赤い公園、自身最大規模のワンマンツアーが大団円! モバイルFC「赤ちゃんねる」の発足も!

6月19日(日)14時0分 OKMusic

6月16日@東京 ZEPP DIVER CITY (OKMusic)

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赤い公園が6月16日(木)、自身最大規模のワンマンツアー「赤い公園マンマンツアー2016〜咲き乱れNight?〜」の最終公演を東京 ZEPP DIVER CITYにて行なった。

3月23日に約1年半ぶりとなる3rdアルバム『純情ランドセル』をリリースし、その翌月より全国16箇所のライブハウスを巡っていくツアーとして開催されてきた「赤い公園マンマンツアー2016〜咲き乱れNight?〜」。各地で大盛況となったが、この日も会場にはたくさんの来場者が訪れ、あいにくの天候ながら客席はファンで埋まった。

お馴染みの白装束を身にまとい、「タヒチの夕焼け」と題したSEを背に登場した4人。ギターを手にした佐藤千明(vo,g)の弾き語りから始まったオープニングナンバー「東京」は、かつて海だった場所を埋め立て開発された都内有数の臨海スポット お台場に立地するZEPP DIVER CITYというロケーションにピッタリの選曲といえるだろう。

そこから新旧取り揃えたアッパーチューンが続いていく序盤。「今更」のリズミカルなAメロでベースアンプの後ろに隠れ、上からひょっこり顔を覗かせる藤本ひかり(b)のキュートな仕草に目を奪われていると、津野米咲(g)が突然、エッジの効いたカッティングをかき鳴らした。折り重なるサウンドレイヤーや複雑に入り組んだ構成を、3分前後で潔くまとめるアレンジ力は彼女たちの特徴のひとつだが、続いて披露された最新作『純情ランドセル』唯一のセルフプロデュース曲「14」でも、より洗練されたアンサンブルを巧みに響かせていくのだから驚きだ。

さらに、ここからは10曲連続で演奏すると宣言。地下鉄から始まる「ショートホープ」、タイトル通りのおしゃれなビートが小気味よい「TOKYO HARBOR」とこれまたご当地的なセレクトから、オルゴールの音色が耳に残る「ボール」、変幻自在な歌川菜穂(dr)のリズムに重奏なコーラスが絡み合う「ひつじ屋さん」と次々に披露していく。そこにかつてフジテレビ土ドラ『ロストデイズ』主題歌に起用された人気曲「絶対的な関係」を投入し、観衆との息ピッタリなコール&レスポンスで会場の一体感を高めていく選曲も実に見事である。

その後、一際アグレッシブなサウンドが印象的な「喧嘩」では、間奏に「猫踏んじゃった」の一節をカットインさせるかわいらしいアレンジで魅了。今の時期にぴったりな梅雨の歌「ナンバーシックス」、この日の会場にも訪れていたという母へ向けた「ハンバーグ!」、“好きな人が好きな人"に対する後ろ暗い感情をあえてポップに紡いだ「あなたのあのこ、いけないわたし」などなど……。フェミニンな世界観とインテリジェントな音楽性が融合した、彩り豊かな楽曲を畳みかけて会場を盛り上げていった。

かつおぶしは鰹ではなく木、フライドチキンは鶏ではなく北京ダック、という佐藤の相変わらずの天然っぷりを暴露して笑いを誘い、「せーの」という掛け声から壁のような轟音で会場を埋め尽くす「Canvas」より始まった終盤戦。『純情ランドセル』収録曲を続けた一幕は、この日一番のハイライトと言っても過言ではないだろう。

過眠症を意味するタイトルが冠された「ナルコレプシー」から、より深みへと誘っていく「おやすみ」では、メトロノームが刻む規則的なリズムに、津野が奏でるキーボードの揺らめいた音色が寄り添うように響いていく。そんなまどろんだ雰囲気の中、佐藤が大仰に歌い上げていく幻想的なメロディのリフレインが胸を打つ珠玉のミドルバラード「デイドリーム」で、神々しいライティングと相まって繊細かつ壮大な芸術品を彷彿とさせる瞬間を作り上げたのだ。

そして赤い公園のライブでは定番となっている「ふやける」で、静寂と轟音が入り交じる音像の間を突き破って心まで刺さる佐藤の悲痛な叫びが、真っ赤に染まった会場に何度もこだまする圧倒的な一撃を披露。嵐を思わせる残響に包まれ、なかば放心したように立ち尽くしている観衆に向け、スケール感のあるキャッチーな疾走感が心地よい「KOIKI」や、軽妙なアップテンポを華やかなストリングスが彩る「黄色い花」を畳みかけ、会場中に笑顔が咲き乱れるハートフルな大団円を迎えたのだった。

最後は満場のアンコールにも応え、東京は立川出身の彼女たちならではのコミカルな歌詞が楽しい「西東京」で気合の入ったサウンドを轟かせ、『純情ランドセル』収録曲を全曲演奏し切る形で幕を閉じた「赤い公園マンマンツアー2016〜咲き乱れNight?〜」。20代なかばの女の子とは思えない豊潤な音楽性と卓越した演奏力、津野が紡いだ絶妙な距離感の詞世界を水彩画のように彩っていく佐藤の歌声と、かねてより絶賛されていた抜群の表現力は、ツアーを通して凄みが増したと確信させられる圧巻のアクトだった。

赤い公園は7月より「ロックロックこんにちは!20th Anniversary Special 〜R2 need U, I need U〜」をはじめ「Reborn-Art Festival × ap bank fes 2016」や「ROCK IN JAPAN FES.2016」など日本を代表する夏のイベントへの出演も決定している。他の追随を許さぬ速度で成長する4人は、この夏各地の観衆をどのように驚かせてくれるのだろうか。

また赤い公園のモバイルファンクラブ、その名も「赤ちゃんねる」が7月4日(月)よりスタートすることがわかった。藤本ひかり&歌川菜穂によるチャレンジ企画動画や、新感覚ショートムービー、ひとりぼっちラジオ、ライブ写真を使用した壁紙など、様々な独自のコンテンツを展開し、さらにはオープン記念特別企画も実施されるとのこと。こちらの続報も期待して待とう。

【セットリスト】

1:東京
2:サイダー
3:今更
4:14
5:ショートホープ
6:TOKYO HARBOR
7:ボール
8:ひつじ屋さん
9:のぞき穴
10:絶対的な関係
11:喧嘩
12:ナンバーシックス
13:ハンバーグ!
14:あなたのあのこ、いけないわたし
15:Canvas
16:ナルコレプシー
17:おやすみ
18:デイドリーム
19:ふやける
20:KOIKI
21:NOW ON AIR
22:黄色い花
EN:西東京

OKMusic

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