【インタビュー】安斉かれん、初挑戦の演技で訪れた変化「いろいろなことに挑戦したい」

2020年6月24日(水)17時0分 シネマカフェ

「M 愛すべき人がいて」第6話 (C) テレビ朝日/AbemaTV,Inc.

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土曜ナイトドラマ「M 愛すべき人がいて」の展開が、佳境を迎えている。テレビ朝日とABEMAによる初の共同制作で作られた本ドラマは、平成の歌姫・浜崎あゆみにまつわる同名小説を基に、ドラマ用に大胆な脚色が施された。主人公“アユ”が、名プロデューサー“マックス・マサ”と出会い、導かれることで、トップスターに上り詰めていく様子が、ドラマティックに描かれている。

アユを演じたのは、先日、歌手デビュー1周年を迎えたばかりの新鋭・安斉かれん。演技に対する新鮮さや懸命さ、どこか孤高を持するクールビューティなところもあいまって絶妙なバランスを醸し、主役として存分に輝きを放っている。残すところ2話となった後半戦のいま、安斉さんに奮闘する思いをインタビューした。

初挑戦の芝居の世界 自分の演技は「うける」って感じで恥ずかしい(笑)


——現在、「M 愛すべき人がいて」撮影の後半戦に入っていると伺っています。“Stay Home”で撮休も長かったと思いますが、現場に戻ったとき、すぐ“アユ”に戻れましたか?

安斉:私自身、役に戻れるかがすごく不安だったので、本番の2日前に、1回リハーサルを入れてもらったんです。その時間があったからこそ、すんなりアユに入れたところもありました。やっぱり2か月も空いてしまうと、戻れるか不安でした。


——OAでは、毎話SNSでトレンド入りしたりと話題になっていますが、安斉さん自身、リアルタイムでご覧になっていましたか?

安斉:現場に入っているとき以外は、しっかり見ていました! 自分の演技は「恥ずかしさで、逆にうける」って感じでした(笑)。実際見ると、「テレビに映っている自分だ〜」って、なんか恥ずかしかったです!


——副音声の放送では、伊集院光さん、ナイツの塙宣之さんなども、安斉さんの演技についてお話しており、すごく盛り上がっていました。皆さんの反応については、どう受け止めています?

安斉:すごくうれしいし、ありがたいです! もともと、お芝居というものが未知だったので、いろいろな意見をいただきます。ただ、自分では何が正解かも、まだわからないものなので、副音声の皆さんのお話はありがたかったです。姫野礼香さん(※田中みな実演じる)とのシーンについても、すごく反響をいただいているんですけど、とにかく礼香さんがすごいので、私も自然とリアクションができている感じです。


三浦翔平は、安斉さんにとって「リアルマサさん!」


——これまでの放送の中で、そのほかの共演者の方からの刺激などもありましたか?

安斉:1話の最後に泣くシーンがあったんですけど、最初は、なかなか泣けなかったんです。そのとき、三浦(翔平)さんが本当にマサになり切ってくれて、「そんなんじゃ、伝わらねえぞ!!」と喝を入れてくださって。私の気持ちを作るために、三浦さんがやってくださったのだと思います。本当に印象的でした。


——安斉さんのために、なり切る三浦さんも非常に熱い方ですね。

安斉:三浦さんは、「俺はマサになる!」とおっしゃっていましたし、私から見たら本当に「マックスマサさん」です。演技を全然知らないところから始めた私を支えてくれているところも、アユを支えているマサとかぶって、“リアルマサさん!”という風に思っています。


——そのほか、初演技で驚いたことや撮影で大変だったことなど、何かありましたか?

安斉:ちょうど先週放送された4話で、冬のシーンがありました。…けど、今、夏じゃないですか(笑)? とにかく暑かったのに、「寒い、寒い…」みたいな演技をしないといけなかったことは、すごく大変でした。汗をいかに出さないか…っていう、そんな大変さは初めてで、難しかったです。


安斉さんが歌っていて一番気持ちいい、90年代の曲とは…?


——安斉さんは、2020年5月で歌手デビュー1周年を迎えられました、おめでとうございます。この1年間を振り返って、自分の成長や、大きく変わったところ、変わらないところなどがあれば、聞かせていただきたいです。

安斉:ありがとうございます! 変わらないところは、デビューするときから音楽が好きな気持ちです。変わったところは、やっぱり…1年前はお芝居をするなんて思ってもみなかったので、すごく幅は広がったのかな、と思います。いろいろなことに「挑戦したい」と思うようにもなりました。


——アユを演じてみて、音楽に対しての向き合い方が変わったなどもありましたか?

安斉:変わったというよりも、この役を通して、90年代の音楽をすごくたくさん聴くようになりました。元々、わたし自身の曲も90年代のリバイバルなサウンドですし、ドラマの中で挿入歌を歌ったりして触れてはいたんですが、しっかりといろいろな90年代の曲を聴くことをあまり意識してこなかったので、新しく聴くようになったのは変化でしたね。

——ちなみに、歌ってみて一番気持ちよかった90年代の曲は何でしたか?

安斉:浜崎あゆみさんの楽曲はドラマの中では自分の曲という設定なので、アユとして緊張しながら歌う場面が多かったので…気持ち良かったという面では「DEPARTURES」(※globe)かも!

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