6年ぶりの新曲がオリコン1位で手島 優が明かす胸のうち「『三パイ締め』をぜひ忘年会とかでやってほしいです」

6月25日(火)11時30分 週プレNEWS

「愛がいっぱいIカップ」をキャッチコピーに、グラビアアイドルとして活躍してきた手島 優(てじま・ゆう)が、約6年ぶりの新曲『ハミ乳パパラッチ』をNYOUTUBER(手島 優)名義でリリースした。

ユーロビートに乗せて「ハミ乳 ハミ乳 マジ卍」とキャッチーに歌い上げる楽曲は、5月26日に公開されるや話題沸騰。有吉弘行矢口真里も絶賛の声をあげ、なんとオリコン1位も獲得(オリコンミュージックストアの月間ダウンロードランキング)するほどのヒットとなっている。

実は2009年の爆乳戦隊パイレンジャーを皮切りに、爆乳三国志、爆乳ヤンキーなどのユニットで音楽活動を行なっていた彼女。爆乳をテーマにした奇想天外な歌詞と、異常なまでに完成度の高い楽曲により、一部の愛好家からは絶大な支持を得ていたが、ついに日の目を浴びるときが来たようだ。

想定外の注目を集めて困惑する彼女に、『ハミ乳パパラッチ』の制作秘話や「おっぱい!」コールが飛び交うライブなど、歌手活動について語ってもらった。

* * *

——今日は"ミュージシャン"として取材しに来ました。

手島 ついにこの日が来ましたね(笑)。

——6年ぶりの新曲『ハミ乳パパラッチ』が話題になってますが、どういう経緯でリリースすることになったんですか?

手島 いままでの爆乳シリーズもそうなんですけど、事務所の偉い方の気分で決まるんですよ(笑)。

去年はDA PUMPさんの『U.S.A.』が大ヒットしたじゃないですか。もともと爆乳シリーズはキャッチーなメロディーのユーロビートが多かったので、改めていままでの曲を聴き直したら、いまの時代に合ってるんじゃないかと思ったみたいなんです。

——時代が追いついてきたと。

手島 そうなんです! それでババッと決まって、去年の夏くらいにレコーディングをしたんです。

——いきなり曲を渡されて、これを歌ってくださいという感じなんですか?

手島 そうですね。仮歌が入ったCDを渡されて。その仮歌の人がめちゃくちゃうまいんですよ。こんなプロの方が歌入れしてくれてるのに、私が中途半端に歌ってはいけないと思って。本当は歌うことが苦手なんですけど......。

——そうなんですか!?

手島 普段、「ちょっと歌ってよ」とか言われるのも恥ずかしいんですよ。

——よくそれでステージに立てますね(笑)。

手島 そうなんですよね。だから、レコーディングのときはアーティストモードに切り替えてがんばってます。

——『ハミ乳パパラッチ』は、今年2月の有吉さんのラジオ(『有吉弘行のSUNDAY HIGHT DREAMER』)で発売未定のままオンエアされて話題となりましたが、なぜこのタイミングでのリリースになったんですか?

手島 最初はAメロが盆踊りっぽかったので、夏のほうがいいんじゃないかという話になって、発表するタイミングを逃したんです(笑)。それで年が明けてから、有吉さんのラジオの話をいただいたので、そこでかけてもらったら、すごくいい反応があったんですよ。

『やついフェス』(エレキコミックやついいちろうが主宰する音楽とお笑いのフェスで、手島は「爆乳ヤンキー」として毎年ライブを披露。2019年は6月15・16日に開催)もあるし、それより前には出したいと言って、5月に配信することになったんです。

——同時にMVも公開して。

手島 もう、急いで撮りましたよ。(クロマキー合成用の)緑バックで踊って。

——低予算感が逆に斬新と話題になってますよね(笑)。振り付けはどうしたんですか?

手島 そこも予算がなかったので、ダンサーをやっている親友に頼んでお安くやってもらいました。それに私、ダンスが苦手なんですよ。

——歌もダンスも苦手って(笑)。

手島 歌って踊るのがダメなんです。だから私が踊れるような振り付けに何回も改良してもらいました。

——MVはショートバージョンしか公開されてませんけど、フルバージョンでは撮ったんですか?

手島 撮りました。本当はフルバージョンを流したかったんですけど、編集が間に合わなくて、まずはショートバージョンだけ公開することになったんです。でも、ちょっと注目されたせいか18禁になっちゃって(笑)。いままでの爆乳シリーズとやってることは変わらないんですけどね......。

もうフルバージョンも完成してて、めちゃめちゃおもしろい仕上がりになっているんですけど、どうやって流そうか考え中なんです。

——改めて曲について解説していただきたいんですけど、『ハミ乳パパラッチ』をもらったときの感想は?

手島 「またこれか」っていうのは正直ありつつ、今回は「ちょっと売れるかも」と思ったんですよ。いまの時代に合っているというか、世間では不穏なニュースが続いているなかで、この突き抜けた明るさとバカバカしい歌詞に感動して。いままでと路線としては変わらないですけど、いままでの曲でいちばん好きです。

——作詞・作曲は、いままでと同じStinky'Oさんですか?

手島 そうですね。同じ人です。

——Stinky'Oさんは何者なんですか?

手島 私も本名を知らないんですよ。いろいろ作家として活躍されてるそうなんですけど、爆乳シリーズをやるときは名前を変えてるらしいです。「こんなのやってると思われたら」と言われて、「こんなのってなんですか!」って(笑)。

——他の仕事に影響が出ますからね。どんな方なんですか?

手島 レコーディングもディレクションしてくださるんですけど、「パイパイの言い方をもっとセクシーに」とか、「もう少しかわいいパイパイで」とか、真顔で言ってくるんです。

——想像しただけでヤバい現場ですね(笑)。レコーディングではどんな指示が?

手島 最初の盆踊りっぽい「乳が出た出た乳が出た」のところは、感情を入れて、抑揚をつけてほしいと言われました。そこはこだわっていたみたいで、今回のいちばんの聴きどころらしいです。

——感情を入れるも何も、どういう気持ちで歌われているんですか?

手島 我に返ったら絶対に歌えなくなるので、普通の恋愛ソングと同じというか、「みんなに私の想い届け!」みたいな感じですかね。普通の歌手の方々は、愛とか友情とか絆とかを伝えたいと思うんですけど、私は愛より"パイ"を伝えたいと思って、気持ちを込めて歌ってます。

——この曲のなかで、いちばんお気に入りのポイントは?

手島 最後の「三パイ締め」ですかね。「パイパイパイ パイパイパイ パイパイパイ パイ」って。これは流行ってほしいなと思って。

——いわゆる「三本締め」のパロディーですよね。「お手を拝借」ではなく「乳を拝借」と歌ってますけど(笑)。

手島 セクハラとかにならないんだったら、ぜひ忘年会とかでやってほしいです。安倍首相とかやってくれないですかね?

——100%ないと思います(笑)。「三パイ締め」の振り付けは、どうなっているんですか?

手島 私はおっぱいを手で叩いてます。けっこうテンポが速いので、挟んだりする振り付けだと間に合わないんですよ。

——確かに(笑)。お客さんも胸を手で叩けばいいんですか?

手島 そこは普通に拍手してほしいです。ライブの最後に『ハミ乳パパラッチ』をやって、みんなで「三パイ締め」をして締めたいですね。

——ちなみに、爆乳三国志の『爆乳マンイーター』には「パイパイ七拍子」がありますよね。

手島 ありますね。でも、あれは他のメンバーが言ってるんですよ。だから、あのときは決め台詞を言えない悔しさがあったんですけど、今回は言えてうれしいなって(笑)。逆に『ハミ乳パパラッチ』のどこが好きですか?

——僕は「前人未到の頂(いただき)」ですね。「頂」は「乳首」のことだと思うんですけど、「前人未到」ということは、「まだ誰にも触られてない乳首」という意味じゃないですか。例え方がおしゃれだなと思って。

手島 アハハハハ(笑)。ダイレクトに乳首だと下品なので、いい表現ですよね。

——あとは「K点越えのボンキュッボン」とか。これ以上は危険なくらい規格外ってことじゃないですか。

手島 私、歌のなかでは高嶺(たかね)の花みたいな、「いいオンナ」扱いなんですよ。バラエティだといじられがちなので、それがうれしくて。たまには褒められたい!

——そして「全米が泣いた私のポロリ」。

手島 全米が泣くって、すごいことじゃないですか。だから振り付けもいろいろ考えたんです。指一本で涙が流れる振り付けだと、ちょっと軽いかなと思って、両手の指10本使って涙を流す振り付けにしたんですよ。そこは振り付けでいちばんこだわりました。

——歌詞と連動してるんですね。

手島 そうじゃないとライブのときに歌詞が飛んじゃうので(笑)。ダンスと歌詞がリンクすると、両方覚えられて一石二鳥だし、そのほうがお客さんも口ずさみながら踊ってくれるかなと思って。だからMVもいいですけど、生で見て一緒に楽しんでもらえたらなって。そのほうが私も自然と笑顔で踊れますし。

——やっぱりライブのほうが楽しいですか?

手島 楽しいけど緊張しますね。畑違いなので。毎年『やついフェス』に出させていただいてますけど、私のファンは5人くらいしかいないんですよ。

——でも、毎年1000人以上入るメーンステージで、めちゃくちゃ盛り上がってますよね。

手島 みんな疲れてるんだと思います(笑)。

——確かに爆乳ヤンキーを見ると、めちゃくちゃ元気が出ます!

手島 そう言ってもらえてよかったです。元気を出してもらえなかったら、私たちの存在価値なんてないですからね(笑)。

——その『やついフェス』以外ではライブ活動をしていないと思うんですけど、なんで年に1回しかライブしないんですか?

手島 需要がないんですよ! 全然お呼びがかからない!

——あえてやらないようにしているのかと思ってました。

手島 いやいや! 呼ばれたら全然出ますよ! 全力の口パクですけど(笑)。

——自分で言っちゃうんですね(笑)。でも、ここ数年は毎年見てますけど、大事なところは歌ってますよね?

手島 最近、申し訳程度にちょっと歌っちゃうんですよ。声出して「あ、間違っちゃった!」って。でも『ハミ乳パパラッチ』に関しては、歌えるところは歌おうと思ってます。ちゃんと(歌入りのオケと)かぶせて。

——「ちゃんと生歌で」じゃなくて、「ちゃんとかぶせて」なんですね(笑)。

手島 当たり前じゃないですか! 生で歌うわけないじゃないですか!

——失礼しました(笑)。手島さん的にライブでの見どころは?

手島 バラエティとかでいじられてるイメージを持ってる方が多いと思うんですけど、歌のときはわりとアイドルしてると思うんですよ。かわいい振り付けもあるし、ずっと笑顔でやってるし。売れっ子アイドルグループになった気持ちでやってるので、「アイドル・手島 優」を見せられるいい機会なのかなと思ってます。

——ライブを見に来た人には、どうやって楽しんでほしいですか?

手島 こっちも全力でバカをやってるので、ライブ中だけでも一緒にバカになってもらえたら。恥じらいは捨てて、一緒に「おっぱい!」と叫んで、日頃の疲れを全部出してほしいです。

——大声で「おっぱい!」と叫べる機会なんて、なかなかないですからね。

手島 そうなんですよ! ライブだとみんな「おっぱい!」コールをしてくれるので。他の現場でやったら逮捕されますからね(笑)。

——「おっぱい!」コールをしてたら、日々の悩みなんてどうでもよくなりそうです。

手島 そういうコメントをけっこういただくんですよ。「もう仕事やめようかなと思ってたけど、こんなバカげたことを一生懸命やってるヤツを見てたら元気出てきた」とか、「昨日死のうと思ってたけどやめた」とか。オーバーに書いてくれたんだとは思うんですけど、こんな私でも人の命を救えたんだなって。

——どんなに気分が沈んでても、歌詞が耳に入ってきたら、つい吹き出しちゃいますからね。

手島 みんなに吹き出すって言われるんですけど、私は吹き出すポイントが一個もないんですよ。どこで笑ってるんですか?

——たとえば『爆乳応援歌』で、「右乳を揺らせ」「左乳も揺らせ」のあとに「乳首、乳首も揺れている」のところとか。何を言ってるんだと思って(笑)。

手島 あー、はいはいはい。

——あとは『爆乳甲子園』の「誇り高き爆乳は、勤勉純潔の証たれ」とか。

手島 校歌っぽく歌ってるところですね。私も「あれ?」とは思うんですけど、笑いはしないんですよ。

——もう感覚が麻痺してるのかもしれないですね(笑)。ちなみに、爆乳について訴えたいことはありますか?

手島 訴えたいことですか(笑)。なんだろうな......おっぱいって、卑猥っぽく扱われがちですけど、みなさんが生まれてから最初に口にするのはおっぱいじゃないですか。なんでそんなエロ目線ばかりで見るんだと。もっと尊い、神のような存在だと思うんですよ。みなさん、間違った目線で見てませんか?

——おっしゃる通りだと思います。

手島 そんなエロエロした目で見てほしくないし、もっと大事に扱うべきだと思うんです。そこは訴えたいですね。「おっぱいは地球を救う」とかギャグっぽく言ってますけど、けっこう本気で思ってますから。

——今後のことも聞きたいんですけど、歌ってみたいテーマはありますか?

手島 年齢も年齢なので、お嫁に行けそうな歌がほしいです。切なる乙女心みたいな、婚活に使えるような爆乳ソング。アラフォーに向けて、女性を勇気づけられる爆乳ソングが歌いたい。そうしたら、私もついに女性から憧れられる存在になれるかもしれない(笑)。

——個人的には「爆乳のバラード」も聴いてみたいです。

手島 無理無理無理無理! いままで派手な音楽に助けられてきたんですから! 声メインの曲なんて絶対にないですよ! 口パクでいいなら歌いますけど。

——バラードで口パクは斬新ですね(笑)。手島さんにとって歌手活動はどんなものですか?

手島 畑違いは自覚しているので、おこがましい気持ちもありますけど、もともとアイドルグループが好きだったので、夢だった部分でもあるんですよね。もし需要があるなら、これからも爆乳を引っさげて、全力でやっていきたいなと思います。

とりあえず「歌手」って言えるようにがんばりたいですね。いまはまだ、いけないことを言ってる感じがしているので。

——「歌手」としての活躍、楽しみにしてます! 最後に、手島さん個人としての目標も聞かせてください。

手島 『ハミ乳パパラッチ』のおかげで「手島 優っていたな」って、もう一回思い出してもらえることが多くなってると思うので、この機会を絶対逃さないようにしたいですね。見てろよ! 売れてやる!って思います(笑)。

●手島 優(てじま・ゆう) 
1982年8月27日生まれ 栃木県出身 血液型=A型 
身長165cm B95 W58 H86 
特技:水泳(元ジュニアオリンピック候補生)、料理(栄養士免許)

取材・文/田中 宏 撮影/五十嵐和博

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