『かくりよの宿飯』放送開始&キャラソン発売記念 連載企画「隠世の調」第4弾:銀次役・土岐隼一さんインタビュー

6月25日(月)23時0分 アニメイトタイムズ

友麻碧さんの人気ノベル『かくりよの宿飯』(KADOKAWA富士見L文庫刊)のアニメが好評放送中! 雅やかで神秘的な世界観と個性的なあやかし達、主人公の葵が作る料理など見どころ満載ですが、もう1つのお楽しみがアットランダムにキャラが歌う「Special Ending」が流れること。そして、第1クールのSpecial Endingを全曲を収録したキャラクターソング集『隠世の調』Vol.1が7月4日に発売されます。
アニメイトタイムズでは「Special Ending」に使用されたキャラソンを歌うキャストにインタビューする連載企画を実施中。第1クール最後のスペシャルエンディングを担当するのは、みなさんお待ちかねのあのキャラクター!そう、銀次です! 今回は銀次役を演じ、13話のEDで流れたキャラソン「風」を歌った土岐隼一さんにお話をお伺いしました!
 
葵が天神屋の一員であると実感できた13話。物語の折り返し地点であり、新たな展開の予感も——Special Endingが流れた13話の感想をお聞かせください。銀次役 土岐隼一さん(以下、土岐):アニメの折り返し地点であり、ここから物語の雰囲気が変わるスタート地点なので、頑張らなきゃと収録に臨みました。
——13話での印象的なシーンを挙げるとすれば?土岐:やっぱり宴会ですね。今まで葵が環境に溶け込もうとして頑張ってきた成果が13話で開かれた宴会で感じられたんじゃないかなと思いました。天神屋のみんなも葵を手伝って。その状況を見て、銀次としてそばで見守ってきたこともあって、彼女の努力が報われた気がして、とてもうれしかったです。
これまで葵は少しずつあやかし達と仲良くなり、絆を深めてきたけど、「私は天神屋の一員になれたのかな?」と心配していて。でも彼女がいなかったらどうなっていたかと思う出来事もたくさんあったから、天神屋のみんなは自分たちを救ってくれた葵を認めていて。
大旦那も「葵がいてくれて本当によかった」と言っていたし、葵が「銀次さん、今日はほんとに素敵な日ね」というセリフからも喜びを感じている姿も見られてよかったです。
——13話の冒頭で衰弱して倒れていた銀次を本気で心配して、涙する葵の姿も印象的でした。土岐:銀次はずっと葵を助けてきたので……。葵が銀次を心配して涙してくれたり、「私だけじゃなく、天神屋のみんなも銀次さんのこと、頼りに思っているはず」と言ってもらえたことは救いでもあって。その気持ちをかみしめるようにあのシーンは演じました。
——感動もあり、幸福感漂うなか、終盤に折尾屋の青蘭丸がやってきて……。
土岐:葵は知らないことばかり経験してきて、やっと天神屋の一員になれたと思ったら、今度は折尾屋が出てきて戸惑うばかり。葵は本当に苦労人だなと思いました。でも引き続き、銀次として葵を助けていけたらいいなと願っています。
 
葵の頑張る姿やあやかし達と仲良くなる様子が微笑ましい作品。料理の力のすごさも!——『かくりよの宿飯』という作品の印象は?土岐:葵の一途に頑張る姿は応援したくなるし、あやかし達と少しずつ仲良くなっていく様子は微笑ましいし、小難しいことを考えずに気軽に、心地よく、楽しく見られるアニメじゃないかなと思います。僕も楽しみながら演じています。
また、葵の料理があやかしとの関係をつないだり、心を溶かすところもいいですね。ご飯や料理を食べれば幸せな気分になるし、誰かと一緒に食べれば仲良くなれて。音泉で配信中のWebラジオ『ラジオ かくりよの宿飯 〜あやかしお宿でおしゃべりします〜』でもゲストの方に、「おもてなし」を食べていただくと笑顔になってもらえたり、とても良い雰囲気でおしゃべりしていただけているので、おいしい料理の持つ力は偉大だなと感じています。
——演じる銀次の印象、好きなところやここは共感できるという点は?土岐:銀次は大人でできた人……あやかしですね。優しいし、不安があっても決して見せずに誰にでも変わらず接することができます。周りの人が笑顔になることを第一に行動しているところが尊敬できるし、僕もいつか銀次みたいになれたらいいなと憧れます。
——お涼いわく、天神屋最後の優良物件ですからね。土岐:どこにいても女性から引っ張りだこでしょうね。でも大旦那様というカリスマもいますから。銀次以外の葵の周りにいるあやかし達も実は優しくて、人情味があふれてます。怒ったり、クールにふるまっていても葵が困っていると放っておけなくて。それも葵の人柄があるからかもしれませんけど。
——演じる時に心がけていることは?土岐:「感情的にならないように」というディレクションをいただきました。僕も常に物腰やわらかくという点は意識しています。ムッとすることがあっても、敵意を出さないように言葉を選んでしゃべるキャラなので、1つクッションを置いてしゃべるように心がけてます。
13話以降で銀次のライバル的な立ち位置であり、お互いをよく知るキャラが登場しますが、今まで見せていない一面も見られると思います。その時もやり過ぎないようにとか、相手を傷つけないようにと言葉を選んでいる様子を感じられるので、そこは意識してやっています。
 
葵は周りに自然と人やあやかし達が集まってくる素敵な子——主人公の葵についてどう思いますか?土岐:あんないい子だったら、隠世(かくりよ)じゃなく、例えば海外に行ったとしても周りに自然と人が集まってくるんだろうなと思います。
そして、そんな葵に叱咤激励されたら、誰でも頑張らなきゃと思うだろうなと。そんな素敵なキャラです。東山奈央さんが演じられることで、何倍にも魅力を膨らませてくれて、回を追うごとに皆さんも共感や愛着が深まっているのではないでしょうか。
——ご自身が演じるキャラ以外のお気に入りキャラは?土岐:みんな、好きなんですよね。一反木綿のようにマイペースだったり、自分勝手なキャラもいるけど、悪気がなく、どこか憎めないし、土蜘蛛の暁も葵に強く当たっていたけど、それにも理由があって。あやかし達の生き方や接し方にも芯があって、納得できるのでみんなに魅力を感じます。
 
好きなあやかしなど運命的な出会いを感じる作品——銀次は九尾のきつねで9つの姿に変化できますが、もし変化の術を使えるとしたらなりたいものは? あるいはこんなことに使いたいということは?土岐:誰でも動物になってみたいなと思ったことってあると思うんです。鳥になって空を飛んでみたいとか、のら猫になって散歩をしてみたいとか。あとは女性になったり、あやかしになったりとかイメージを具現化できるのはすごい能力だと思います。もしこの能力があったら今の自分ではできないことをいっぱいしてみたいです。
——あやかしと聞いて、連想するものや好きなあやかしは?土岐:「好きなあやかしは?」と尋ねられたら狐ですね。ファンタジーが好きだし、祖母の家が神社の裏で、だから神社でよく遊んでいたことが要因かもしれないです。だから今回、銀次を演じていることは運命的に感じます。実家の商店街でも、親が自営業をやっていたため、若旦那とよく呼ばれていました(笑)。
 
自身で料理も手掛ける土岐さんの驚くべきお菓子体験とは?——葵は料理が得意ですが、作ってもらいたい大好物や、今食べたい気分の料理は?土岐:今はお魚系かな。西京焼きでも煮物でも粕漬けでも何でもいいんですけど、白身魚の料理が食べたいです。この間、クックパッドを見ていたら鮭のホイル焼きが簡単にできそうだったので、実際に作って、もうちょっと味付け欲しいなと思ってマヨネーズを足してみたり……。
——ご自分で料理をされるんですね?土岐:最低限ですがするようにしています。
——ちなみに13話で登場した冷や汁を食べたことはありますか?土岐:あります。祖母が洋食屋をやっていて、よく遊びに行ってつみれ汁や豚汁などいろいろ食べさせてもらっていました。その中に冷や汁もあったんです。祖母の店がお休みの日には教えてもらいながら一緒に料理を作ったりしてました。
昔から、和食を食べることが多かったかもしれないです。うちはお菓子を食べる文化がなくて。間食をさせてくれなくて、初めてスナック菓子を買ったのは高校生の時でした。
——健康的な食生活ですね。土岐:でも、駄菓子トークができないのが寂しくて。小さな駄菓子のヨーグルを初めて食べたのは今年になってからです。横に小さな木の棒がついていたので指で弾いたら「それで食べるんですよ!」と注意されました(笑)。
 
銀次のキャラソン「風」は葵との程よい距離感と想いが詰め込まれた曲
——銀次として歌われているキャラソン「風」を初めて聴いた時の感想とは?土岐:銀次の言いそうな歌詞だなと思いました。いただく前は銀次の曲だから葵さんへの想いを歌った曲になるだろうなと思っていたけど、どの程度の距離感なのか想像つかなくて。
届いた歌詞を見たらいい距離感で、自分の気持ちを吐露するわけでもなく、でも「君ならきっと出来るって信じているから」「ひとりじゃないよ、大丈夫 そばにいるから」と励ましながら、見守っていこうとする銀次のスタンスがすべて表されている気がして。自分の持っている一番で、全力で歌えるようにしなきゃいけないと思いました。
また葵への想いを歌っているけど、普段の生活で疲れたり、ツラいなと感じている人も聴いてもらえたら少しでも元気を出してもらえるように歌えたらいいなと。
——今後、銀次と葵の絆が深まっていくこともあり、アニメを見続けることで「なるほど」と思えるところが増えたり、発見できたりする気がします。土岐:だから13話でこの曲が流れるのがおいしいなって思います(笑)。決して「好き」という言葉を使わず、一歩引いて守る姿はさわやかでカッコイイですね。
 
サウンドは和楽器を用いながらも現代風のさわやかなポップス——曲名の「風」は葵のことでしょうか?土岐:「素直に笑う君は吹き抜けていく風のよう」とあるように、そういう捉え方もできると思います。「風」は一瞬にも普遍的にも身近なものとして感じることができますし、春夏秋冬、どの季節もそばにあるものなので、“一瞬一瞬を一緒に”という意味にも聴こえます。銀次は今は天神屋にいますが、以前は折尾屋に籍を置いていました。
どの場所でも一生懸命に頑張っていて、春夏秋冬それぞれの季節を彼なりに楽しんでいるという部分もあるかも、と思わせてくれる素敵な歌詞です。タイトルの「風」はいろんな捉え方ができると思うので、皆さんの想い想いのイメージや捉え方でいいと思います。
歌詞と言えば、「秋の紅葉 冬の椿」と、「椿」は葵の名字にちなんでいるワードが登場するのもポイントです。
——サウンド感は、和笛や琴の音色は入っていますが、割とポップでさわやかですね。土岐:そうですね。心地いいサウンドやメロディラインに、日本の楽器も入っているので、聴きやすいですし、他のJポップとシャッフルして聴いても全然違和感なく楽しめると思います。
——レコーディングはいかがでしたか?土岐:レコーディング前に僕がイメージして持ってきたものと、ディレクターさんのイメージがほとんど変わらなかったので、気持ちよく歌えましたし、mix後に聴かせていただいたらもっともっときれいな曲になっていて、いい曲に仕上がったなという満足感でいっぱいでした。
 
パーソナリティを務める『かくりよの宿飯』のWebラジオのテーマは“おもてなし”——現在、音泉で配信中のWebラジオ『ラジオ かくりよの宿飯 〜あやかしお宿でおしゃべりします〜』のパーソナリティを務めていますが、どんな番組ですか?土岐:天神屋をオマージュしていて、聴いてくださる「お客様」が『かくりよの宿飯』を楽しんでいただけるようにお送りしている番組です。銀次が毎回、天神屋で働く人やあやかし達をお呼びして、キャラを掘り下げつつ、キャストさんの魅力も引き出しつつ、天神屋の素晴らしさを発信していこうと。楽しいけど、少し大変です(笑)。
□ http://www.onsen.ag/program/kakuriyo/ (ラジオ配信ページ)
——ここまでやってきた中で印象に残っていることは?土岐:おいしいものを食べるとみんな、ボキャブラリーが乏しくなるんだなと(笑)。ゲストの皆さんも、“きっとおいしいものが出てくる”と予想されているようなんですけど、スタッフさんがその想像を遥かに超えるものを用意してくださっています。
ゲストさんも驚きながらも「おいしい」と笑顔なのがうれしくて。詳しい感想とかなくても、食レポは後で僕がすればいいやと(笑)。聴いてくださる方にもゲストさんの「おいしい」が伝わっているようでよかったです。
スタッフ:土岐さんの食レポ能力がどんどん上がっているのが素晴らしいです。食後だけでなく、食べる前から上手で。
土岐:鍋のお料理を紹介する時などは、わざとざらっと表面を削って、鍋を開ける音を意図的に出したりしてますから。彦摩呂さんが以前、ある番組で言っていたのを参考にしました!いつでも食レポのお仕事もお待ちしてます(笑)。
——アニメ同様、空腹で聴くのは避けたほうがよさそうですね。土岐:アニメは放送時間が深夜なので、まさに飯テロな時間帯ですけど、ラジオは好きな時間に聴けるので、そばにお菓子や飲み物などを用意して気軽に聴いていただくのがいいのかなと思います。アニメの収録秘話なども聴けたりするので、ぜひアニメと一緒にお楽しみください。
 
14話以降、懸命に奔走する銀次と困難に立ち向かう葵に応援を!——『かくりよの宿飯』の魅力や見どころ、皆さんへのメッセージをお願いします。土岐:すべての登場人物に信条があり、大切にしている人のために行動しているキャラしかいないので、例え、葵に強くあたっているキャラも裏に守りたい何かがあるんだと思って見ていただけたらと思います。
カッコよかったり、憧れるあやかしもたくさんいて、葵と接することで心が少しずつほどけて、心が通っていき、葵の周りに仲間が増えていくところが素敵ですし、見ていて幸福感を感じる温かい作品だなと思います。
これからも葵には苦難が降りかかりますが、銀次をはじめ、あやかし達が助け、乗り越えていく姿を見守ってください。ついに来週からは2クール目に突入し、舞台も天神屋から折尾屋に変わります。
14話以降、銀次が一生懸命奔走する姿も見られるので、応援していただけたら嬉しいです。そして銀次は九つの変化ができるので、今後も別の変化が見られるのか僕自身も楽しみにしています。第1クールをお楽しみ頂いた方も、これから初めて見るという方も皆さんにお楽しみ頂ける内容です。是非、心を楽にして見て頂けたら、と思います。
土岐隼一さん、ありがとうございました! 次回のSpecial Ending放送後もインタビューを掲載したいと思います。
次は一体誰が登場するのか…!? ぜひお楽しみに!!
 
商品情報■TVアニメ『かくりよの宿飯』
 キャラクターソング集Vol.1“隠世の調” (かくりよのしらべ)
2018年7月4日(水)発売 1,500円+税
アーティスト:various   品番:VTCL-35279  POSコード:4580325 32671 0
https://www.animate-onlineshop.jp/affiliate/affland.php?company_id=101&lsurl=https://www.animate-onlineshop.jp/products/detail.php?product_id=1525299&lstid=AMAUTOTRACK (アニメイトオンラインショップでの購入はこちら)
≪収録曲≫ 全4曲収録
M1.願い花 大旦那(CV:小西克幸) 作詞/作曲/編曲:伊藤直樹

M2.時の砂 暁(CV:内田雄馬)&鈴蘭(CV:内田真礼)  作詞/作曲/編曲:伊賀拓郎

M3. My sweet sweet love 白夜 (CV:田丸篤志)  作曲:斉藤悠弥 作詞:大島はるな 編曲:伊賀拓郎

M4. 風 銀次(CV:土岐隼一) 作詞:伊藤直樹/作曲・編曲:近藤功教

※4曲に加えて、各曲のinstrumentalを収録
そのほか収録曲は随時公開とさせて頂きます!!

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