一軍デビューのカープ・小園海斗 エラーしても高評価の理由

7月1日(月)11時0分 文春オンライン

 広島のドラフト1位ルーキー、小園海斗(19)が6月20日のロッテ戦で派手な一軍デビューを果たした。同球団の高卒新人野手としては前田智徳以来、29年ぶりに初打席初安打を記録したのだ。



50m5秒8の俊足も魅力の小園 ©共同通信社


「丸(佳浩)でも一軍定着は4年目。鈴木誠也が1年目に一軍に上がったのは9月。この球団に高卒ルーキーをすぐ上で使う文化はないし、特に緒方監督はそういうことをするタイプじゃない。小園もじっくり育てるかと思ったんですが……」(スポーツ紙デスク)


 今回の1番・遊撃でのスタメン出場は、打率1割台と開幕から低迷を続ける田中広輔の不振を受けてのこと。


「5月上旬にも小園を一軍に上げる話があったが、その時はコンディションが悪くて見送りに。田中の連続フルイニング出場記録もかかっていましたから」(担当記者)


 小園の出場で田中の記録は635試合で止まり、鳥谷敬(阪神)が達成した667試合には届かなかった。


「ショートは守りの要。田中は打てなくても守れるので使われてきたが、首脳陣の我慢も限界でした」(ベテラン記者)



3試合4エラーの小園をマイナス評価しない理由


 ただ、小園はスタメンで出場した3試合で4失策。失点や敗戦に繋がった場面もあったが、首脳陣は「経験を積んでくれれば」と、マイナス評価していない。


「緒方監督は初打席初安打に『何か持ってるよね』と喜び、エラーしても『いいところも出たんでね』と責めなかった。打撃面は3試合で3安打を放ち、見逃し三振が1つだけだったので、首脳陣は『しっかり振っていけてる。凡打の内容もいい』と評価しています」(前出・担当記者)


 何より、性格がポジティブなので伸び代があるという。


「ひどいエラーをしても、直後こそ悔しそうにしていただけで、球場を後にする頃には切り替えていました」(同前)


 広島がドラフトで小園を獲りにいったのは「田中と菊池涼介がFAで流出することを覚悟して」(球団関係者)と言うほど、“ポスト田中”候補の1番手。田中は来季中に国内FA権取得の見込みだ。


「東海大相模、東海大の先輩でもある巨人の原監督が狙っているようです。巨人には田中の弟(俊太)も在籍しており、移籍は既定路線のように言われている」(前出・デスク)


 成長次第で小園も連続出場記録を狙える器になりそうだ。



(「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年7月4日号)

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