業界初、ロングランで開催する音楽アイディアソン 「バーチャルアゲハスプリングス 19/20」レポート

6月23日(日)8時0分 オリコン

総評を語るagehasprings主宰の玉井健二氏とMCの寺岡歩美(sugar me) 撮影/保井崇志

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 音楽プロデューサー・玉井健二氏が主宰するプロデューサー集団agehaspringsによる完全会員制の研究室(コミュニティ)agehasprings The Lab.が、初のロングラン音楽アイデアソンとなる「agehasprings The Lab. Special Program バーチャルアゲハスプリングス 19/20」を開催。6月1日、その第1回が開かれ、約60名が参加した。

◆第1回のテーマは発掘 あえてA&Rを体験を

 agehasprings The Lab.は、「agehaspringsのクリエーター、スタッフ、入会する人も研究員となって共に音楽を研究し、日本の音楽カルチャーを世界に届ける」というコンセプトのもと、2018年春にスタートしたプロジェクト。業界初の試みとして、ロングランで音楽アイデアソン(アイデアとマラソンを組み合わせた造語=新しいアイデアを生み出すためにクリエーターなどが集まって行うイベント)を開催し、プログラムの参加者の多くが、明らかに価値があると感じたアイデアは、現実にプロジェクト・事業化される可能性があるというもの。会期中、参加者はチームに分かれ、「【Zero Mission.】 発掘&アーティスト・ブランディング・プラン作成」、「【First Mission.】 楽曲単位のプランニング及びイメージ試作」、「【Second Mission.】 PRプラン作成&最適メディア案企画立案」という3つのミッションに取り組む。第1回となる今回は、【Zero Mission.】 発掘&アーティスト・ブランディング・プラン作成」が行われた。

◆新しいスター・ヒットを生む設定 価値あるアイデアには玉井氏が動く

 夕方に設定されたプレゼンに向け、チームごとに意見をまとめていくなか、1回目のトークセッションで、玉井氏が、「アーティストをどうやって見つけ、どうやって育てるのか、という具体的なことを知りたいだろうと思い、それをどうやって皆さんに理解し、吸収してもらうかが大事だと思い、考えた結果、最もシンプルな、『我々が普段やっていることを体験してもらおう』ということになりました。楽しむのもいいですが、設定はガチ。ここから新しいスター・ヒットを生むという設定の中で、妄想を構想に変えてもらえれば」(玉井氏)と話すと、参加者の目線はより真剣度を増し、チーム内の議論はより活発に。

 その後行われた各チームの発表では、それぞれが見つけてきたバンドやソロシンガーをはじめ、アーティスト・アイドル活動をしているチーム内のメンバーや、実在するゆるキャラなどをどういう方向性で売り出すか、真剣にプレゼン。各チームの熱のこもった発表に対し、玉井氏は、課題を挙げながらも、一定の評価を与え、「それぞれが今日話した課題に対し、チームで考えながら、次に進んでほしいと思っています。正直、チームによってもっと濃淡(レベルの差)があると思っていました。もうちょっとグズグズかななんて思いましたが、みんな、なかなかなところを突いてくる。やはり、こういうイベントに参加する人たちは違いますね。価値のあるものについては、本当に動きますし、だからこそ厳しく見させてもらいました。今日考えたことを無駄にしないで、これからもみんなでいろいろと考えてやっていきましょう」と総評をまとめた。

◆業界初のロングラン音楽アイデアソンのタイムスケジュール

11:00 チームごとに自己紹介+チーム名・チーム内プレゼンター決定
一般参加の人々は、自己紹介でお互いを知ることからスタート。一方、玉井氏が講師を務めている青山学院大学生は、すでに顔見知りのため、自己紹介もそこそこに、チーム内でのプレゼンテーションを開始。

11:30 チーム内プレゼンテーション
事前に作ってきた資料などを使い、自らが「発掘」してきたアーティストをチーム内でプレゼン。タブレット端末やノートパソコン、自前の紙資料などを使い、アーティストの魅力と、今後の育成プランなどを話す。

12:40 発表順抽選
各チームの代表者による順番決め。

13:05 トーク&セッション
玉井氏による一回目のトーク&セッション。なぜこのようなことを行うのかなどの今企画の意図などを説明。

14:00 ブラッシュアップ
玉井氏によるトーク&セッションを受け、チーム内でどのアーティストを、どの方向性で推すのか、発表に向けてよりブラッシュアップ。

16:05 チームごとに発表
1チーム持ち時間5分で、代表者がチームの意見を発表。1つひとつのプレゼンに対し真剣にメモを取る玉井氏の姿が印象的だった。17:00 休憩(審査)
頭をフル回転させた受講生たちは発表を終え、安どの表情。一方、玉井氏を含むスタッフは審査へ。

17:45 審査発表+総評
玉井氏による総評。1つひとつのプレゼンに対し、感想と課題を丁寧に説明。

19:00 懇親会
1日一緒に頭を働かせたチームメイトと、軽食とドリンクで労をねぎらい合う。

オリコン

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