映画芸術科学アカデミーの新会員候補に『ドライブ・マイ・カー』の濱口竜介監督、西島秀俊ら
2022年6月29日(水)13時30分 シネマカフェ
日本からは昨年から今年にかけて、アカデミー国際長編映画賞を含む数々の映画賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』のキャスト・スタッフが招待を受けた。俳優部門に西島秀俊、監督部門に濱口竜介、脚本家部門に大江崇允、編集者部門に山崎梓、プロデューサー部門に山本晃久。なお、濱口監督は脚本家部門にも招待されている。メイクアップアーティスト&ヘアスタイリスト部門には『ベルファスト』『スペンサー』の吉原若菜の名前も。
俳優部門の主な新会員候補はカトリーナ・バルフ(「アウトランダー」)、トロイ・コッツァー(『コーダ あいのうた』)、アリアナ・デボーズ(『ウエスト・サイド・ストーリー』)、アニャ・テイラー=ジョイ(『ラストナイト・イン・ソーホー』)ら。
アカデミーによると、候補者の44%が女性、37%が過小評価されている民族・人種、半数がアメリカ国外に住んでいる人たちだという。
2015年に「#OscarsSoWhite」(オスカーは白人だらけ)と批判を浴びたアカデミーは、2020年までに女性と有色人種の会員数を倍増させると宣言し、5年間、新会員を例年より増やす(最大数は2018年の928人)ことでこれを実現。ここ2年間は通常の招待数に戻っている。