矢部太郎、漫画制作のきっかけは千原ジュニア!? 「あの企画がなかったら…」

6月18日(金)16時30分 ラフ&ピース ニュースマガジン

漫画『大家さんと僕』シリーズが大ベストセラーになったカラテカ・矢部太郎が6月17日(木)、最新刊『ぼくのお父さん』(新潮社)の発売記念トークイベントを開催しました。トークの相手は、矢部自らの志願で、漫画を描くきっかけを与えてくれたという先輩芸人の千原ジュニア。大絶賛された矢部は、恐縮しきりでした。


出典: ラフ&ピース ニュースマガジン


2018年に手塚治虫文化賞短編賞を受賞して、120万部突破の大ヒットとなった漫画『大家さんと僕』シリーズ完結以来となる新作は、絵本作家の“お父さん”と小さな“ぼく”との日常が、ほのぼのとした優しいタッチで描かれたもの。2年ぶりの新作ということもあり、発売前から重版がかかるなど話題となっています。


ジュニアが絶賛「ネギを1本焼いただけなのに…」


MCのタケトから本の感想を求められたジュニアは、のっけから「ほんまにすごい!」と絶賛。「まず絵。少ない線で、多くの人のハートを掴む。ネギ1本焼いただけなのにむちゃくちゃ美味いみたいなのと一緒で、奥行きと温度を感じる。引き算の極致」と褒めちぎると、矢部は「嬉しいです!」と大喜び。


「お笑いでも番組はご一緒させていただいてますし、舞台でも何度もご一緒させていただいてますけど、こんなに褒められたことは一度もないです」と自虐的につぶやきます。


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20年来の付き合いだという2人。矢部が新作の制作にあたって参考にしたのは、ジュニアの兄・せいじに対する接し方だといいます。


「ジュニアさん、せいじさんの話をされるとき、嬉しそうだなぁって。せいじさんのことを話しているときに嬉しい、好きという感じを受けていたんです」


ジュニアは「それは誤解。この話はウケるぞと思ってしゃべってるだけ」と否定しますが、矢部は「でも、奥には愛情があると思う。父や家族のことを描くときに、そういう距離感がいちばん大事なんじゃないかなと思っていました。ジュニアさんが僕に描かせたと言ってもいいかなって」と説明します。


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ジュニアの「帯コメント」の効果


さらに、矢部から重大証言が。


「そもそも『大家さんと僕』を描くことになったのは、ジュニアさんがMCの番組がきっかけ……」


なんでも、矢部の家を「貸し倉庫」のように使っていた番組プロデューサーの荷物が入りきらなくなり、引っ越した先が『大家さんと僕』に登場する大家さんの家だったんだとか。


当時の思い出話から、ジュニアが「太郎ちゃん、絵がうまいから、あの番組でルミネのお客さんの似顔絵を描くことになって」と切り出すと、矢部は「あの企画で100人くらいの似顔絵を描いて自信になりました。あの企画がなかったら、絶対に漫画を描いてなかったです」と振り返ります。


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ジュニアの“影響力”は、それだけではありません。『大家さんと僕』刊行時、書店へ渡すプルーフ版(宣伝用の見本)に無断で“ジュニアさんが褒めてくれました”という一言を添えたという矢部。


ジュニアが「そのあと、すごい賞獲って。又吉(ピース・又吉直樹)の『火花』も帯を書いたら芥川賞獲って……帯あげちん。そこから、むちゃくちゃ依頼来るねん」と語ると、矢部は「前回は勝手にコメントを頂戴しましたが、公式に“帯あげちん”コメントいただけないでしょうか?」と直談判していました。


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絵本作家の父が描いた絵日記


新作の題材となっているのは、実の父で絵本作家のやべみつのりと矢部自身の幼き日々の思い出。矢部は「お父さんのことを描きたいって言ったら、僕が小さいころに描いていた絵日記を送ってくれて。そこから取り入れて描いたんです」と話しながら、父が描いた絵日記をジュニアへ見せます。


ページをめくりながら、「すごいねぇ」と感嘆するジュニア。矢部の描く漫画について、「素朴な太郎ちゃんの良さがありつつ、カラテカでネタをやってたからテクニカルなところも出せんねんなって」と評していました。


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