アンジャッシュ「コントをやらないのはずっと引っかかっている」 好調な仕事のウラにある“飢餓感”

6月22日(金)8時40分 オリコン

アンジャッシュ(左から児嶋一哉、渡部建)(C)oricon ME inc.

写真を拡大

 今年で結成26年目を迎えるお笑いコンビ・アンジャッシュ。近年では個人での活躍も目覚ましく、いまやコンビでの仕事が“レア”ともいえる売れっ子となった。そんな二人に、“尖りきっていた”時期の話、 “コント”への秘めたる思いを聞いた。

■他芸人から “印象最悪”だった2人 後輩が売れて態度に変化
 若手のころから『ボキャブラ天国』シリーズ(フジテレビ系)、『爆笑オンエアバトル』(NHK総合)に出演するなど、テレビへの露出機会は同世代の芸人に比べても多かった。当時「ライバル」といえる存在はいたのだろうか?

渡部建】 当時は、芸人たちの中で「他の奴らとはつるんじゃいけない」という風潮があって、ぼくらも“一匹狼”でいましたね。周りのネタがどんなに面白くても、絶対笑わないみたいな。

児嶋一哉】 たしかに尖っていましたね。その時U-turnというコンビを組んでいた土田晃之からは、最初に会ったときの印象が最悪だったといまだに言われます。めちゃくちゃ感じ悪かったみたいです(笑)。「誰にも負けねぇぞ」とギラギラしていたんでしょうね。

【渡部建】 でもそうやって意地はってやっていたら、同期とか後輩がどんどん売れ始めちゃって…。「もう周りを気にしてる場合じゃない!俺らをどうにかしなきゃ」と“がむしゃらモード”になってから、人のことは気にならなくなりました。

【児嶋一哉】 最初から「笑わねぇぞ」みたいな感じでやっていたら、周りも自分たちのネタで笑ってくれなくなるしね。早くそれに気付けよって話ですけど(笑)。

■「新作を早く作りたい」コントができないことへのもどかしさ吐露
 MCや“グルメ識者”として活躍中の渡部、そしてドラマや映画など俳優としても注目される児嶋。それぞれの強みを活かした活動が目立つ2人だが、アンジャッシュの本職ともいえる「コント」を披露する場は少なくなった。昨年、バラエティ番組ですでに活躍しているアンガールズが『キングオブコント2017』に出場し、決勝に進出するなどの情報は、“コント師”の血を騒がせる出来事でもあったようだ。

【渡部建】 「コントをやらない」というのは、ずっと心にひっかかっています。数年前までは、年1本のペースで新作を作り続けていたんですけど、いまは新ネタを作らなくても、誰からもなにも言われないっていう現状があって…。精神衛生状態をよくするためにも、新ネタを早く作らなきゃなとは常々思っています。

【児嶋一哉】 ありがたいことに、いろいろなドラマや映画に呼んでいただいていますけど、ベースにあるのはコントで培った演技力があってこそだと思うんです。「コントと芝居は違う」という人もいるんですけど、僕の演技はコントで下地ができたと思っていますね。

 コンビで出演するバラエティを見ていると、大抵いがみ合っており、2人の間に“距離感”があるように感じるが、プライベートでは互いの出演番組をチェックするなど、何だかんだで仲が良い。

【渡部建】 積極的には見ないですけどね。家にあるビデオレコーダーで「アンジャッシュ」でワード検索して録画すると、相方の出る番組も拾っちゃって……たまにドラマを見ることもあるんだけど、普通に見れなくなっちゃうんですよ。冷めちゃってストーリーが入ってこない。

【児嶋一哉】 おい(笑)。僕は相方の番組見ますよ。まぁ、さすがに全部は見れませんけど。明石家さんまさんとか、ダウンタウンさんとかビッグネームと絡んでいるときはどういう立ち回りをしているのか気にしたり。

【渡部建】 仕事の内容が違うから、いい距離感で互いに頑張れてるような気はしますね。

【児嶋一哉】 それぞれのキャラも見えてきましたし。もう結成して長いので、一緒の現場が続くのはこっ恥ずかしくて嫌だけど、たまにコンビの仕事がある今ぐらいが丁度よいです。

【渡部建】 今後の理想の活動スタイルは、 “コントライブもやりながら、今まで通りテレビの仕事を続けること”ですね。忙しい中でも、ライブをやってる芸人さんを見ているとやっぱり「かっこいいなあ」と思うんですよ。

(文/綱島深雪 写真/野原誠治)

オリコン

「アンジャッシュ」をもっと詳しく

「アンジャッシュ」のニュース

トピックス

BIGLOBE
トップへ