『サッカー日本代表“伝説の名シーン”』ランキング 1位は「ドーハの悲劇」

6月22日(金)8時40分 オリコン

「ドーハの悲劇」から25年。世界最年長のプロサッカー選手・三浦知良 (C)ORICON NewS inc.

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 いよいよ開幕したサッカーワールド杯ロシア大会。6月19日の日本代表初戦は強敵・コロンビア。戦前の不安を打ち消すような見事な大金星を挙げ、早くも地名にちなみ「サランスクの奇跡」ともてはやされている。日本の真価が問われる24日のセネガル戦も目前の中、ORICON NEWSでは、『サッカー日本代表の名場面』ランキングを調査。歴史的な勝利から悲劇の敗戦…さらに、ピッチ外で起こった印象的な“事件”など、様々な名シーンがランクインした。

■Jリーグブームの中でレジェンド級メンバーが集結! あと一歩で涙をのんだ「ドーハの悲劇」

 見事1位を獲得したのは、全てはここから始まったと言っても過言ではない【ドーハの悲劇】。『1994 FIFAワールド杯』アジア地区最終予選の1993年10月28日にカタールのドーハで行われたイラク代表戦。そのロスタイムで悲願の本大会初出場が目前で打ち砕かれたシーンだ。

 “キングカズ”こと三浦知良のヘディングで先制。後半追いつかれるも中山雅史がシュートを決め2−1で日本の勝利が確定的な中、ロスタイムで相手選手がゴール。その結果、日本は得失点差で予選敗退が決まった。この模様を生中継したテレビ東京での視聴率は同局史上最高の48.1%(関東地区/ビデオリサーチ調べ/以下同)を記録している。

 Jリーグ発足翌年、日本で一大サッカーブームが巻き起こり、その勢いの中で“宿願”をあと一歩で奪われ日本代表が涙をのんだ姿は、国民の記憶に焼き付いて離れない。「あの時のゴン中山の身も世もない落胆悲嘆が忘れられない。これからどんなに日本代表チームが快勝躍進しても多分一生忘れない光景だと思う」(静岡県/50代/女性)、「自分もまだ当時 若くショックを受けた。個性のあるラモス(瑠偉)、柱谷(哲二)、北澤(豪)、カズ(三浦知良)、武田(修宏)、井原(正巳)がいて注目度も高かっただけに」(福岡県/40代/男性)など“レジェンド”級の選手たちの落胆する姿が大きなインパクトを残した。

■震災後の日本を勇気づけた「なでしこジャパン」、『ナウシカ』との“偶然の一致”でアニメファンからも注目

 続く2位にランクインしたのは、日本代表が初めてサッカーW杯の頂点に立った【なでしこジャパン・W杯初優勝】。2011年7月17日の『2011 FIFA女子ワールド杯』決勝で、なでしこJAPANとアメリカが対戦。過去、日本は対アメリカ戦で通算成績0勝21敗3分だったが、見事に“ジャイアント・キリング”を実現。大会初優勝を成し遂げた。

 「それまで殆ど聞いたことも見たこともなかった女子サッカー。ガンガン攻める様子がとても好感を持てたし、震災後の勇気にもなった。サッカーが『男子を見る』スポーツから『女子もやる』スポーツになった」(東京都/20代/女性)と女子サッカーの見方が変わった画期的な優勝だったと若い世代が支持している。

 また、東日本大震災の4ヵ月後に行われたということで「東日本大震災で日本が沈んでいる中でのなでしこJAPANの優勝はとても印象に残っています。トロフィーを頭上にかざしてそこに紙吹雪が舞った『画』が今でも思い浮かびます」(東京都/50代/女性)との声も。金の紙吹雪にブルーのユニフォームを着たなでしこジャパンが包まれた様子は、アニメファンからは『風の谷のナウシカ』の「その者、青き衣を纏いて金色の野に降りたつべし」と語られるラストシーンとの“偶然の一致”を思い出す名場面としても知られている。

■「ドーハの悲劇」を乗り越え、野人・岡野のガッツと中田の笑顔が印象的な「ジョホールバルの歓喜」

 3位には、日本代表が悲願のW杯初出場を果たした【ジョホールバルの歓喜】がランクイン。1997年11月16日、『FIFAワールド杯』アジア第3代表決定戦。マレーシアのジョホールバルで、日本代表はイラン代表と対戦。2-2の延長戦から中田英寿のミドルシュートを相手GKが弾くが、野人・岡野雅行が押し込み、見事勝利。日本が「ドーハの悲劇」を乗り越えて悲願のW杯初出場を果たした同試合(※平均視聴率47.9%)に日本中が歓喜した。

 「ドーハの時は悔しくて眠れなかった。ジョホールバルの時は興奮しすぎてこれまたなかなか眠れなかった!」(福岡県/50代/男性)など、ドーハの悲劇で涙をのんだからこその喜びに打ち震えたファンが多数。「ドーハの悲劇と同じくらいの衝撃だったがやはりうれしい方を挙げたい。何度もチャンスがあって外して外しまくって最後に岡野がゴールしたシーンはすごくうれしかった。その時の中田英寿のホッとした笑みが忘れられない」(東京都/40代/女性)など、野人・岡野のガッツとクールな中田の“キラースマイル”がさらに印象を色濃くした。

■「ハリル、突然の解任」「カズW杯落選」“ピッチ外のドラマ”も多数ランクイン

 その他の順位を振り返ってみると、印象的な試合だけでなく、サッカーならではの、サプライズ人事や微妙な人間関係など、“ピッチ外のドラマ”も多数ランクイン。4位には記憶に新しい【ハリルホジッチ監督、突然の解任】。ロシア・ワールド杯本大会を約2ヵ月後に控える中、4月9日に突如発表されたハリルホジッチ監督との契約解除。会見で日本サッカー協会の田嶋幸三会長は「選手とのコミュニケーションが足りないと伝えたのは事実」と説明。アンケートでは「こんなにW杯間近になって解任されるとは思わなかったから」(北海道/20代/女性)、「ハリルさんの通訳さんが本人よりも先に泣いていたのが印象的だった」(神奈川県/40代/男性)と通訳の突然の涙も含め、大きな話題をもたらした。

 さらに5位には【カズ&北澤 W杯メンバー落選】がランクイン。「ジョホールバルの歓喜」を経て、1998年6月2日、W杯開幕が目前の中で当時の岡田武史監督が「外れるのはカズ、三浦カズ」と独特な言い回しで三浦知良の代表落ちを発表。さらに北澤豪も外れ、長年に渡り日本サッカー界をけん引してきた両者の落選に衝撃が走った。「歴史の転換点であったと思う」(埼玉県/50代/男性)などの声も。

 また、7位の【中田ヒデ、29歳で現役引退 サッカー人生ではじめて人前で涙】、8位の【マイアミの奇跡】などがランクイン。そのいずれも陰日向で仲間たちを支え、貢献してきた立役者が前園真聖だ。若い視聴者には『ワイドナショー』(フジテレビ系)の印象から「サッカー好きのオモシロおじさん」という認識になっている様子。だが、日本が1996年アトランタ五輪予選突破の最大の功労者であり、本大会でブラジルに1-0で勝利した「マイアミの奇跡」のU-23サッカー日本代表ではキャプテンを務めた。そんな今昔物語も話題になるほど、この20数年でサッカー界は劇的に変化してきたのだ。

 NHK総合で放送された日本VSコロンビア戦の平均視聴率(後半 9:53〜)は48.7%を記録。今後の試合展開にどれだけの人が歓喜し、新たな伝説の1ページが書き加えられるのか? 日本代表が挑む“絶対に負けられない戦い”の行方に引き続き注目したい。

オリコン

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