」と、町の職員として6年間働いたが、「人生は明日どうなるか分からないから後悔したくない」と、27歳の時、憧れていた声優を目指し、再び上京。養成所の門を叩いた。
2023年冬。夢を追い始めて4年が過ぎたが、いまだにデビューへの道は開けない。熱狂的なファンを集め、ライブを行うなど、まるでアイドルのような存在として活躍する若手の人気声優たちがいる世界に今から飛び込もうとする彩さんは30歳を過ぎ、年齢も重い現実として“壁”となっている。
故郷の両親からは「いつまで夢を追い続けるのか?」と言われてしまう中、彩さんは、3月に行われる養成所の卒業オーディションに合格できなければ、夢を諦めることを決めた……。
○思い出すオーディション「気持ちがグッと」
今回の映像を見て、成海は「私は声優の業界のことをほとんど知らなかったのですが、ここまで人を惹きつける世界なんだなと感じました」といい、同い年の彩さんについては、「突き進み方がまっすぐで強いなと思いました」と語る。
特に印象に残ったのは、東京に来た姉が、彩さんに現状を確認する場面。「受かりそうなの?」「親のこと、どうするのよ?」「オーディションがダメだったら帰るぐらいの決意がないと」と問いただす姉の姿に、「お姉さんのストレートな感情がすごく伝わってきて、忘れられないです(笑)。やっぱりお父さんは少し甘くなってしまうけど、お姉さんの感情がビシバシと伝わってきました」と、遠慮のない言葉が自身にも刺さった。
緊張感を覚えたのは、彩さんが受けるオーディションの場面も。自身も子役の頃は、毎回オーディションに参加していたが、「すごく苦手なので、あの雰囲気を思い出して気持ちがグッとなりました」と背筋が伸びた様子だ。
●後悔のない役者人生「この仕事が好き」
声優になる夢、故郷の両親、自分の年齢…と考える中で、後悔のない生き方を目指す彩さん。成海は、自身のこれまでを振り返って、「後悔はないです。反省していることは結構ありますが、やりたいと思ったことはやれているかなと思います」と語る。
子役からスタートした役者人生だが、もともと「テレビに出たい」と自分から言っていたのだそう。それだけに、「たまにくよくよして、“もう無理だあ”と思うこともありますが、この業界しか知らないので、“辞めたら何ができる?”と考えるんです。もちろんこの仕事が好きだという気持ちが強いので、これからもずっとやっていきたい!」と意欲を示した。
そんな成海から、彩さんへ「現実を見ることは大切なことですが、夢を追い続けられる環境に今自分がいるというのも、すごく幸せなことですよね。周りのサポートもあるし、やれるところまで頑張ってほしいです」とエールを送った。
○“食らう番組”初ナレーションに大緊張
普段からよく見ているという『ザ・ノンフィクション』。番組への印象を聞くと、「心にズンっとくる“食らう番組”ですよね。その衝撃というのはいろんな種類の感情があるのですが、本当に映し出される人がむき出しなので、ドラマとかフィクションのものでは絶対に撮れない画が映っていると思います」と語る。
最近の放送では、スイスでの安楽死を決断した母親とその家族に密着した『私のママが決めたこと〜命と向き合った家族の記録〜』(6月2日放送)に、「すごいものを見てしまったと思いました」と、強く心を揺さぶられた。
そんな『ザ・ノンフィクション』での初ナレーションは「心臓の音まで録音されるんじゃないかと思うくらい、めちゃくちゃ緊張しましたし、必死でした。でも、心を込めて収録できたかなと思います」と手応えも。
ただ今回は、声のプロである声優を目指す人を追ったドキュメンタリーということで、「めちゃくちゃプレッシャーがありました。VTRの中で、講師の方が“表現が平らなんだよ”とか“雰囲気でしゃべってるから、気持ちがこない”と指導してる場面で、“えっ! 私、できてるかな!?”とドキッとして、ナレーションをしながら身が正されるという不思議な気持ちでした(笑)」と心境を吐露した。
●成海璃子1992年生まれ、神奈川県出身。2000年『TRICK』でドラマデビューし、05年『瑠璃の島』でテレビドラマ初主演。『神童』『書道ガールズ!! わたしたちの甲子園』『ゴーストマスター』などの映画、『昭和元禄落語心中』『青天を衝け』『アイのない恋人たち』などのドラマに出演する。

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