佐藤二朗、柳楽優弥主演『夏目アラタの結婚』に出演「久々にエッジの効いた役」

2024年6月27日(木)17時15分 シネマカフェ

『夏目アラタの結婚』 (C)乃木坂太郎/小学館 (C)2024 映画「夏目アラタの結婚」製作委員会

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乃木坂太郎のベストセラーコミックスを映画化した『夏目アラタの結婚』に佐藤二朗が出演することが分かった。

日本中を震撼させた連続殺人事件の遺族から相談を受け死刑囚に会いに行く元ヤンキーで児童相談所の職員である主人公:夏目アラタを柳楽優弥が演じ、物語の鍵を握る“品川ピエロ”の異名をもつ連続殺人犯にして死刑囚の品川真珠役を黒島結菜が演じる。

この度出演が発表された佐藤二朗が演じるのは、死刑囚アイテムコレクター・藤田信吾役。藤田は、品川真珠に面会に訪れる夏目アラタと、拘置所のロビーで知り合うことになる奇妙で怪しげな男、という役どころ。

柳楽さんと佐藤さんは『星になった少年』(2005年)を皮切りに、堤幸彦監督の『包帯クラブ』(2007年)、実写版『銀魂』2作品や、『今日から俺は!! 劇場版』(2020年)など様々な映画やドラマで共演し、本作で11回目の共演。柳楽さん自身の20年を超えるキャリアの中で、共演回数が最多となっている。

佐藤さんの才能を見出した第一人者と言っても過言ではない堤幸彦が監督を務め、柳楽さんが主演という座組の本作へのオファーについて、佐藤さんは「堤監督は僕がこの映像の世界に入るきっかけを作ってくれた人、恩人と言って良い人ですからね。堤さんからオファーを受けるのは嬉しい。プラス主演の柳楽優弥。本人から『一番共演回数が多いのが二朗さんなんです』と言われて、彼が十代の時から数え始めるとキリがないですが、すごいことだなと。率直に言ってとても好きな俳優なんです。なのでとても嬉しい気持ちでオファーを受けました。柳楽と久々に芝居ができて嬉しかったですね」と明かす。

今回演じた“死刑囚アイテムコレクター”という聞きなれないキャラクターについては、「久々にエッジの効いた役なので、とても面白いなと思いました。その言葉だけ聞くと、ちょっと変わった人という括りにされそうですけれども、死刑囚のアイテムに惹かれる何かが、この藤田という人の中にあるんでしょうし、ただのふざけた人ではないと思っています」と説明。

さらに「クセは強いのかもしれないし、ちょっと変わった趣味ではあるけれども、真剣に死刑囚のアイテムに惹かれている、恋焦がれている事が土台にないといけない。その事だけは忘れずに演じなければ、と常に思っていました」と独特なキャラクターの役作りについて語っている。

そして柳楽さんも、「やはり堤監督との関係性が深い方だと思いましたし、僕自身も最初は14歳のときにご一緒させていただいて、そこから20年近くたつのですが、お会いすると『いつもありがとうございます!』という気持ちになります」と、本作での佐藤さんとの共演について喜びを語っている。

また、「佐藤さんが作り出す唯一無二のキャラクターが好きですし、初めてご一緒させていただいた時から変わらない、独特な空気感、間合い、そしてご自身の人柄がとても魅力的だなと感じています。これからも色々な作品で、ご一緒させていただけたら嬉しいです」とコメントを寄せた。

『夏目アラタの結婚』は9月6日(金)より全国にて公開。

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