ケイシー・アフレック「彼が示してくれた」“伝説”R・レッドフォードとの共演を語る

2019年7月5日(金)15時30分 シネマカフェ

『さらば愛しきアウトロー』Photo by Eric Zachanowich. (C)2018 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved

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ハリウッドを代表する名優ロバート・レッドフォードの俳優引退作として話題の『さらば愛しきアウトロー』。この度、本作のデヴィッド・ロウリー監督と3度目のタッグとなるケイシー・アフレックが、念願のレッドフォードとの共演について語るインタビュー映像がシネマカフェに到着した。



ロウリー監督作品は、『セインツ-約束の果て-』『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』に続く3作目の出演となるケイシー。本作では、レッドフォード演じる銀行強盗フォレスト・タッカーの事件の担当を任され、ひとりで彼を追うジョン・ハント刑事を演じている。


レッドフォードと共演のチャンスを得たことについてケイシーは、「アメリカの宝であり伝説。皆の憧れだ。人間として素晴らしいし、才能にあふれた俳優でもある。だから共演する機会を逃す手はなかった」と語る。

昔から彼のファンであり、『ナチュラル』『スティング』『大統領の陰謀』『逃亡地帯』『大いなる勇者』『リバー・ランズ・スルー・イット』など、好きな作品を次々とあげながら、「同じ俳優としては希望を感じられるんだ。どうやって努力して、キャリアを積めばいいのか。彼が示してくれたからね」と憧れだけでなく、俳優として尊敬の思いも語るケイシー。


実際にレッドフォードと共演してみて、「すごくドキドキした。どのシーンも彼が入ると輝きを増すんだ。本人に魅力があるのはもちろん、優秀で経験豊富な俳優だから、役に説得力がある」と、その存在感やスター性に圧倒されたとふり返る。

また、俳優だけに留まらないレッドフォードの活躍については「出演や監督で良質な映画を生み出し(てき)た。例えば『普通の人々』など(がそのひとつ)だ。それにサンダンス・インスティテュートを設立して、若い映画監督や脚本家、製作者を支援してきた」と映画界に数々の貢献をしてきたことを語る。例えば、あのコーエン兄弟やスティーブン・ソダーバーグ、クエンティン・タランティーノ、近年ではデイミアン・チャゼルなどもサンダンス映画祭で頭角をあらわした。

さらに、自身が演じるジョン・ハント刑事については「過去の犯罪をつなぎ合わせ、答えにたどり着いたんだ。多発した銀行強盗の犯人はフォレストだとね。実際彼に手錠をかけたのはジョンじゃないけど、事件を解くのに大きな役割を果たしたのは事実だ」とハント刑事のキャリアで大きな位置を占める出来事だとコメント。


その“フォレスト”については、「一種の理想像を心に抱いてたんだと思う。“暴力を使わない生涯現役の銀行強盗”だ。捕まることもどこかで望んでた気がする。彼なりの美学だ」と分析。映画で描かれている2人について、「2人の生き方を見てほしいね。ジョン・ハントとフォレスト・タッカーの人生だ。彼らはある種互いを補い合ってる。でもとにかく楽しい作品だ」とインタビューを締めくくる。

捕まえたいという思いの反面、フォレストの生き方にも魅力を感じているジョン・ハント刑事を演じるケイシー・アフレック。その演技には、アメリカの宝であり伝説のアウトロー、レッドフォードへのリスペクトが存分に込められている。


『さらば愛しきアウトロー』は7月12日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。

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