『トイ・ストーリー』は第4弾で完結? 来日したプロデューサーが「これが最終章」と明言
2019年6月27日(木)13時10分 シネマカフェ
全米大ヒット! 監督は「ファンの反応にワクワク」
個性あふれるおもちゃたちと、彼らの持ち主である子どもたちの冒険と成長を描いた大人気シリーズの第4弾。ウッディとバズ、そして仲間たちは新しい持ち主・ボニーの家族旅行に同行し、たどり着いた移動遊園地で、かつての仲間ボー・ピープと再会する。そこから始まる予想を超えるアドベンチャーとは? 全米の映画ランキングでは、シリーズ最高となる約1億1800万ドルのオープニング記録を叩き出し、首位デビューを飾った。
ジョン・ラセターからバトンを受け取り、長編デビューを果たしたクーリー監督は「ファンにとって大切なシリーズで、僕自身も大好きだから、プレッシャーは大きかった」と回想。
それだけに映画の大ヒット&高評価に「ファンの反応にワクワクしている」と安どの表情を見せ、「前作が終わった後、ウッディにはまだ物語があると気づいたんだ」と第4弾製作の理由を語った。
「ウッディとバズの友情なくして成立しなかった」
「今回の結末は、ウッディとバズの友情なくして成立しなかった。本当に誇らしいよ」とクーリー監督。
この発言を受けて、プロデューサーのニールセンは「これが最終章です」と明言し「ウッディとバズの20数年にわたる友情に訪れる結末に、きっと皆さんも驚くはず。わたしにとっても、心が動く感動的な経験だった」としんみり語った。
ちなみに映画のキャッチコピーには「この結末は想像を超える」という文言が使用されており、主要スタッフの2人の発言を物語る形になっている。
ウッディ役の唐沢さん、『トイ・ストーリー』はまるでサザン?
唐沢さん&所さんといえば、第1作『トイ・ストーリー』が日本公開された1996年以来、ウッディとバズを演じ、今回が約9年ぶりの“再会”。
「絆ですか? 確かにウッディは最初、バズに嫉妬していましたが、いまではすっかり大人になって、雰囲気も関係性も変化している」(唐沢さん)、「バズがかわいそうな目にあっていると、まるで自分のことのように思っちゃう(笑)。いまじゃ、わたしのほうがバズ(の性格)に合わせている部分もある」(所さん)とキャラクターへの強い思い入れを示していた。
また、唐沢さんは「第1作を見ていた子どもがいま、親になって、自分の子どもに見せられるでしょ? 世代を超えて愛されるんですから、まるでサザンオールスターズ」と人気の理由を分析していた。
一方、新キャラクター“フォーキー”役で初参戦の竜星さんは「僕が生まれたときからある、大好きな作品の一員になれるなんて。とても感動的」。役作りについては「普段の自分じゃ全然ダメだと思い、生まれたての赤ちゃんを意識した」と話していた。
『トイ・ストーリー4』は7月12日(金)より全国にて公開。