マーク・ラファロ、18kg増量で渾身の一人二役!HBO新ドラマシリーズ上陸
2020年6月18日(木)15時30分 シネマカフェ
「アイ・ノウ・ ディス・マッチ・イズ・トゥルー」 (C)2020 Home Box Office, Inc. All Rights Reserved. HBO(R) and related channels and service marks are the property of Home Box Office, Inc.
本作は、精神疾患を患う双子の兄を一人で支えながら、過去の様々なトラウマや、新たに明かされる衝撃的な家族の秘密など数々の困難に直面しながらも、人生を立て直そうと努力する主人公の葛藤を描いたウォーリー・ラムの同名ベストセラー小説をドラマ化。マーク・ラファロが一人二役で双子の兄弟を見事に演じ分け、TV賞レースでも期待の高まる必見の話題作。
賞レースの最有力候補必至!マーク・ラファロ渾身の役作りと演技力
『アべンジャーズ』シリーズのハルク役や『スポットライト 世紀のスクープ』のラファロが、主人公である一卵性双生児の双子の兄弟を一人二役で熱演、製作総指揮も務めた本作。ラファロにとって本作は、数々の賞を受賞した傑作TV映画「ノーマル・ハート」以来のHBO(R)作品の出演となる。
一卵性の双子ではあるが、精神疾患を患う兄トーマスは、精神安定剤などの薬の影響で弟ドミニクより一回り太めのキャラクター。特殊メイクやCGに頼らず完全に二役を演じ分けることにこだわったマークは、まず9kg減量してから15週に及ぶドミニクのシーンを撮影。
その後撮影をいったん休止し、5週間かけて18kg増量したうえで、統合失調症のトーマスの役に入り込むため様々なリサーチを重ねてラファロの撮影に臨んだ。そんなラファロの渾身の演技は、ほとばしるエモーションと鬼気迫るリアリティで、見る者をぐいぐいと画面に引き込む。その圧倒的なパワーは、全ての観客のハートを鷲づかみにすること間違いなし。
『ブルーバレンタイン』デレク・シアンフランス監督がTVドラマに初挑戦
今回初めてテレビドラマを手掛けたデレク・シアンフランス監督は、脚本・製作総指揮も兼ね、全6話を自ら監督。代表作『ブルーバレンタイン』で、とある夫婦の過去と現在を交錯させながら、その愛の軌跡を描き出した手法は本作でも発揮され、兄トーマスに翻弄された幼少・青年期のエピソードや、前妻との苦い思い出、義父に怯えて育った幼少期の辛い記憶など、過去と現在を交錯させながら、繰り返される不幸にあえぐ主人公ドミニクの苦悩の日々を描いている。
第5話で描かれる、祖父がシチリアからアメリカに移住した当時の回想シーンは『ゴッドファーザー Part ll』を彷彿とさせ、アメリカにおける移民の歴史の一コマもさりげなく垣間見ることできる。監督自身が“6時間の映画”と語るにふさわしい、見応えのある人間ドラマに仕上がった。
さらに、『ザ・ファイター』でアカデミー賞助演女優賞を受賞したメリッサ・レオがドミニクの母親役に、「グッド・ワイフ」でエミー賞を受賞したアーチー・パンジャビが精神科医を演じ、さらにロージー・オドネル、ジュリエット・ルイス、キャスリン・ハーンら名優陣が脇を固めている。